好かれる人の「笑顔の作り方」をプロが解説！ 出会いの春の必須スキル★

笑顔と声が大切なのは分かるけど、具体的にどうしたらいいの？　そんな疑問に専門家が答えます！

笑顔を科学する学会の代表。早稲田大学、東洋大学で笑顔の効果について研究。笑顔と印象管理を学ぶ講義は学生からも人気。

「好印象は、初対面で＂息が合う＂＂楽しいな＂と思 ってもらえるかどうかがカギ。人間がどのようなシーンで＂息が合う＂と感じるのか調査したら、会話のテンポや内容よりも、笑顔が大きく影響していることが分かりました。会話の中でどれだけ多く笑顔のキャッチボールができるか。それにはTPOに合わせた笑顔のスキルが重要です。聞き手側が話しやすいと感じる笑顔を身につけましょう！」

「顔の筋肉全体を動かすことで、笑顔の可動域が広がります。写真を撮る時などに口角が上手に上げられない人や目が笑えない人は、顔中の筋肉を使う＂うんぱに体操＂を。１日１回でも継続することで、ほほえみから笑い顔までスムーズに出せるようになります。写真を撮る前に取り入れるのも効果的ですよ」（菅原さん）

口を思いっきりとがらせて「う」、目も口もギュッと閉じて「ん」、目も口もできる限り開いて「ぱ」、口角を上げてデュシェンヌスマイルを意識して「に」と口を動かす。動かし終わってすぐ、顔中の血流がよくなり筋肉がほぐれるのを実感できるはず。

「緊張して笑顔が出ないなら、まずは体の筋肉をほぐしましょう。体と顔はつながっているので、体がリラックス状態になれば笑顔もスムーズに作れるようになります。難しいストレッチではなく、手のグーパーや肩の上下運動だけでもOKなので、オフィスやバイト先でも気軽にできます」（菅原さん）

手を握りしめてグーにしたら思いっきり開いてパーに。手が温かくなるまで繰り返して。

背すじを伸ばしたら、肩を上げられるところまで引き上げ、力を抜いて一気にストンと落とす。

2018年４月号掲載