新木 てことは、私、19歳!? 若い〜! 映画ではほぼ麦ちゃんと二人のお芝居ばかりだったから、ドラマが決まった時は「また会える!」と思ってうれしかったんだ。
門脇 確かに。映画はなかなかディープな関係性だったもんね。
新木 そうそう。私が演じたのは麦ちゃん演じる女の子を大好きな女子だったから、リハーサル前にプライベートでも仲よくできればいいなと思ってお茶に誘ったんです。
門脇 わ! 懐かしい〜(笑)。
新木 渋谷のカフェだったよね。
門脇 そうそう。当時の私はすごい人見知りだったから、あまり人とコミュニケーションをとるのが得意じゃなくてすっごい緊張してたのを覚えてる。女の子と二人でお茶するなんて考えられなかったもん。
新木 そうだろうなって思ってた(笑)。でも本当にダメそうな人にはいかないけど、麦ちゃんは受け入れてくれると思ったから誘ったんだ。私は結構グイグイ系というか、「麦ちゃん、麦ちゃん!」っていくけど、それに優しくこたえてくれる感じ。優しいお姉ちゃんみたいな感覚だったから、自然といい空気感になれたんだと思うな
門脇 確かにグイグイきてたよね。優子ちゃんはムードメーカー。若い女の子10人くらいがメインの話だったんですけど、結構緊張した空気感があるなかで一人だけすっごい自由だった印象がある。
新木 うそー! 多分知っている共演者の子も多かったから自由にできたのかな。
門脇 でも、あの時を思い返すとホントひよっこ以下。自分が現場でどういう居方をすればいいか分からなかったし、必死すぎて周りがまったく見えてなかった時代だった。
新木 そうだね。今でも「門脇麦」っていう名前を見つけると心が躍っちゃうもん。
門脇 分かる。あの時一緒に頑張ってた子たちの名前を見ると私も安心する! 戦友みたいな感じだよね。
新木 そうそう。私も純粋にファンの一人として麦ちゃんのお芝居をずっと見てきたので、お互いに成長してからまた同じ作品でお芝居ができることは純粋に喜び!
門脇 5年前とはお互い、全然違うはずだしね。今のところあんまりないけど、しっかり絡むシーンがあるといいな。