【ミュージカル】『アニー』観劇レポ！見どころ３選

2023.08.19更新日：2023.08.21

みなさん、お久しぶりです。

テスト期間が終わり、夏休みがやってきました！
莫大な時間を手に入れた私は、ますます観劇に精を出しています。

今回の観劇レポは丸美屋食品ミュージカル『アニー』です。
名曲『トゥモロー』でおなじみのこの作品、とても心温まるストーリーで感動しました。

今回はその見どころを３選紹介します！
毎年公演しているこの作品、きっとあなたも来年行ってみたくなるはず…！

-目次-

あらすじ
観劇回のキャスト情報
見どころ１：子役さんがプロフェッショナルすぎる！
見どころ２：大人たちが描く社会の厳しさ
見どころ３：毎年変わる子役キャスト
来年は『アニー』へ！

あらすじ

1933年、ニューヨーク。街の人々は世界恐慌によって、苦しい生活を強いられています。そんな中、孤児院で暮らす少女アニーは、孤児院の院長ハニガンの意地悪に耐えながら、11年前に自分を置き去りにした両親がいつか迎えに来ると信じて懸命に生きています。ある日、大富豪オリバー・ウォーバックスの秘書グレースが、クリスマスを一緒に過ごす孤児を引き取りたいと訪ねてきます。そして、グレースに気に入られたアニーはウォーバックスとクリスマスを過ごすことに。アニーを気に入ったウォーバックスは、アニーを養子にしたいと思うようになりましたが、アニーは本当の両親と暮らす夢をあきらめきれません。アニーを想うウォーバックスは、高額な懸賞金をかけてアニーの両親を探すことにします。これを聞きつけたハニガン、彼女の弟ルースター、その恋人のリリーは懸賞金を利用して悪だくみを始めます。

観劇回のキャスト情報

アニー（ダブルキャスト）：西光里咲
オリバー・ウォーバックス：藤本隆宏
ハニガン：マルシア
グレース・ファレル：笠松はる
ルースター：財木琢磨
リリー：島ゆいか
モリー（ダブルキャスト）：井手陽菜乃
ケイト：和田愛海
テシー：大矢結姫
ペパー：難波夏未
ジュライ：坂本柚月
ダフィ：能重歩実

ひのあらた、伊藤広祥、鹿志村篤臣、後藤光葵、長澤仙明、望月凛、矢部貴将、太田有美、三上莉衣菜、村田実紗、横岡沙季

ダンスキッズ：あやね、及川結芽乃、松村芽依、宮原心空、山田葵、りこまる

サンディ：おこげ

『アニー』のキャストボード — ミュージカルに行くと、公演時間とその日のキャストを紹介するキャストボードが掲げてあります。

見どころ１：子役さんがプロフェッショナルすぎる！

『アニー』といえば、主役のアニーをはじめとした修道院の子供たちを演じる子役さんが厳しいオーディションで選ばれることで有名です。書類審査、動画審査、歌＋ダンス審査、ワークショップ審査、最終審査を経て、アニー役も含めた14人の子供たちが選ばれます。

見に行く前は、子供たちが頑張っていて、子供らしいかわいくほほえましい舞台なのかと思っていました。すみません。全員プロフェッショナルでした。さすがオーディションをくくりぬけただけあります。ダンスも歌も演技も大人顔負けでした！

『アニー』の公演パンフレット — 2023年のアニー役は左から、深町ようこさん、西光里咲さんです。

見どころ２：大人たちが描く社会の厳しさ

先にも書いたように、『アニー』は子役さんの印象が強い、明るい作品です。
ですが、大人の俳優さんの存在によって、作品に深みが与えられるのです。

例えば、孤児院の院長ハニガン。彼女は孤児院の子供たちを叱ってばかりで男とお酒に目がなくて、一見どうしようもない人に見えます。ですが、親から金がなにより大事だと育てられ、恐慌下の中でやりたくもない修道院の経営をしなければ生活が成り立ちません。男に色目を使うのも、厳しい状況下で生き抜くための彼女なりの手段なのかもしれない、そんな思いがよぎります。

大人の俳優さんのおかげで、『アニー』という作品に陰が生まれ、深みが増すのです。

見どころ３：毎年変わる子役キャスト

『アニー』に出演する子役さんは毎年行われるオーディションによって選ばれるため、毎年変わります。お話は変わらなくとも、キャストが違えば異なるアニー像が見えてきます。私は今年は一回しか見る事ができていませんが、ダブルキャストの深町ようこさんのアニーも是非見て見たかったなあと思います。

そして面白いのが、ごくまれに孤児院の子供たちで最年少であるモリーを演じていた子役さんが、時を経てアニー役を掴んでいること！成長が感じられて、とても感慨深いですね！