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大河ドラマ『どうする家康』に出演中・板垣李光人さんにインタビュー!

Interview

【ノンノインタビュー】板垣李光人

自分が演じる意味を大切に、役と向き合っていきたい

板垣李光人

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――大河ドラマ『どうする家康』に出演中の板垣李光人さん。徳川家康が率いる家臣団の一人・井伊直政を演じている。

「直政は、人の懐に入ることがうまくて、交渉に長けていた人物。戦術に対しても、小姓の段階からいろいろと口を挟むんです。でも、そういった言動にはすべて、自分が生まれ育った由緒ある井伊家を守りたいというプライドがきっと大きく関係しているんですよね。だから、直政は生意気なキャラクターだと一言で片づけるのではなく、彼の心奥にある思いを大切にしたい。それが、僕が直政を演じる意味になっているのかなと思います」

――松本潤さんが演じる徳川家康を家臣団が囲んで作戦を練るシーンは、控室での光景とリンクする部分があるそう。

「劇中で軍議を開いて“殿、どうしますか?”と話し合うように、裏でも“このシーンはどうしましょうか?”ってみんなで意見を出し合いながら作品を作っています。松本さんは、いくつの目と脳を持っていらっしゃるのかと思うくらい、一人一人のことをよく見て考えてくださる方。今回の現場は、松本さん、音尾琢真さん、山田裕貴さんをはじめ、カメラが好きな方が多いんです。松本さんはセットの片隅にマイカメラを置いていて、空き時間にオフショットを撮ってくださることも。その写真を見るとカメラっておもしろそうだなと思ってしまうけど、これ以上趣味を増やしたら手が回らなくなりそうなので、現場では撮られる側でいるつもりです(笑)」

――大河ドラマへの出演は『花燃ゆ』『青天を衝け』に続いて3度目。

「そうそうたるキャストの方が一堂に会して、その芝居を肌で感じることができるのは大河ドラマならではだなと毎回感じます。徳川家臣団と岡田准一さん(織田信長役)やムロツヨシさん(豊臣秀吉役)といった織田勢が集結するシーンは、もうえらいこっちゃって感じで(笑)。日々、貴重な経験をさせてもらっています!」

Q

最近のファッションはどんな気分?

ジュエリーが気になってます

基本はストリートで、モードさとラグジュアリーさも忘れず、みたいな感じが多いです。ジュエリーって今までは全然持ってなかったんですけど、半袖になる夏は手元を華やかにしたくて。今は、ゴツめのリングを探しているところです。

Q

美しさの秘訣を教えて!

特別なことは何もしてないんです(笑)

スキンケアは最低限のことしかしてないし、水もあんまり飲まないんですよね。運動は仕事でできていると信じて(笑)、野菜を食べることと、家では玄米を炊いているくらいかな。自炊は、1日休みで気力があったらします。作ることが多いのは、好きな中華料理。チンジャオロースとかホイコーローみたいな王道系です。

Q

プライベートで夢中になっていることは?

変わらずK-POPや絵を描くことを楽しんでます

最近は、甘い香りの入浴剤やキャンドルが好き。趣味はずっと変わらなくて、今もK-POPを聴いたり、絵を描いたりしてます。去年くらいからちょこちょこ挑戦しているのが、自画像。ある時、鏡で自分の顔を見たらひどくよどんでいて、描いてみたくなったんですよね。その絵はいつかどこかでお見せできる……と思います!

P r o f i l e

いたがき りひと

2002年1月28日生まれ。2013年に俳優デビュー。ドラマ『仮面ライダージオウ』のウール役や映画『約束のネバーランド』のノーマン役で注目を集める。最近の主な出演作に、ドラマ『silent』、映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』ほか多数。

大河ドラマ『どうする家康』
©NHK

大河ドラマ
どうする家康


心に傷を抱えた孤独な少年・竹千代(後の徳川家康)は、今川家の人質として、ひっそりと生涯を終えるはずだった。ところが、三河武士の熱意に動かされ、織田信長や武田信玄という化け物が割拠する乱世に飛び込むことに。徳川家康の生涯を脚本家の古沢良太が新たな視点で描く。●毎週日曜夜8時~・NHK総合ほかにて放送中

2023年9月号掲載

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