この号が発売される頃、26歳になります。10代の頃は、20代後半って結婚して子どもがいい……と考えていたけれど、気づいたら仕事にもっと欲が出てきて。今の私自身が憧れるモデル像を追いかけてみたいと思うようになってました。新しい場所で、新しい自分を見つけたい気持ちもあります。
non‐noでも、長かった髪をボブにする企画をいただいて、知らなかった自分に出会うことができました。切ってみたら、今まで何をこだわっていたんだろうって思えたほどしっくりきて。ロングの頃は誌面でも甘い服を担当することが多かったけど、ボブにしてからシンプルな服を着させてもらうことも増えました。それが自分の顔とすごくバランスがいい気がしたんです。髪を切ったことで自分のことを客観的に見られるようになったと思います。
現場はいつも楽しくて、読者の方に元気を届けたいって臨むのに終わったら自分が元気をもらっていました。毎回の撮影がビタミン剤。non‐noの撮影がなくなるのは、やっぱり寂しいです。
でも、これからは力を入れている舞台のお仕事とモデルを両立できるような人を目指していきたいと思っています。舞台の、一度きりしかない逃げられないところに、苦しみつつもとても魅力を感じているんです。皆さんにまた新しい自分を見せられるように頑張っていきます。これからもよろしくね。