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No.042 りりのブログ

No.042 りり

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大学3年生/神奈川県出身

身長:168cm
推し:趣味は海外映画・ドラマを観ること、本を読むこと、美味しいものを食べることです!

皆さまに楽しんでいただける情報を発信できるよう、大学生エディターズの一員として精一杯頑張ります!

【社会問題を考える】社会的企業「ビッグイシュー」って?私たちにできることとは?

こんにちは、りりです!

今日で1月も最終日。

大学生の皆さんは、待ちに待った春休みを迎えているのではないでしょうか?🌸

私は今日が授業最終日です🖋️


そして今回の記事は、いつもと少し違ったテーマです。

皆さんは、「社会的企業」や「ソーシャルビジネス」、「ビッグイシュー」という言葉を耳にしたことはありますか?

聞いたことはあるけれどよく知らない、そんな方も多いと思います。私もその1人でした。

そこで今回は、先日大学の授業で話に挙げられていた「ビッグイシュー」について皆さんにも知っていただきたく、記事を書くことにしました。

ぜひ、最後まで読んでいただけたら嬉しいです🙂

「社会的企業」とは?

「社会的企業」は、営利を目的とせずに、社会問題の解決を目的として収益事業を行う事業体のことです。

また、「ソーシャルビジネス」は、ビジネスの手法を活用して社会問題の解決を目指す事業活動のことを指します。

「社会的企業」の特徴としては、

・革新性(社会問題の解決を事業として展開すること)

・持続性(ビジネス化による雇用と経営の安定)

・複合性(市場と非市場を組み合わせる)

といったことが挙げられます。そして、その「強み」としては、

・社会問題の当事者が求めるニーズに柔軟に対応できること

・新しく革新的なモデルを提供できること

が挙げられ、公的機関では支援しきれない問題に取り組むことが可能となります。

「NPO」と「社会的企業」の違いは?

政府や自治体、私企業とは独立した存在として、市民や民間の支援のもとで社会的な公益活動を行う組織・団体である「NPO」。

「NPO」の主な資金源は寄付や助成金、事業収入であるのに対し、「社会的企業」は一般的な企業と同じように、投資家からの投資や出資金、株式の発行などで資金を調達します。

また、「NPO」も活動によって利益を得ることはできますが、企業による株式の配当のような形で利益を分配することができません。

何らかのイベントで収益を上げられたとしても、関係者に還元することはできず、収益は再び事業に充てられます。

一方、「社会的企業」は利益を投資家に分配できるといった違いがあります。

「ビッグイシュー」はどのような社会的企業なのか?

「ビッグイシュー」とは、「ホームレスの人の仕事をつくり、自立を応援する」という目的を持った「社会的企業」です。

もともと「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として、1991年にイギリス・ロンドンで始まりました。

そして、2003年5月に日本において、有限会社「ビッグイシュー」が設立されました。

「ビッグイシュー」は、「ホームレスの人々の救済ではなく、仕事を提供する」ことを目的に雑誌を作成し、路上で販売してもらい、その売り上げの50%以上を彼らの収入にする、という事業に取り組んでいます。

「ビッグイシュー」公式ホームページは↓こちらをクリック

「ビッグイシュー」はどんな仕組みなのか?

雑誌の販売者は、現在ホームレスである人、あるいは自分の住まいを持たない人、加えて生活に困っている人々であり、住まいのある人でも、必要な場合にはビッグイシューの販売は認めているそうです。

ビッグイシューを販売する人は、最初に雑誌10冊(1冊¥450)を無料で受け取り、その売り上げ¥4,500を元手に、以降は1冊¥220で仕入れ、¥450で販売し、利益¥230を自らの収入とします。

販売者全員がビッグイシューが掲げる行動規範に同意し、顔写真と販売者番号の入ったIDカードを身につけて販売をしています。

販売場所は全国にあり、東京だと主要駅の近くで販売されています。

販売場所に関しては、↓こちらをクリック

雑誌「ビッグイシュー」

ビッグイシュー コリン・ファレル 日本 雑誌表紙
2023年1月15日発売。表紙はハリウッドスター、コリン・ファレル!「ビッグイシュー」をSNSで紹介、投稿するのは◎だそう!!
雑誌は毎月2回新しいものが発売されます。

私が購入したのは、2023年1月15日発売のvol.447。

表紙は著名なハリウッド俳優コリン・ファレルでした!!

毎回、豪華な著名人が表紙を飾ります。

雑誌の内容は多岐にわたり、様々な社会問題に関する特集や表紙の人物へのインタビュー、世界各地の草の根運動の紹介など、他の雑誌にはあまり見られない内容でとても興味深いです。

問題に目を向ける良いきっかけになります!

私たちは何をすべきか

社会問題を生み出す要因の1つに「孤立」があると私は思います。

人との繋がりが無くなれば、助けも求められない。

社会問題に苦しむ人は、社会によってそうならざるを得なくなっている人なのかもしれない…

この認識を持って、その原因を一つずつ遡って考えていくこと、現状の在り方を批判的に捉え、より良い社会はどうあるべきなのか、自分なりに模索してみること、これが大切だと思います。

怖いのは、無関心であり続けることによって、現状の間違いに気付けなくなってしまうことです。

すべての社会問題が社会的企業だけによって解決されるのではなく、福祉政策やNPO、市民団体やボランティア活動などのベストミックスが求められます。

小さなことでも関心を持って行動を起こしてみる、そう意識しながら生活していけたらと思います。

おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今回の記事を読んで、少しでも「ビッグイシュー」をはじめとする「社会的企業」、「社会問題」に関心を持っていただけたら幸いです。

また次の記事でお会いしましょう!

りり

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