バイト掛け持ちで貯金30万円！大学生のリアルな家計簿を、マネーのプロがCHECK！

2023年10月29日

＼無理せず続けられる方法で、賢く貯めよう／

余裕を作る、
大学生のための貯金テク

キャッシュレス決済でつい使いすぎてしまう、貯金がなかなかできない……そんなマネーの悩みを抱える大学生が増えている今。リアルな家計簿の改善ポイントや、無理せずとも貯金できる人になれるテクを、お金のプロに教えていただきました！

教えてくださったのは

ファイナンシャルプランナー　高山一恵さん

講演や執筆、相談業務などで、人生に不可欠なお金の知識を伝える。『11歳から親子で考えるお金の教科書』（日経BP）など著書多数。

大学生のリアルな家計簿を、マネーのプロがCHECK！

ノンノ読者の大学生3名が、1か月間のリアル収支を披露。FPの高山さんが貯める力をジャッジし、改善ポイントを解説します！

大学1年生Bさん（19歳）

☑一人暮らし
☑カフェとバーのアルバイトをかけ持ち
☑アルバイト代は約18万円＋仕送り2万円
☑貯金30万円ほど
☑家計簿アプリを毎日記入

残高が増えると安心して使ってしまい、貯金が一向に増えないのが悩み（涙）。基本はクレカ、PayPay、Suicaのキャッシュレス派。飲食代だけは現金で支払い、お釣りの100円玉と500円玉をコツコツ貯めています。

　服とコスメに投入　

家賃	親負担	東京での一人暮らしの家賃、月12万円は親が振り込んでくれるため完全ノータッチ。
光熱費	親負担	電気・水道・ガス代も親持ち。気にせずに使っていて、直近の金額は月1万円ちょっと。
食費	42182円	ほとんどが自炊と昼食代。成城石井やローソンでお弁当や総菜を買っている。
日用品費	6605円	コンビニ、薬局ではPayPay、ネットショップではクレカと使い分け。
交通費	20561円	定期代は春に一括で支払うので含まれず。バイト先やお出かけでの交通費。
コスメ・サロン費	19350円	海外高級ブランド好きでコスメ代は惜しまず。美容院は2か月に1回、5000円。
衣服費	62300円	デパートのクレカ優待でお得に購入。季節ごとのセールもフルに活用。
通信費	4807円	スマホ1台分。大学でWi-Fiをつなげるので、データ量などは特に気にせず。
交際費	14324円	みんなでごはんを食べに行く時は、ワリカンにしやすい現金払い。
カフェ費	1347円	バイト先がカフェなので、勤務の日は飲み物代が無料に。フードも社割で。
エンタメ費	4540円	主に本を購入。気に入ったら即買う派で、2万〜3万円ほど使う月も。

●

貯金

9000円ほど

残高が50万を超えると安心して、支出が増加。赤字の月も年に数回あり。

Money Advice

家計簿アプリでの予算立て＋先取り貯蓄で、貯まる体質に

大学生のための貯金テクイラストカット

「家計簿で収支を把握するだけでなく、予算を組むとさらに貯まる力がアップするはず。『Zaim』や『マネーフォワード ME』などの家計簿アプリで、収入に合った理想の予算額を算出できます。銀行の定期積立などを利用した先取り貯蓄もオススメ。学生は手取りの1〜1.5割が理想ですが、Bさんくらい収入がある場合は、2割貯蓄もいけそうです」

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2023年12月号掲載