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【ソウル・付岩洞1日プラン】観光地の先にある自然溢れる街「付岩洞(プアムドン)」で過ごす一日

2026.01.01

momocolog’s Seoul Cafe Picks #4
年間120軒、韓国・ソウルのカフェを巡るブイロガーmomocologがお届けする
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街と自然が寄り添う、付岩洞で過ごす一日

ソウルの中心から少し離れた場所にある、付岩洞(부암동 / Buam-dong)。観光地の賑わいとは対照的に、山の稜線と古い建物、落ち着いたギャラリーやカフェが点在する、穏やかな空気の流れる街です。

朝はゆっくりとランチから始まり、アートに触れ、季節の景色を眺め、森の中で本を開く。そして一日の終わりは、長く愛されてきた名店での温かな食事。

にぎやかなエリアから少し離れて、気の向くままに過ごした、付岩洞の一日。歩く速度を少し落として過ごす、大人のための1日プランをご紹介します!

11:00 — ランチから、付岩洞の一日を始める

Ludo Balouze(뤼도 발루즈/L.B)
ソウル特別市 鐘路区 彰義門路 142-1

今年春にオープンした、付岩洞の人気カフェ&ワインバー「Ludo Balouze」。ソウルの人気カフェ〈camel〉でアートディレクターを務めていたオーナーが独立して手がけた一軒です。

オープン直後に訪れても、あっという間に満席になるほどの注目度。自家製フォカッチャと、香り高いミナリ(韓国セリ)を使ったキンパが看板メニューで、ナチュラルワインとのペアリングも楽しめます。

爽やかなミナリの香りとごま油のコクが広がるキンパは、つい箸が止まらなくなる美味しさ。アートを感じる空間と丁寧な料理が、付岩洞の一日の始まりを心地よく整えてくれます。

12:00 — “サランラン” 写真展を観に行く

石坡亭ソウル美術館석파정 서울미술관Seokpajeong Seoul Art Museum)
ソウル特別市 鍾路区 昌義門路11ギル 4-1

付岩洞の中心からほど近い、由緒ある館にある美術館「石坡亭ソウル美術館」。この美術館は、朝鮮時代の別荘「石坡亭(ソッパジョン)」の跡地に建てられた展示スペースで、庭園や自然と一体になるような空間も魅力です。統合チケットを購入すると、美術館の展示と庭園の両方を鑑賞できるのも嬉しいポイント。自然と建築、そしてアートがゆるやかにつながる空間です。

川島小鳥さんの韓国初の個展「サランラン」は人気の展示*。ソウルの街を歩きながら撮影された作品の数々は、日常や人々、季節の気配を通して、“今のソウル”を瑞々しく切り取っています。

*現在の展示内容は公式サイトをご確認ください

14:00 — 景色を眺めながら、カフェでひと休み

제비꽃다방jvflower
ソウル特別市 鐘路区 付岩洞 274-1

石坡亭ソウル美術館をあとにして向かったのは、付岩洞の自然を間近に感じられる人気カフェ「제비꽃다방」。イチョウ並木の景色で知られ、白と茶色の看板猫が出迎えてくれます。オープン直後にもかかわらず、店内はすでに満席になるほどの賑わい。ヴィンテージ家具に囲まれた店内では、自由気ままに歩く猫たちの姿も。
秋の季節は、揺れる木々を間近に感じられる窓際席がとくに人気で、大きな窓の向こうに広がる景色は、時間帯によって表情を変えていきます。

鮮やかな赤色が印象的なハイビスカスティーは、フルーティーな酸味が爽やかで、歩き疲れた体をやさしくリセットしてくれる人気の一杯です。

16:00 — 仁王山の森にひらかれた、ひと休みの場所

仁王山 森のシェルター(인왕산숲속쉼터/Inwangsan Shelter in the woods
ソウル特別市 鐘路区 清雲洞 山4-36

仁王山の中腹にある、小さな隠れ家のような休息スペース。青雲文学図書館から山道を15分ほど歩いた先に、ふっと視界がひらけるように現れます。四方を仁王山の森に囲まれ、目に入るのは木々の緑とやわらかな光。自然に包まれるような開放感があり、街の近くにいることを忘れてしまいそうです。

鉄筋コンクリートの構造を活かしながら、現在は木造建築として再建。自然に配慮した木材のインテリアと、仁王山の森を一望できる大きな窓が、空間にやさしい温もりと開放感を与えています。読書や作業がしやすい長いテーブルや椅子も設置されており、静かに過ごしたい人にぴったり。

登山の途中でひと息つく場所としてはもちろん、森の中で本を開き、静かな時間を過ごしたい人にも愛される憩いの場。街のすぐそばにありながら、時間の流れがゆっくりと変わるような感覚を味わえます。

18:00 — 行列のできる名物チキンで〆

鶏熱社(계열사/Gyeyeolsa)
ソウル特別市 鐘路区 白石洞キル 7 1階

ソウル3大チキンといわれる、大人気のフライドチキン店「鶏熱社」。常に行列ができる名店で、韓国のレストランガイド「ブルーリボンサーベイ」でも公認を受けています。付岩洞は中心地から少し離れていますが、チメク(チキン+ビール)目当てに訪れる人が絶えません。

サクサクの国産鶏「フライドチキン」は、シンプルな塩味で仕上げられており、素材の旨みをしっかり感じられる一品です。ヤンニョムソースと塩は別皿で提供されるので、味を自分で調整しながら楽しめます。

また、付岩洞の名物のひとつ「つぶ貝そうめん」も。コリッとしたつぶ貝の食感に、りんごの爽やかな甘さが絡み、ピリッとしたタレと細い麺がよく絡む一品。後味までさっぱりしていて、チキンとの相性も抜群です。

付岩洞で見つけた、特別な時間

付岩洞の街を歩き、カフェで景色に身を委ね、森の中で本をめくる。季節の色やアートの余韻、そして美味しいローカルグルメたち。ゆったり流れる時間のひとつひとつが、旅の思い出に、そして日常の小さな贅沢にそっと寄り添ってくれるはずです。


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▼プアムドンの1日を動画でチェック!

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