インタビュー

20歳~27歳を過ごしたノンノは、圧倒的にホーム感のある場所。これからやりたいことは? 【西野七瀬卒業SP】

2022.01.26更新日:2022.01.28

6年9ヶ月間、私たちにたくさんのときめきと憧れをくれた西野七瀬がノンノモデルを卒業します。さらに『non-no』3月号では、表紙・巻頭特集・別冊付録で卒業をお祝い!ノンノモデルの西野七瀬"を振り返ります!

20歳~27歳を過ごしたノンノのこと、
これからのわたしのこと。

西野七瀬卒業SPモデルカット5-1

ドレス¥52800/H3O ファッションビュロー(KLOSET) インに着たタンクトップ¥33000・フラワードレス¥220000/MiyukiKitahara

いつかまた再会した時、「成長した」と感じてもらえる私でいたい。

 ノンノでの最後の撮影を終えたばかりの今は、まだ卒業するんだっていう実感がわいていないのが正直な気持ちです。少し前にあった表紙撮影の現場も、ずっとご一緒してきたスタッフさんたちと、よく行ったスタジオで思い出話や他愛ないおしゃべりをしている時間が、やっぱり楽しくて。最後の日が近づくにつれて、「あぁ、終わっちゃうんだな……」って、さみしさが増していきました。撮影前日の夜は、お世話になった編集部の方一人一人にお渡しするメッセージカードを書いていました。文章だと伝えたいことを伝えきれないし、恥ずかしさもあって、普段お手紙を書く機会はあまりないんです。でも、21歳のお誕生日からずっと、毎年5月に編集部の方々からいただくメッセージカードを読むのが、私はすごくうれしかったから……。最後になってしまうしと思って、ノンノで過ごした時間を振り返りながらペンを執りました。慣れないことをしたので途中で何度も失敗してしまい、足りなくなったカードを追加で買うハプニングもありつつ(笑)。撮影がすべて終わった後には、ノンノの皆さんにごあいさつさせていただく時間があったんですけど、大勢の前でしゃべるのが苦手な私は、なかなか気持ちを上手に伝えることができなくて。卒業は、自分で決めたこと。本当はすごく「また会いたい」って思っているけど、私がそれを口にするのは自分勝手なんじゃないか……。そんなふうに、どういう面持ちでいればいいか分からない私に、優しい皆さんが「女優として、いつかまた取材させてもらえる日を楽しみにしてるよ!」って、声をかけてくださったんですよね。私も同じ気持ちでいていいんだ、と思えて、涙が込み上げてしまいました。

 6年9か月を過ごしたノンノは、私にとって圧倒的にホーム感のある場所。2018年にグループを卒業してからは、自分の名前についていた”乃木坂46のという肩書きがなくなって、不安になることもあって……。そんななか、一人の「西野七瀬」として必要としてもらえて、ノンノに変わらず居場所があったことが、すごくうれしかった。こんなに居心地よく過ごせる現場って本当にありがたくて、甘えられる存在でした。他のお仕事でバタバタしている時は、くたびれている姿もたくさんお見せしてしまったはず。そんな時もそっと見守っていてくれて、いざ撮影になると、いいページを作るためにしっかりアドバイスをくださって……やっぱりノンノの皆さんに対しては感謝の気持ちが一番大きいですね。 西野七瀬卒業SPモデルカット5-2
 ノンノモデルのお仕事をしていて楽しいなって感じた瞬間。まず思い浮かんだのは……みんなで雑談をしている場面(笑)。スタッフさん同士の信頼関係があってチームワークがいいから、会話を聞くのもおもしろくて。撮影中はスッと集中して、終わるとゆるんでおしゃべりして……っていうメリハリも含めて楽しかったのかな。思えば、最初の頃は話しかけていただいてばかりで、積極的に現場でのコミュニケーションを楽しめるようになったのは少し時間がたってからのこと。あまり後悔はしないタイプの私だけど、「もっと早くから、皆さんとお話ししておけばよかった!」っていう気持ちは強いかもしれません。カメラの前では、いつも「少しでも新しい表現ができるようになっているといいな」と意識していました。進化したもの、新鮮なものを届けたいという気持ちはきっと、ページに携わるスタッフの皆さんも同じはずだから、それにこたえたくて。ノンノに入った当初はまったく直視できなかったパソコンのモニターも見られるようになり(笑)、ライティングや寄り・引きの具合、写真の雰囲気を確認しながら自分なりに試行錯誤を繰り返して、一つでも何か新しいものをお見せできるように心がけていました。20代の半分以上の時間、ずっとノンノの皆さんと一緒に誌面を作り続けてこられたことは自分の誇り。少しでも貢献できていたらいいな、って思います。

 どいやさんが3度もノンノの付録になったり、約2年前には西野七瀬ジャーナルというタブロイド判の付録がついたり、誌面以外の企画も楽しくて思い出に残っています。西野七瀬ジャーナルを今、見返してみたら……これからしたいことに「お寺や神社を巡りたい」「車の免許を取りたい」「刺しゅうを習いたい」「いつか絵本を出したい」「体幹を鍛えたい」の5つをあげていますね。このなかで今のところ実現できているのは、車の免許取得かな。今は辞めてしまったけど、ヨガにも一時期通っていました! お裁縫ができるようになりたいという気持ちは今もずっとあって、お守りを手作りしたことも。可愛い動物のアップリケを見つけて「これを貼ったお守りを作りたい!」と急に思い立って、手芸屋さんで買った生地や糸を手に、なんでもできてしまう(伊藤)かりんちゃんの家に乗り込んだ記憶があります(笑)。

 ドラマ『言霊荘』では堀田真由ちゃん、映画『恋は光』(今年公開)では馬場ふみかちゃん。ノンノモデルの仲間とお芝居の現場でご一緒できたことも、うれしかったですね。真由ちゃんとは、モデルズトークのアンケートの締め切りが近づいてくると、撮影の合間に「今月、どんなこと書いた?」って確認し合ったり(笑)。やっぱり、初めましての方と共演する時とは全然違う安心感がありました。

 ノンノを卒業した後の私は、どうなっていくんだろう? OGになったら、ノンノのWikipediaのかつて活躍したモデルの欄に私の名前も載ったりするのかな(笑)? 約7年前、専属モデルになることが決まってすぐに私がノンノのWikipediaを調べたように、いつかモデルになりたい方がそのページを見た時、そうそうたる先輩モデルの皆さんと一緒に私の名前が並んでいたら、うれしいです。そして、これからもずっと、今までノンノで培ってきた経験と思い出を大事に持っていたいな。今後いろいろなお仕事に挑戦していく時、それが間違いなく、自分の力になると思うんです。いつかまた、ひょこっとノンノに呼んでいただけたりした時には……どんな気持ちになるのか、想像がつかないけど……。再会したノンノの皆さんや読者の皆さんに「変わってないな」と思ってほしい。でも同時に、「変わったな」とも感じていただける成長した自分でいたい、そう思います。

西野七瀬卒業SPモデルカット5-3

2022年3月号掲載


\「西野七瀬のななせるふ。complete book」付き /

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