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momoco
2025.12.31
momocolog’s Seoul Cafe Picks #1
年間120軒、韓国・ソウルのカフェを巡るブイロガーmomocologがお届けする
ソウルの最新ローカルカフェ情報


ソウルの街には、無数のカフェやティーショップがあります。新しい店が次々と生まれ、選択肢に困ることはありません。
けれど旅の最中は、「せっかく来たのだから、できるだけ多く回らなければ」と、いつの間にか効率を優先してしまうことも少なくありません。その結果、「どこで、どんな時間を過ごしたいのか」を立ち止まって考える余裕は、案外持てずにいるようにも感じます。
ROHAE(ロヘ)は、そんな感覚にそっとブレーキをかけてくれる場所です。
ここでの時間は、飲みものを選ぶことから始まるのではありません。
お茶とともに流れる静かな時間に、まず身を委ねること。その姿勢そのものが、この場所で過ごすひとときの入口になっています。


静けさに包まれ、賑やかな街の音や会話が自然と遠ざかると、呼吸も少しずつ深くなっていきます。
予約した時間に合わせて扉を開けると、店内には落ち着いた空気がすっと広がります。
ROHAEは前月末から翌月分の予約が可能で、人気のためすぐ埋まってしまうこともあります。訪れる際は、余裕をもって予約しておくのがおすすめです。


ROHAEでは、韓国茶の歴史や文化的背景にも触れることができます。古典文学や、茶にまつわる考え方がさりげなく紹介されており、お茶が生活や思想とどのように結びついてきたのかを知る手がかりになります。
茶葉のかたちや香りの特徴、その背景を知った上で口にすると、味そのものだけでなく、そこに至る時間の積み重ねまで一緒に味わっているような感覚が生まれます。




一般的なカフェのように、席についてすぐに一杯が運ばれてくるわけではありません。展示をめぐり、説明を受け、選ぶ時間を経てからお茶の時間が始まります。
その一連の流れは、少し手間がかかるようでいて、心を整えるためには必要な間のようにも感じられました。香り、器の佇まい、湯気が立ちのぼる瞬間の静けさ。どれもが急がず、強調しすぎず、静かに記憶に残ります。
また、ROHAEの空間は、素材の選び方や光の入り方、物の配置に余白があり、視線も思考も自然と落ち着いていきます。しばらく何もせずに座っていたくなる場所。あとからふと思い出すような穏やかな余韻を楽しむことができます。




ROHAEは完全予約制で運営されています。限られた人数と時間だからこそ、この静けさが保たれています。
また、ソウル中心部に近いエリアにありながら、目立つ立地ではないため、事前に住所やアクセスを確認して余裕を持って向かうことをおすすめします。
予定を詰め込む旅の途中ではなく、「旅の中で一度、自分の内側に目を向けたい」と感じたとき。その静かな選択に、ROHAEはそっと応えてくれる場所です。
• ROHAE (동지) @rohae.seoul
• 木〜金|Thu–Fri | Reservation only
• ソウル特別市 江南区 三成洞 59-17
59-17 Samseong-dong, Gangnam-gu, Seoul, South Korea