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誌上OG訪問
2025.05.24
さまざまな業界のリアルを根掘り葉掘り聞く連載。今回は、日系コンサルティングファームで働く5年目の先輩に話を聞きました。
勤務地:東京都
仕事内容:「私の部署が扱うのは中央省庁の案件。国から次期プロジェクトの情報が開示されると、コンサル各社が資料を作ってプレゼンを行い、選ばれた会社がプロジェクトを遂行。プロジェクトは主に調査や伴走支援(国が推進したいビジネスや新技術の社会実装のための支援)です」
給料:【初任給】23万円 【現在】33万円
ボーナス:100万円/年2回
「3年目以降は、労働時間に関係なく、成果に対して給与が支払われる裁量労働制に。ボーナスは夏と冬の年2回支給され、個人の評価が反映されています」残業時間:平均40時間/月
有給休暇:年20日
「最低5日は消化するのがルール。自分が担当する案件のスケジュールに合わせて、自由に休めます。去年は、さほど忙しくなかったので10日ほど消化しました」

念願だった公共分野の案件を担当! やりがいがあるから忙しくても頑張れる
fashion point
私服をオフィスカジュアル風にコーディネート
キャミソールとペタペタと音がするサンダルを除けば、どんな服装でもOK。クライアントと会う日はジャケットを着ますが、デスクワークだけの日はデニムなどラフな格好で出社することもあります。
公共分野にまつわる仕事をするのが昔からの夢でした
「昔から公共分野に興味があり、国家公務員を目指していました。しかしインターンを経て、おおらかな性格の自分には向いていないと実感。公共事業に関われる民間企業を調べて、コンサルとデベロッパー志望に切り替えました。今の会社は、社員の人柄のよさが決め手に!」
\ START /
7:30
起床
9:30
始業
11:30
昼食
20:00
終業
20:30
帰宅
24:30
就寝
「コロナ禍の影響でオンライン会議が主流になり、クライアントのオフィスに出向く機会が激減。リモートワークも可能ですが、個人的にはオフィスのほうが集中できるので、出社しています。ランチは基本コンビニ飯。12時を過ぎると混むため、早めに買って仕事をしながら食べます。仕事が早く終わった日は、勤務先が近い夫と待ち合わせて、夜ごはんを食べてから帰宅することも」
女性社員の割合が急増中! 常に話し声がするにぎやかな職場
「会社全体の男女比は7:3。近年は女性の志望者も増えており、今年の新入社員の半数は女性。私の部署は約100人で、社内でも人数が多いほう。コミュニケーションを密にとり合う社風のため、オフィスのどこかで常に会話が弾んでいます。部署全体の飲み会は暑気払いと忘年会の年2回。チームのメンバーとは月イチくらいで飲んでいます」
激務で出会いが少ないからか、盛んな印象
「カップルも夫婦も、かなり多いです。激務だから、外部の人と出会う機会が少ないのかも(汗)。でも外資系コンサルのほうが、より社内恋愛が盛んだといううわさ。私自身は昨年、2年の交際の末、社外の人と結婚しました」
「ル ラボ」のハンドクリームは乾燥対策に。仕事中のメモは付箋&太めのペン一択!

「デスクワーク中、手が潤っていると気分が上がるので、こまめにハンドクリームを塗っています。太めのペンは、書きやすさが抜群! ノートだと、ついつい詳細まで書きすぎてしまうから、付箋に要点だけをメモ。プレゼン資料では伝えたいことを端的にまとめなければならないため、その練習も兼ねています」
いい人ばかりで人間関係のストレスが皆無!
「"互いに尊敬し合う姿勢"を大切にする社風で、それぞれの意見を尊重し合うコミュニケーションスタイルが定着しています。上司に対しても気負わずにアイディアを出せる、とても風通しがいい環境に大満足です!」
想像以上に激務! 体力勝負な職種です
「2、3年目の頃は、すべての業務を完璧にしようと、連日深夜まで働いていました。力の抜きどころが分かった今、残業は減りましたが、プロジェクトの終盤には朝方まで会社に残ることも。体力がないと大変すぎるかも」
人生プラン
「20代のうちに子どもを産むことが目標。ちょっと仕事から離れる時間も欲しく、育児休暇をとりたい気持ち。将来的には公共分野の専門性を深めて、40代前半で課長クラスの役職に就きたい」
こんな人にオススメ!
「好奇心が強い人! プロジェクトごとに新しい分野に触れるから、興味がないことも楽しめることが重要。飽きっぽい人にも向いています。体力、精神面のタフさも必要かな」
大学生モニターズからの質問
Q コンサル業界のおすすめポイントはどんなところ?(大学3年)
「勤務体系の柔軟さ。成果主義だから、結果を出せば基本的に働く場所も時間も自由。比較的お給料がよいところもおすすめ」
Q 仕事をする上で大切にしていることはありますか?(大学3年)
「年齢や立場に関係なく、相手の話をきちんと聞くこと。新しい発見があったりするので。また、迷ったらすぐ相談するようにしています」
就活生へのアドバイス
「やってよかったと感じるのは、インターンとOB・OG訪問。人事担当者は、基本的に会社のよい側面しか話さないので。実際に現場で働く人の話を聞いたおかげで、社内の雰囲気やキャリアの築き方を具体的に想像できたし、入社後のマイナスなギャップも少なかったです」
2025年7・8月合併号掲載
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【就活】日系コンサルティングファーム5年目にOG訪問
「自分らしくバリバリ働きたい人に◎」
Staff Credit
イラスト/seko koseko 取材・原文/中西彩乃 web構成/轟木愛美 web編成/ビーワークス