――では最後にアンジュルムのメンバーにそれぞれメッセージをお願いします。
りか(佐々木莉佳子)は今のメンバーだと一番過ごした時間が長いので、後輩ではありますけど、同期とはまた違った安心感があります。そんな関係性になれたことが本当にうれしいですね。『アイノケダモノ』では間奏のダンスを二人でやっているんですけど、隣でりかが踊ってると「うちら最強です」って気持ちになれるし、りかが踊ってくれさえしたらこっちは何の心配もありません。あなたが一番カッコイイんで!っていつも思っています。私が卒業したら活動歴では一番上になるので、後輩に色々言ったりしないといけないとか意識したりすると思うんですけど、もともとそういうのが得意なタイプではないと思うので、あまり無理はしないでほしいなとは思ってます。りかは背中で語るタイプじゃないですけど、何も言わなくてもステージでの姿勢を見せていれば後輩たちはついてくると思うので。自分らしく、そして楽しく、ステージの上でずっと輝いていてほしいです。
かみちゃん(上國料萌衣)は加入当初、本番でも場位置が分からなくなってすぐ迷子になるぐらいの子だったんですけど、今では歌い方や魅せ方だったり、いろんなことを後輩に教えてくれる頼もしい存在になりました。私は歌もダンスもどちらかと言えば感覚でやってしまっているので、人に教えるのが苦手なんです。でもかみちゃんは細かく教えるのがすごく上手! そしてもともとは人前で話したりするのも苦手な子だったのに、雑誌のモデルだったり、TVの個人仕事もすごく頑張っているので、今ではライブMCなんかでも積極的に参加してくれて本当にすごいですよ。新メンバーにもすぐちょっかいを出しにいくし、「みんなで何かやろう!」とかよく声をかけてくれるので、これからどんな子が入ってきても安心です。まだ、りかというお姉さん的存在の先輩もいるので、甘えられる時は甘えてほしいですけどね。そしてパフォーマンス面だとアンジュルムになってから加入してきたメンバーですが、スマイレージ曲のリズムだったり、昔ながらの部分もすごく大事にしてくれる子なので、そういった部分でも期待しています。
かむ(川村文乃)は本当にすごいって思うところばかりですね。私にできないことが全部できる子で、サブリーダーでいてくれてどれだけ心強かったことか。メンバーの中で一番ファンの方が喜ぶことを企画したりするのが上手で、バースデーイベントにかける思いとか、本当に素晴らしいんですよ。かむが率先して行動を起こしてくれることで、アンジュルムというグループがよりたくさんの愛をいただけているんだろうなって思うし、そうやっていろんな人たちを巻き込んでいくことで、生まれたもの、叶えられたことがいくつもあります。そうやってみんなが何か共通の感覚を持ってやり遂げていく、みたいないい流れが生まれたのはかむのおかげなんですよね。いつも何か新しいことを持ち込んでくれるので、グループの中でここは変えたほうがいいのかなと思うことが見つかったり。それってすごいことですよね。これからもどんどん新しいアイデアを出して新しいものを生み出してくれると思うので、期待しています。わー、まだ3人なのにめちゃくちゃ語りすぎてますね(笑)。
れら(伊勢鈴蘭)は……やっぱりあざといんですよ(笑)。ステージの上では狙ってやっている感じもあるんですけど、素の部分も結構あるので、そこがずるい(笑)! 実は冷静で周りをしっかり見ていたり、陰で努力している部分も知っているんですけど、結局は「コイツ本当に可愛いなー!」っていう感情にいきついちゃいます。そういう子だからこそ、ハロー!プロジェクトのメンバーからも可愛がられているみたいで、いろんなグループの子と仲よくしているんですよね。アンジュルムは結構人見知りが多いので、れらがそういう部分をカバーしてくれるじゃないですけど、いろんな人との架け橋みたいな存在になってくれるのかなと思います。あと私はれらの歌が好きなので、今後アンジュルムの中心を担うようなメンバーになってくれたらうれしいなという気持ちもありますね。
りんりん(橋迫鈴)は、もー本当にうるさい。それに尽きます(笑)。私が何か言ったらすぐ文句言ってくるし、何なの⁉︎ って感じなんですけど、考えたら今のメンバーで一番スマイレージっぽい悪ガキキャラなんですよね。アンジュルムになってから入ってきた子なのに不思議。自分が卒業することでそういう“スマイレージ感”みたいなものがなくなっていくとは思っていたので、これは嬉しい誤算でした(笑)。キャラクターだけじゃなくて、パフォーマンスにもスマイレージイズムがある子で、リズム感がすごくあるんですよ。私たちにとってやっぱりリズムってすごく大事なので、これからできない子がいたら先輩後輩関係なく積極的に叩き込んで教えてあげてほしいですね。