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誌上OG訪問
2025.10.21
さまざまな業界で働くOGに職場のリアルをインタビュー! 今回は、大手証券会社で法人営業として働く先輩に話を聞きました。
勤務地:東京都
仕事内容:「未上場企業やそのオーナーさまの資産運用をサポートすることが主な業務。それぞれの資産のバランスシートを見ながら、有価証券や投資信託、保険といった商品の購入を提案します。長らく取引がないクライアントに、資産運用の再開をアプローチすることも業務の一つです」
給料:【初任給】25万円 【現在】38万円
ボーナス:150万円/年1回
「毎月のお給料は固定額プラス残業代。年1回のボーナスのみ、個人の業績が反映されます。繁忙期はなく、20時間を超えて残業することはめったにありません」残業時間:平均20時間/月
有給休暇:年20日
「夏休みや年末年始の休暇は定められておらず、それぞれ好きなタイミングで休むシステム。個人で動く仕事なので休みやすく、去年は15日ほど消化しました」

日々クライアントのもとに足を運び信頼関係を築いています!
オールシーズンジャケットを着てきちんと!
クライアントと面談の約束がある時だけでなく、社外でバッタリ遭遇する可能性も考えて、出勤日は必ずジャケットを着用。中はクリーンな白シャツが定番。ノーアクセサリーにストレートヘアで、かっちり感を意識。
人生の糧にもなる金融の知識を身につけたかった!
「やりたいことや貢献したい企業が見つからず、自分の人生にも役立つ仕事ならやりがいを感じられるかも!と思い、金融業界を志望。銀行と悩み、より資産運用の知識が身につく証券会社に入社。数字は不得意でしたが、育成プログラムが充実していると聞いて、安心しました」
\ START /
6:00
起床
8:30
始業
10:30
クライアントを訪問
12:30
昼食
13:30
クライアントを訪問
15:30
帰社
17:00
終業
19:30
帰宅
23:00
就寝
「出社したら、まずは日本が夜の間に動いていたアメリカの株式市場の情報を調べて整理。9時に日本の株式市場が開いたら、株価の変動をクライアントに報告し、売買の意向を確認します。その後は、午前と午後に1社ずつクライアントを訪問し、資産運用の提案をするのが日課。退勤後はピラティスに行ったり、同期と食事を楽しんだりしています」
風通しがよくて、ホワイト! とても働きやすい環境です
「男女比は7:3と男性が多めではありますが、営業部は年齢層が若く、課長クラスも30代だから誰にでも気軽に相談できて、風通しのいい職場です。また、上司が部下の業務量をしっかり管理してくれているため、とってもホワイト! 18時30分には、ほぼ全員が退勤しています」
他支店に勤める同僚と交際する人が多い印象!
「私が在籍する支店内ではあまり聞きませんが、他支店の人とつき合っている同僚はかなりいると思います。また、先輩には社員同士のご夫婦も多いです。私の部署だけでも150人と社員数が多いので、恋愛しやすいのかも」
単位表示機能つき計算機と高機能なアップルウォッチでミスを回避!

「大きな金額を扱うため、桁数を読み違えないように単位表示機能がついた計算機が手放せません。また、忙しいクライアントとの面談は時間厳守! アラームをかけられたり、リマインダーの通知を受け取れたり、機能豊富なアップルウォッチが大活躍しています」
世界情勢に詳しくなり、視野も広がる!
「株価は世界情勢に影響を受けるため、入社してから毎日、新聞を読むように。知識が増えて視野も広がり、成長を実感しています。また、金融についてしっかり学べたおかげで、自分自身の資産運用にも生きています」
なかったはずの飛び込み営業に大苦戦
「就活時に飛び込み営業はしないと聞き、安心して入社したのですが、コロナ禍で一時的に中止されていただけだったと発覚。わざわざ遠くまで足を運んでも、面談すら断られることも多く、体力的にも精神的にもつらい……」
人生プラン
「昇進前に産休・育休を取った先輩は、復職後も役職につけていない確率が高く、子育てをしながらキャリアアップするのは難しそう。もしも結婚する機会が訪れたら、転職を検討するかもしれません」
こんな人におすすめ!
「粘り強く頑張れる人! 営業の仕事は、自ら積極的に行動しないと成績は伸びません。断られ続けてもめげない強いハートと、フットワークの軽さ、サービス精神が大事です」
大学生モニターズからの質問
Q 顧客に大きな投資を提案する際、大切にしていることは?(大学3年)
「投資のリスクも丁寧に説明し、納得していただくことを大事に考えています。それが信頼関係の構築につながっていくと思うので」
Q 営業職として会話をする上で意識していることは?(大学3年)
「笑顔と、自分の引き出しを増やすこと。接点があると会話が盛り上がるので、旅行やゴルフなど、いろんなことにチャレンジしています」
就活生へのアドバイス
「夢や目標がなかった私は、早い段階で金融業界に絞って就活をしました。改めて振り返ると、やりたいことがないからこそいろんな業界を見てみたら、新しい発見があったかもしれないな……とちょっぴり後悔。私と同じ状態の人には、広い視野を持ってほしいと思います!」
2025年12月号掲載
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Staff Credit
イラスト/seko koseko 取材・原文/中西彩乃 web構成/轟木愛美 web編成/ビーワークス