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【Sexy Zone】5人の思いを込めたラストライブ、そして新グループ【timelesz(タイムレス)】へ

Sexy Zoneのメンバー

Sexy Zoneが“Sexy Zone”というグループ名でのラストライブを331日に開催。この日をもってグループを卒業した中島健人さんからのメッセージ、多くのセクラバ(Sexy Zoneのファンネーム)に愛されてきたメンバーとの絆―。たくさんの笑顔と涙がつまったメモリアルなライブの模様をレポートします!

幕開けは笑顔いっぱいの『Sexy Zone』

ライスライブにのぞむSexy Zone

朝から「#ありがとうSexyZone」がSNSのトレンドに入っていた3月31日、予定時刻の20時ちょうどにライブがスタート。オープニングを飾ったのは、デビュー曲であり、この日に別れを告げるグループ名がタイトルの『Sexy Zone』。曲のリズムに合わせて「ヘイ! ヘイ! Sexy Zoneです!」と叫ぶ中島健人さんに、笑顔がはじける松島聡さん。4人で歌って踊る最後の時間を心から楽しんでいるメンバーの姿が印象的でした。

セットリストは、事前にファンクラブと公式サイトで実施したアンケートをもとに考案。配信ライブの開催を発表した2月のインスタライブでは、中島さんが「今このタイミングで俺らが歌う曲にどういうメッセージが込められているかをちゃんと感じることができるライブかもしれない」と語っていました。そんな4人がライブの2曲目に選んだのは、『RUN』。サビの「止まらないで 止まらないでよ 僕らはまだ始まったばかりさ」という歌詞が、前を向いて進もうとしているメンバーの姿と重なり、胸が熱くなります。続いては、佐藤勝利さんの「12年分の感謝を込めて、みんなと一緒に楽しいライブにしていきたいと思います!」というあいさつで始まった『ぎゅっと』。ソロパートを歌う菊池風磨さんの背中に中島さんがもたれかかったり、佐藤さんと松島さんが肩を組んで歌ったりと、わちゃわちゃが止まらない♡ その仲のよさは曲が進むにつれてさらにエスカレートしていき、中島さんが歌っている時に菊池さんがカメラの横で変顔を見せると、お返しにと中島さんも菊池さんを笑わせていました(その後のトークで、過去の帝国劇場公演の『Never My Love』中、舞台袖にいた菊池さんのマネを中島さんが披露して笑わせていた……と判明)。

マリウス葉さんも参加して思い出を振り返り

ラストライブにのぞむSexy Zone2

ライブの中盤には、懐かしい映像や写真を見ながら、思い出を振り返るトークコーナーが。2013年にドバイを訪れた時の砂漠ではしゃぐ映像や、2016年に『ROCK THA TOWN』のMV撮影のためハワイに滞在していた際のオフショット、さらにマリウス葉さんが2022年にグループを卒業する前に5人だけで開いたクリスマスパーティーの写真も。菊池さんの「お友達が見てくれてるから、聞いてみる?」の発案で、4人が「マリウスー!!と呼びかけると、マリウスさんが中継で登場! ドバイやハワイでの撮影について「僕が通訳しようとして、英語は理解できてたんだけど、それをうまく日本語にできなかったのはよく覚えてる(笑)」と話すと、「あったね~! マリウスが先頭を切って通訳してくれてたんだけど、自分だけ英語でしゃべって完結しちゃう」(菊池)、「だから、ほかの人は蚊帳の外みたいな(笑)」(中島)と盛り上がる場面も。さらに、5人で長野県の白馬を旅した時の写真も公開され、思い出話に花が咲きました。

 

トークコーナーのあとに披露されたのは、最新シングル『puzzle』。その曲中にあるスクショタイムで4人が見せたのは……先ほど公開された、5人が旅行先で撮った思い出の写真と同じポーズ! その後、中島さんと菊池さんが向かい合ってお互いの目を見つめながら「僕は君が“何よりも必要なんだ”」と歌い、最後は真ん中にマリウスさんのスペースを空けて横一列に並んだ4人。つないだ手を掲げ、マイクを通さずSexy Zone!!と叫んだ瞬間は、永遠に目に焼きつけておきたいほど美しいシーンでした。

「5人でSexy Zoneから卒業します」

Sexy Zone結成前に披露したファンからも愛される楽曲『With you』で始まり『With you』で締めくくったメドレーを歌い終えると、Sexy Zoneとして残された時間もあとわずか。あふれ出てくる感情をそのまま言葉にして、カメラの向こう側にいるセクラバにあいさつをしていきます。

 

松島聡さん

「配信ライブをご覧のみなさん、ありがとうございます。2011年からSexy Zoneという名前でずっと活動してきましたけど、これをご覧になっているみなさま、Sexy Zoneを知ってくれているすべてのみなさまに、まず感謝をお伝えしたいと思います。ありがとうございます。みなさんの存在があって、僕らはこうやってステージに立てているという言葉は、ライブだったり、いろんな場所でお伝えさせてもらっているんですけど、あらためて先ほどもステージに立ってみて、それを強く実感しました。Sexy Zoneという名前は今日で卒業するんですけど、今後もそれぞれの活動をぜひ応援していただけたらなと思いますし、みなさんに応援してもらえるようなアーティストに、もっともっとなっていきたいなと思っているので、これからもみなさん一人一人の存在に感謝して、引き続き頑張ってまいりたいと思います」

 

佐藤勝利さん

2011929日にSexy Zoneは結成されました。それから約12年経って、今日を迎えております。たくさんの愛情と応援をいただきました。ちょっと泣きそうになるので冷静に話しますけど、Sexy Zoneはいろいろなことがあったと思います。5人がそろっていた時間がどれくらいあったのかなって思い返すと、誰のせいっていうわけでもないし、これは本当にタイミングなんだけど、さみしい思いをさせてしまった期間もあると思います。でも、僕たちがいちばん5人が好きだったし、それを5人が好きなファンのみんなに届けてこられたと思うし、その12年に嘘はないと思うので、みんなで一緒にSexy Zoneというグループを作れたような気がして、本当に感謝しています。そして、こういう場を作ってくれて、ここまで連れてきてくれたスタッフのみなさまにも感謝を申し上げます。僕たちはたくさんの個性があって、時にはまとまらないような5人だったと思いますが、ここまで一緒に楽しいものを作ってくれて、ここまで一緒に走ってくれて、感謝です。

今日でSexy Zoneとしてはひとまず最後ですけど、明日からはソロとグループ、それぞれの道へ進んでいきますので、僕たちがまず応援し合って、みんなでまた楽しい時間を共有できたらなと思います。Sexy Zoneをありがとうございました」

 

菊池風磨さん

「今回こうやってSexy Zoneっていう名前が変わる。で、そのタイミングで中島さんが抜けてしまうっていうことで。僕らは話し合いを重ねてたりだとか、準備期間があったりもしたので、僕らの中で整理をつけていくってことはできたんですけども、ファンのみなさんからすると本当に怒涛の3カ月になってしまったなと。発表してからもう2カ月しかなくて、この配信ライブっていうのもその時は決まってなかったりもして、すごくさみしい思い、悲しい思い、これからどうなるんだろうっていう不安な思いもさせてしまったなと思っております。それに関しまして、本当に申し訳ございませんでした。ただ、これは本当にもう僕らなりの前向きな決断ということで。あと、中島が抜けるっていうことだけじゃなくて、Sexy Zoneっていう名前が変わるっていうことにおいて、僕たち4人、それからマリウスは今も見てくれてると思いますけど、5人がSexy Zoneっていうグループからの卒業なんじゃないかなと、僕ら5人で口をそろえて言っておりまして。なので、みんなそれぞれが、それぞれの形で次のステージに、次のステップに進んでいくっていう僕たちの決断でありますので。ここから先、それを僕らの、僕らなりの誠意として、この決断が正しかったとみなさんに思ってもらえるような活動をしていけたらと思います。

でも、本当にいろんな夢を叶えさせてもらいました。いろんなとこに行ったりだとか、いろんなとこでライブやったりとか、ドーム公演を5人でできたりだとか。“やっぱドームだよね!”なんて、15、6歳の僕たちが言ってたあの時から、こんなに早くSexy Zoneからの卒業っていうものが来てしまうとは、あの時の僕らからすると想像もしていなかったことかもしれません。だけど、これからもっと想像以上の僕たち5人でいられるように精進いたしますので、これからもどうか応援のほどよろしくお願いします。どうもありがとうございました」

 

中島健人さん

「このグループの形として、こうして僕が汗をかけるのも今日で最後です。今回ですね、去年の中期から、お互いに発展的になれるような、そういう時間を過ごすためにはどうしたらいいのかっていう話し合いをたくさん積み重ねて、それぞれがこのような答えを出しました。なので、このオンラインライブをみなさんに早急に準備していただけたこと、本当に感謝しておりますし、このオンラインライブを見にきてくださっているすべてのファンのみなさん、そしてこのSexy Zoneに興味があるというふうに思ってくださるすべての方々に心から感謝を申し上げます。僕たちのラストローズが届くといいなと思っております」

 

「お前がいてくれたから俺は強くなれた」

そして、「本当に僕はもう、今日で最後なので……」と言葉を続け、メンバーひとりひとりにまっすぐな想いを伝えていく中島さん。

松島聡さんへ
「じゃあ、まず聡ちゃん。なんか……ありがとうね。本当に小さい頃からいろいろふたりで電車乗ったりとか、そういう時間を過ごしたり。あと、お寿司屋とか焼肉とかも行ったよね。まさか聡ちゃんが個展をやる芸術家の道に本当に進むとは、なんか意外だったというか。12年の中で人の成長をこんなにも間近で見られるっていうのは貴重な経験だったと思うし、なんかアイドルとしてすごく最強になってる姿を間近ですごく見させていただいて。自分も負けられないなっていう刺激を、いつも実は受けてました。本当に僕もアイドルとして聡ちゃんを尊敬してます。個展、また見に行かせてね」

佐藤勝利さんへ
「そして勝利ちゃん。いやぁもう……本当なぁ、『With you』の時からいろいろやってたよな。帝劇もそうだし、ふたりでまずSexy Zoneの元みたいな振り付けの時間とかあったりね。『Sexy Zone』のサビの振り付けがちょっと変わる前の振り付けとかもいろいろやったりして。その時間って、この会社に入って成長しないと、やっぱり過ごせないんだよな。だから、その勝利が今のこのスピーチをしてる、話をしてる姿とかは、お兄ちゃんからしたら本当にお前カッコよくなったな。今、舞台とかですごい活躍してるし。勝利はSexy Zoneのセンターだったけど、次は世間のセンターとりに行きなよ。それは自分も負けないようにしたいし、いつまでも応援してる」

菊池風磨さんへ
「そして……隣にいる菊池くん。いやぁ……最後だな。いちばん、つき合い長いもんね。いやぁ、本当に……(こみ上げる涙をこらえて)いや、ごめんね。本当にこの16年の中で、本当に嫌いだった時も好きだった時も全部が青春だったと思うわ。自分を強くしてくれたメンバーの中でも、年も近いし、ほぼ同い年だし、お前がいてくれたから俺は強くなれたよ。正直。だから本当に、みんなにも感謝してる。ちゃんと、ふたりでメシ食った時のバラエティーのゴールデンのMCとか頑張ってな。とりに行ってな。もう明日からメンバーじゃなくて友達に戻るから。2008年の4月に出会って、本当にここまで一緒に走ってこれてよかったです。ありがとう」

メンバーであり、ライバルであり、かけがえのない同志。簡単には言い表せない関係を築いてきた菊池さんからも「こちらこそ、ありがとうございます」と、中島さんへのメッセージが続きます。

「中島とは同期で、2008年の4月に入って、まぁ彼のほうが1週間早かったんですけど、俺はでも中島と出会ってなかったら、たぶんデビューしてないと思うんですよね。それだけ腐りかけた時もあったし、悔しい思いも一緒にしてきたし、もちろん好きな時も嫌いな時もあったし。でも、どっかでお互い、特にジュニアの頃なんかは“こいつに負けたくない!”と思って、やってきてたし、グループになってからはその思いとはまた違ったライバル関係でずっとここまでこれたっていうのは、たぶん中島が僕らの世界でいうとシンメって言うんですけど、対になってずっとやっていくシンメじゃなかったら、俺はどっかで腐ってたし、デビューもできてなかったかもしれないし、いろいろ今のお仕事をさせてもらえてなかったと思うので、中島に出会えてよかったなっていうのはすごく思うし、なんか思い返すと……全部楽しかったよね。だから、ひとりでソロでやっていくっていうのも、応援したいと思ったし、もしかしたらファンの子たちからしてもスタッフ、メンバーからしても“いや、お前が止めないと!”っていうのはあったと思うんですけど、俺は止められなかったっすね。だってもう、曲かかったらさ、この人のコンディション分かるんだもん。その日の。そんな相手のさ、決断をさ、止められないよね。でも、やるからには誰にも負けずに中島健人らしく、僕も僕らも負けずに頑張りますんで。僕ら全員の卒業、おめでとうございます」(菊池)

5人とファンの卒業を祝う『Congratulations』

ラストライブは、いよいよ最後の1曲へ。中島さんが名残惜しそうに「曲振りしちゃうと終わっちゃうので、本当はしたくないんですけど……。僕らだけじゃなくて配信をご覧になってくださっている多くのファンのみなさまが卒業のタイミングを迎えられていると思います、なので、最後にですね……」としゃべり始めると、菊池さんから「え? 曲振りに向かおうとしてない? こういうのって普通はさ、“向かいたくないな~”って言いながら、まわりのメンバーが“いや、でもいこうよ! 俺ら5人で卒業しようよ!”“じゃあしょうがねえ、いくか。聴いてください”ってなるはずなのに、いっちゃったよね(笑)?」とツッコミが。その後も中島さんが再び「僕たちにとってのラストローズがみなさんに届いていればいいなと思います」と締めようとすると、「ちょっと、ラストローズっていうのが『バチェラー・ジャパン』っぽいな!」と菊池さん。中島さんが「お前、俺のこと本当好きだな!」と菊池さんの肩をポンポンたたき、佐藤さんと松島さんからも「終わりたくないんだと思うよ(笑)」「終わらせたくないという思いがボケによってより伝わっちゃってる(笑)」のコメントが飛び出すという、最後までSexy Zoneらしいやりとりが繰り広げられました。


そして、「みなさんにこの言葉が届きますように」(中島)というメッセージとともに4人が披露したのは『Congratulations』。一人一人がバラを持って歌い、最後にはSexy Zoneというグループ名に別れを告げるように手にしていたバラを花瓶に挿して、ラストライブは幕を閉じたのでした。

「timelesz」として始動!

新グループ名を発表したtimelesz

ライブの余韻が続くなか、翌日夜に生配信を行った佐藤さん、菊池さん、松島さんの3人。松島さんが色紙に書いて文字を掲げ、3人で声をそろえWe are……“timelesz(タイムレス)”!!と新グループ名を発表。

 

グループ名決定までの経緯については「いろいろLINEでやり取りしたりもして」(佐藤)、3人で夜中とかにやり取りしてたよね」(菊池)と振り返りつつ、Sexy Zoneとしてマリウス卒業のタイミングで5人で作った曲が『timeless』。今回のグループ名を考える時に、“みんなの思いはのせたいよね”というところで、みんなで作った楽曲のタイトルがいいんじゃないかと。ただ、Sexy Zoneとしての歴史だったり思いも継承していきたいということろで、本来だったらつづりは“timeless”なんですけれども“timelesz”としました」(菊池)と解説。「ファンのみなさんと一緒に大事にしてきたことがつめ込めた」(松島)と笑顔を見せてくれました。また、気になるファンネームについてもYou are……“secondz!!と再び声を合わせて発表。時計の秒針にたとえ、自分たちを動かしてくれる大切な存在だという思いを改めてファンに伝える場面も。


その他にもアリーナツアー「We're timelesz Live Tour 2024 episode 0」の開催、新メンバー募集オーディションの実施など驚きの発表で盛りだくさんだった生配信。メンバーのこれからに注目です!

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