人気コミック『海月姫』の実写ドラマ化でヒロインの月海に抜擢された芳根さん。月9初主演を果たすものの、実は中学までドラマを見る習慣がなかったそう。
「当時は本当に部活(吹奏楽)しか頭になかったので、朝練をして授業を受けて放課後も練習して、家に帰ったらごはんを食べてお風呂に入って寝るっていうのが1日の流れだったんです。だから9時に始まるドラマが『寝ないと!』という合図でした(笑)」
雑誌もあまり読んだことがなく、「渋谷や原宿に行くことは一大行事だった」と笑う。
「おしゃれに興味を持ったのは高校生でこの世界に入ってから。ニットにレースがついていたり、ちょっと変わったデザインのものが好きです。私服はモノトーンが多いので、普段挑戦しないようなお洋服をお仕事で着られるのがすごく楽しくて。今回のドラマでも、スッピンにスウェット姿だった地味な月海が、メイクをしてキラキラしたお洋服を着て変身していく様子が本当にワクワク♡ 女の子って楽しいなって改めて思いました。皆さんにも、そんなワクワクやキラキラが伝わるとうれしいです」
お仕事を始めてから2018年で5年目。朝ドラ『べっぴんさん』の主演を務めるなど大活躍しているけれど、「1年目まではやる気がなかった」という意外な過去も。
「マネージャーさんから『あなたが辞めても損も得もない』と言われ、『辞めたら困るくらい大きくなってやる』と思ったことをキッカケにスイッチが入りました(笑)。その後『花子とアン』への出演でお芝居が本当に楽しいと思えるようになったんです。もともとは高校卒業後に料理の専門学校に行こうと思っていたし、もしかしたらそっちの人生を生きていたかもしれない。でも自分の道が間違っていたとは思っていません。これまでの経験を『海月姫』に120%ぶつけて頑張りたいです!」