『バケモノの子』で声優に初挑戦して以来、「セリフだけで表現するおもしろさや、しゃべるタイミングが秒単位で迫ってくるドキドキ感がクセになった」と声を弾ませる広瀬さん。2度目の挑戦となる『打ち上げ花火〜』では、中学生のなずなを熱演!
「前回は台本の読み方すら分からずいっぱいいっぱいだったけど、今回は相手に言っているのか、自分に問いかけているのか、あえてその言葉をセレクトしたのか天然なのかなど、セリフにたどり着く理由を何通りも考える余裕ができたんです。台本だけじゃ気持ちが分からなかったシーンも、映像を見てアニメと同じ動作を実際にしながら演じていたら、自然と気持ちが乗ってきて『あ、できてる!』って思いました」
劇中では歌にも挑戦し、松田聖子さんの『瑠璃色の地球』を澄んだ歌声で披露!「歌があると聞いた時は白目をむきました(笑)。『本当ですか?』って3回確認したくらい! それからはもう、毎日カラオケです。お母さんの前でも練習したんですが、リズム感や歌い方が難しくて。収録の時も必死すぎて、どんどん歌っているうちに役じゃなく『広瀬すず』に。あまりそこには、触れないでください(笑)」
ちなみになずなは母親に反抗して家出をする女の子。広瀬さんも反抗期はあった?「ありました! しかもAB型の双子座の反抗期だから、テンションや雰囲気、接する人によって様子が何面にも変わるので、自分でも疲れちゃうくらい。友達と一緒にいたくないし家にも帰りたくなくて、ムダに毎日4時間くらいマンガや雑誌を立ち読みしたり、興味のない小説を読んでるフリとかしてました(笑)。今じゃ毎日家にいるし、お母さんと話してばかりですけど」