【就活】テレビ局・制作2年目にOG訪問！働かなければ分からない業界の内情をインタビュー！

さまざまな業界で働くOGに、職場のリアルを徹底インタビュー。今回は、テレビ局で番組制作に携わる先輩にお話を伺いました！

テレビ局【制作】▶︎▶︎ 3年目

勤務地：大阪府

仕事内容：「制作部に所属し、私は情報番組を担当。AD（アシスタントディレクター）とディレクターを兼任しており、ADとしては主に生放送中のカンペ出しやロケ収録のサポートなどを、ディレクターとしては2年目の頃から番組内で使用する数分間のVTRの制作を行っています」

給料：【初任給】30万円 【現在】40万円

ボーナス：100万円／年2回
「会社が契約する部屋の家賃9万円が給料から引かれるため、手取りは31万円ほど。ボーナスとは別に、特別賞与として年4回、15万円前後の支給もあります」

残業時間：平均80時間／月

有給休暇：年17日

「担当する情報番組のほか、特番の制作にも携わっていて大詰めの時期は休みなし。有休は年17日付与されますが、法律で必ず休まなければならない5日のみ消化」

制作したVTRが大勢の人に届いた時、頑張ってよかったと感じられる！

fashion point

動きやすい、リラックススタイルが定番

服装のルールはなく、長時間働いても疲れにくい、ゆるっとしたサイズ感のパンツスタイルで出勤することが多いです。ロケ撮影がある日は、カメラに映り込んでしまっても目立たないように、オール黒コーデが鉄板！

この仕事を選んだ理由

楽しく見られるテレビドラマを通じて社会を変えたかった

「昔からテレビドラマが好きだったのと、中学時代に海外に住んでいた際、社会を変えるために活動する同世代の熱意に心を動かされたという経験もあり、人を幸せにしながら、社会をよりよくできるようなメッセージ性のあるドラマを作りたい！と思って、テレビ局を志望しました」

1日のスケジュール

＼ START ／

「ADやディレクターは、それぞれに割り振られた曜日分の放送を担当する制度。担当する曜日は、朝8時からVTRの最終チェックを始めます。生放送が終わったら社員食堂で昼食をとり、午後からは次回以降の企画を考えたり、打ち合わせをしたり、台本を作ったり。帰宅が遅くなっても、必ず湯船にゆっくりつかって疲れを癒やすようにしています！」

社内の雰囲気

部署は男性がマジョリティ。信頼できる先輩に頼っています

「制作部の社員40人中、女性は4人のみ。私が担当する情報番組のチームの社員は私以外、全員男性という男社会です。別の会社に所属するスタッフには女性もいますが、働きにくいと感じる女性がいても不思議ではない環境かも。悩んだら気軽に相談できる先輩がいるのでありがたいです」

社内恋愛ってある？

職場での恋愛率は高め。把握してるだけで20組！

「職場恋愛率はかなり高い印象。社員同士や社員＆外注スタッフも含めると、私が知っているカップルだけでも、20組はいます。特に多忙な部署は出会いの場が限られるため、恋愛に発展しやすいのかもしれません」

仕事のマストアイテム

映像データを保存するSSDは必須！ ヘッドホンで音楽を聴いて気分UP

「SSDとは映像データを保存するためのデバイス。カプセルトイのチャームをつけて、可愛くデコりました♡ 出勤時に欠かせない『SONY』のヘッドホンは、丸みのあるシルエットがお気に入り。テンションの上がる音楽を大音量で聴いて、気合いを入れています」

入社してよかったこと

憧れの人と会えるなど、貴重な経験の連続！

「一番うれしかったのは尊敬する脚本家さんにお会いできたこと！ 他にも人気芸能人の方とお仕事ができたり、撮影でテーマパークの最新アトラクションにいち早く乗れたり、毎日が刺激にあふれていて飽きません」

入社後にギャップを感じたこと

想像を絶する、過酷な労働環境……（泣）

「うわさには聞いていたけれど、毎日こんなに忙しいとは思っていませんでした。なかには過労で体調を崩してしまう人も……。また、新しいことに挑戦したくても、利益を見込めない企画はほとんど採用されず、がっくり」

人生プラン

「いずれは結婚して子どもが欲しいけれど、まずはとことん仕事を頑張りたい！ 体力のある20代のうちにいろいろな経験を積み、35歳までに異動してドラマ制作に携わるという夢を叶えたいです」

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こんな人におすすめ！

「番組制作に欠かせないのが、心身共にタフであること。テレビ局の面接では必ず、体力に自信があるかを聞かれました。その上で、もの作りが好きで楽しめることも大事」

大学生モニターズからの質問

Q 仕事のやりがいを感じるのは、どんな瞬間ですか？（大学3年）

「一生懸命作ったVTRが、電波に乗って多くの人に届いた時。また、家族や友人から『番組見たよ！』と言ってもらうたびにうれしいです！」

Q 番組の企画を考える際に、大事にしていることは何ですか？（大学1年）

「企画書は、上司に自分の興味関心を知ってもらうためのツール。デザインにもこだわってオリジナリティを出すようにしています」

就活生へのアドバイス

「たまたま当たった面接官との相性など、就活は運に左右される部分も大きいので、あまり結果にこだわりすぎないことが大事だと思います。私は、＂できる限りの努力をし尽くす！＂をモットーに取り組んだ結果、自分を責めることも後悔することもなく、終えられました！」

2025年11月号掲載

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【就活】テレビ局3年目にOG訪問
「本気で辞めたいと思ったことはない！」