高身長マストは昔のこと。今ドキ雑誌専属モデル事情【今ドキ若者調査Vol.18】

2018.09.14更新日:2018.09.27

「ファッションモデルは背が高い」がデフォルトでなくなったワケ

現在アラサー、アラフォー以上の世代が「雑誌専属モデル」として好きだったのは誰だろう? テレビにも進出して一大ブームになったはなさん、今も雑誌の顔として活躍しているSHIHOさん、ブレンダさん、その下の世代では田中美保さんも雑誌の印象が強いかもしれない。じつは、彼女たちより下の世代なるにつれ、雑誌のモデル=身長167~8cm 以上という図式が崩れる。理由は2つ。2004年にZOZOTOWNが開設されたのを機に、身長を明記したリアルなカタログモデルを消費者が参考にするようになったことと、雑誌専属モデルが女優やタレントとしても活動することが当たり前になったこと(ドラマ出演などを考えると、とびぬけて背が高いということがメリットではない場合もあるのだろう)。そんな中、発売中のノンノ11月号で新ノンノモデル2人がデビューした。

2018年11月号掲載
多屋来夢

その瞳に吸い込まれそうになる多屋来夢(たやらいむ)は現在20歳。日本とアルゼンチンのハーフで、「天使すぎる」とネットでも話題をさらっている。身長は161cmだが、服を着こなせる全身バランスのよさで選ばれた。この「全身バランスのよさ」が身長を凌駕しても服が似合う、まさに今ドキの若者らしい特長。読者は「来夢ちゃんが着ているから参考になる」という感想を持つので、むしろ今ドキこの身長はメリットといえる。思い起こせばほぼ四半世紀前、アラフォー世代は176cmのリンダや177cmのナオミではなく170cmのケイト・モスに夢中になったではないか。ちなみに、このオーラをたたえた美貌も、もちろん彼女の武器。すでにビューティ企画にも多用され、さまざまなジャンルのスポンサーの注目の的だ。

貴島明日香

もう1人は貴島明日香。こちらは朝、テレビでおなじみという人もいるかもしれない。彼女は日本テレビ系「ZIP!」のお天気キャスターとして活躍中。身長は171cmで、服のよさを最大限に見せられる。また、オーディションの際には、体の「歪みのなさ」で他を圧倒した。ノンノモデルに決定する前もさまざまなアパレルブランドのカタログで重用されており、やはりファッションの表現に彼女のようなプロポーションの持ち主は欠かせない。加えて、知名度や好感度の高さは折り紙つきという要素も今ドキ。20歳前後の読者がこうなりたい、と思えるファッションやビューティを体現してくれそうだ。

タイプは異なれど、それぞれにキラキラと輝く魅力をもち、無限のポテンシャルを感じさせる2人。ぜひ今後の活躍にご注目いただきたい。
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