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【シャネル N°5】洗練された美を誇るボトルのデザインヒストリーとは?

もっと素敵な大人になるために
ドレスコードはシャネル N°5

【vol.5】

今年で100周年を迎える香水「シャネル N°5」。フレグランスの歴史を変えた特別な香りの伝説を、N°5にまつわる数字とともにお届けします。

シャネル N°5 オードゥ パルファム

シャネル N°5 オードゥ パルファム

50ml¥14300・100ml¥20350/シャネル

「常に取り去ること。決してつけ足さないこと」。特定の花にとらわれない抽象的な香りのために、ガブリエル・シャネルが思い描いたのは限りなくシンプルでモダンなボトル。香りの革命、原料の卓越性、先鋭的なパッケージ。そのN°5の本質こそがシャネルのフレグランスすべてのスタイルの基盤に。

1959
"N°5のボトルが不朽の美を認められた年"

それまでの香水のイメージを覆すミニマムなボトルは、美しい琥珀色の液体を引き立てるため。ポケットにも忍ばせられる薄くスマートなシェイプにこだわり、1959年にはニューヨーク近代美術館の恒久コレクションに加えられました。その洗練を極めたデザインは少しずつ形を変えながら、今もなお輝き続けています。

N°5 ボトル デザインのヒストリー

変わらないイメージのために変わり続ける、タイムレスなボトル デザイン

N°5 ボトル デザインのヒストリー
©CHANEL

常に時代とともにあるN°5のボトル デザイン。モダンであり続けるためにデザインコードは保ったまま、少しずつアップデートされています。1921年、当時の香水ボトルとしては異例の薄いガラスを採用。1924年には角を強化するための面取りがなされました。1970年にはメゾンを象徴する白と黒はそのままに、ラベルやロゴがおなじみのデザインに。2012年にはN°5を視覚的に強調するよう、やや小さくなったラベルの上にCHANELのロゴを組み合わせました。

2021年11月号掲載

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