【就活】日系コンサルティングファーム5年目にOG訪問「自分らしくバリバリ働きたい人に◎」【web限定】

先輩、その業界＆裏側ぶっちゃけどうですか？
誌上OG訪問 web版

さまざまな業界で働く先輩に、職場のリアルや仕事内容を聞く連載企画。今回は日系コンサルティングファームで公共部門コンサルタントとして働くOGにインタビュー！

最も力を入れたのは面接対策
進行中の案件を調べて具体策を提案

第一志望だった今の会社は、部長級の面接が最難関と言われていたので、OB・OG訪問を行って、対策に全力を注ぎました。多くの他社でも同じだと思いますが、面接で深堀りされることが二つあり、一つ目はガクチカ（学生時代に力を入れたこと）。きれい事ばかり並べないように注意しつつ、大学で学んだことと仕事との繋がりをアピールしました。

そして、二つ目は入社後にやりたいこと。大手コンサルティングファームのクライアントは幅広く、関わる業界や分野の選択肢が豊富です。私は、長年興味のあった公共事業を扱う部署を志望しており、その部署で自分がどのように貢献できるかを伝えるため、実際に進行しているプロジェクトを調べて、私ができることを具体的に提案しました。OB・OGに、現場で働く人から見てリアリティがある回答かどうかも確認してもらったおかげで、自信を持って挑めました！

コーポレート・ファイナンスを学ぶとGOOD
入社後にTOEICの勉強も必要です

コンサルタントを目指すなら、コーポレート・ファイナンスを学んでおくのがおすすめ。損益計算書と貸借対照表をみてその会社の特徴がつかめるようになったり、数字のおおよその感覚が身についたりするので、入門書でもよいので読んでおくのがいいと思います。私は公共分野のコンサルタントですが、国の政策で企業を動かしたい時、このあたりの知識があるとやはり説得力を持って語れるように。 学生時代にはあまり勉強していなかったため、入社後にたくさん勉強しなければならず、学生のうちに学んでおけばよかったと後悔しています。また、TOEICも、昇格・昇給の条件として一定以上にスコアを上げることが必須になってきますので、入社時点では求められていなくても勉強しておく必要があります！

勤務時間も場所もフレキシブル！
自分らしくバリバリ働きたい人に◎

昔は一般職として入社する女性が多かったようで、役員・部長層に女性管理職がとても少ないのは、会社の課題だと感じています。しかし、今は総合職の女性を積極的に採用しており、30代で課長クラスの役職を務めている方も。また、近年は大きな案件１本に専念するか、もしくは比較的小さな規模の案件を複数受け持つか、働き方を本人の希望で選べるように。私は前者で、プロジェクトの佳境以外はワークライフバランスを保てています。

リモート勤務可能かつ裁量労働制なので、自分の業務さえきちんと行えば、勤務時間は基本的に自由。子どもの保育園のお迎え時間や急な発熱などにも対応しやすいようで、子育てをしながらバリバリ働いている先輩も最近は増えています。ライフスタイルに合わせつつも、仕事を充実させたい人には、特に向いているかと。 ただ、基本的に仕事はハードなことも多いので、絶対に残業したくない人や常にプライベートを優先したいという人にはあまりおすすめできないかもしれません……！

就活生へのアドバイス

やってよかったと感じるのは、インターンとOB・OG訪問。人事担当者は、基本的に会社のよい側面しか話さないので。実際に現場で働く人の話を聞いたおかげで、社内の雰囲気やキャリアの築き方を具体的に想像できたし、入社後のマイナスなギャップも少なかったです

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Staff Credit
イラスト／seko koseko　取材・文／中西彩乃　web構成／吉川樹生