non-noメンバーに登録すると
いろんな特典が盛りだくさん♡
誌上OG訪問
2025.08.21
さまざまな業界で活躍する先輩に、職場&業務のリアルをインタビュー。今回は、高校の教員として働くOGに話を聞きました!
勤務地:東京都
仕事内容:「主な仕事は、教科指導と学級担任、部活動指導の3つ。教科指導とは、担当科目の授業のこと。私は世界史担当で、一日に3、4コマを教えています。学級担任としてはホームルームや提出物の確認作業を実施。部活動指導としてはダンス部とテニス部の副顧問を務めています」
給料:【初任給】22万円 【現在】25万円
ボーナス:60万円/年2回
「残業代は支払われない代わりに、みなし残業制度で基本給の4%が上乗せされます。私は残業が少ないほうですが、同僚の中には月80時間ほどしている人も」残業時間:平均40時間/月
有給休暇:年20日
「生徒の長期休暇期間は休みやすく、その間に有休を消化する人が多数。夏は5日間の夏季休暇も付与されるので、有休と合わせて2週間ほど休む人もいます」
小さい頃から憧れていた学校の先生に! 生徒の笑顔を見るたび、やりがいを実感

ブラウス&スカートできちんと感を
服装の規則はありませんが、生徒の保護者が学校に来ることもあるので、適度にきちんと感のある着こなしを意識しています。ネイルも普段はシンプルなワンカラーが定番。夏休みの期間は、派手な柄&色を楽しんでいます。
教育実習を通じて、子どもの頃の夢を叶えたいと再び決意
「昔から学校が大好きで将来の夢は先生でした。大学で教員の苦労話をたくさん聞き、一度は民間企業の就活もしてみたのですが、教育実習がすごく楽しかったので、教員を目指すことを再度決意。教員採用試験に合格した後、大学院で教育学の知識を深めてから教員になりました」
\ START /
6:00
起床
8:00
始業
8:35
授業開始
12:30
昼食
15:30
授業終了、ホームルーム
18:30
終業
20:00
帰宅
23:00
就寝
「授業の前は、教員同士の打ち合わせやメールチェックを。授業を行わない空きコマの時間を使って、授業の内容を考えたり、生徒に配布する資料を作ったりしています。ホームルーム後は、部活動の指導のほかに、学年通信作り、テストの採点、出欠の登録、休んだ生徒への連絡などをしてから帰宅。昼食は、コンビニなどで買ったものを食べるのが定番」
生徒たちは元気いっぱい! 同僚も優しい人ばかりです♪
「スポーツが盛んな学校だからか元気のいい生徒が多め! 教員は50人ほどで、20代と30代はそれぞれ10人以下。年齢層は高めだけど、若い教員のことを気にかけてくれる人が多く、快適な職場です。教員同士の絆を大切にしており、行事や各学期の後は飲み会を開催。その他にも、仲のいい教員グループで2、3か月に1度は集まって食事へ」
若手教員同士の交際は聞いたことないかも
「30代以上の先輩教員には元同僚と結婚した人が多数いますが、若手の交際や結婚は聞いたことがありません。私が勤める学校は教員の年齢層が高めだからかも? 私自身は、友人の紹介で出会った人と交際中です」
花柄のバインダーにプリントをIN。やるべきことは1冊のノートに

「プリントを持ち歩いたり、立ったままメモしたりすることが多いためバインダーが必須。花柄に惹かれて買ったこちらは、持っているだけで気分が上がり、生徒にも可愛いと褒められます♡ クラスでの連絡事項など大切なことはノート1冊にまとめて書いて、毎日見直し!」
大好きな学校という場所で過ごす充実の日々
「昔から大好きな学校という環境で過ごす毎日が幸せ! 生徒とコミュニケーションをとることはもちろん、親身になってくれる先輩教員とのおしゃべり、学校行事への参加など、すべてが楽しく、充実した日々を送っています」
授業の準備が想像以上に大変です(汗)
「教科指導以外の業務が思っていたよりも多くて、授業の準備にかけられる時間が足りないことが悩みです。準備が中途半端なまま当日を迎えてしまい、もっとクオリティの高い内容にしなくては……と反省したことも」
人生プラン
「教員は基本的に6年ごとに勤務校を異動するので、母校や行事が盛んな学校など、カラーの違ういくつかの高校で経験を積んでいきたいです。私生活では30歳頃までに結婚して、子どもも欲しいな」
こんな人におすすめ!
「まず、学校が好きだった人。コミュニケーション能力が高く、人前で話すのに抵抗がないことも大事だと思います。その上で、日々に変化を求める人には、もってこいかと!」
大学生モニターズからの質問
Q 生徒に教える立場として、大事にしていることは?(大学4年)
「まずは自分がきちんと理解すること。聞いているだけでは飽きてしまうので、ディスカッションや映画鑑賞も取り入れています」
Q どんな瞬間に、一番やりがいを感じますか?(大学4年)
「生徒の笑顔を見るたびにやりがいを感じますが、一番は卒業式かな。生徒がわざわざあいさつしに来てくれて、胸が熱くなりました(涙)」
就活生へのアドバイス
「何事もやってみなきゃ分からないので、チャレンジ精神を大切に! 私自身、教員=ブラックと聞いていたけど、実際は苦労よりも楽しさが勝っています。また、民間企業のインターン経験が生徒の進路相談に乗る際に大活躍。どんなことも経験して損はないと思います!」
2025年10月号掲載
就活対策など、もっと詳しい情報をweb限定で公開中
Staff Credit
イラスト/seko koseko 取材・原文/中西彩乃 web構成/轟木愛美 web編成/ビーワークス