non-noで活躍中のスタイリスト加藤千尋さん。今回は、加藤さんのファッションにフィーチャーしたnon-no web企画『身長150cmスタイリスト加藤さんのリアル1週間コーデ』の撮影現場に密着!「スタイリスト」のお仕事やコーディネートのポイントなどを取材したので、是非チェックしてみてください!

ファッション部
No.068 Nini
スタイリスト加藤千尋さんのお仕事に密着!
2023.02.09
スタイリスト・加藤千尋さんプロフィール
non-noで活躍中の若手スタイリスト。non-noの人気企画を多数手がける。身長150センチの小柄さんで、自身がSサイズということもあり、リアルなスタイルアップ術が大人気。
スタイリストのお仕事フロー
1)編集者と打ち合わせ*
2)リース*
3)コーディネートチェック*
4)撮影*
5)返却
6)洋服のクレジット・協力店リストまとめ
7)誌面の校正確認
2)リース*
3)コーディネートチェック*
4)撮影*
5)返却
6)洋服のクレジット・協力店リストまとめ
7)誌面の校正確認
*マーク:今回密着させていただいたお仕事シーン
「リース」の日
「リース」とは、アパレルブランドのプレスルームへ行って、お洋服や小物のサンプルを貸していただくこと。ひとつのブランドにかける時間は約30分。それを1日15~16ブランドまわるのだそう。
移動中の車内でたくさんお話を聞かせてくれた加藤さん。好きなブランドを聞いてみると、「パブリック トウキョウはよく行きます」とのこと。加藤さんのInstagramにも度々登場しているので注目です。おしゃれさんが気になる〈トレンドを知る方法〉についても聞いてみました。「これから流行るモノについてはブランドの展示会、今流行ってるモノについてはSNSからキャッチしています」
撮影
web企画で紹介していた私服。これを着て撮影していました。
撮影の時のマストアイテム・スタイリストバッグの中身を紹介して頂きました。「バッグは約3、4年同じ物を愛用しています」
バッグの中身がコチラ!
両面テープ、コロコロ、はさみ、クリップ(大)、クリップ(小)、薄めの靴下、イヤリングコンバーター(ピアスをイヤリングに変える金具)、インソールなどモデルさんの撮影で使用する便利グッズがいっぱい。
〈薄めの靴下〉は冬によく使うそう。「ショートブーツやロングブーツは素足だとスムーズに履けない。スムーズに履けるように薄めの靴下を常に持っています」
両面テープ、コロコロ、はさみ、クリップ(大)、クリップ(小)、薄めの靴下、イヤリングコンバーター(ピアスをイヤリングに変える金具)、インソールなどモデルさんの撮影で使用する便利グッズがいっぱい。
〈薄めの靴下〉は冬によく使うそう。「ショートブーツやロングブーツは素足だとスムーズに履けない。スムーズに履けるように薄めの靴下を常に持っています」
「打ち合わせ」の日
打ち合わせではあまり動かないので、スカートを履くこともあるそう。目を惹く大きなニットは、SHENERYのニット。ピンクとグリーンとのバッグとの組み合わせがかわいいです!色を複数使いする時のポイントを聞いてみると、「同じトーンで揃えると可愛いです。例えば、薄い色と薄い色、寒色同士・暖色同士など」だそう。勉強になります!
「コーディネートチェック」の日
「コーディネートチェック」とは、リース作業で集めたお洋服や小物でコーディネートを組み、編集者と一緒に確認すること。
コーディネートチェックでは、写真のようにお洋服を並べてコーディネートを組んでいくそう。「バランスを見て、コーデの調整をしていきます。普段はもっと沢山のお洋服があるので、廊下まで並べてチェックしています」と加藤さん。
この日の加藤さんは、ブラックコーデにホワイトシューズ。黒多めのコーデでも「素材を意識して、軽め・柔らかめの素材を取り入れると抜け感が出る」とのこと。
加藤千尋さんにインタビュー
ーースタイリストになったきっかけ
元々、服や雑誌が好きだったことから、服飾関係の高校に進んだという加藤さん。高校で学んでいく中で《スタイリスト》という職業に興味を持ち、目指し始めたそう。
ちなみに、スタイリストさんの中には服飾系の学校に通っていない人もいるのだそう。「服飾系の学校を卒業していなくても、アシスタントを経て皆スタイリストになっています」
ちなみに、スタイリストさんの中には服飾系の学校に通っていない人もいるのだそう。「服飾系の学校を卒業していなくても、アシスタントを経て皆スタイリストになっています」
ーー「スタイリスト」のやりがい、
やっていて良かったと思った瞬間
やっていて良かったと思った瞬間
「雑誌を見て、可愛い誌面を見て、達成感を感じます。」
スタイリストという職業の〈やりがい〉についてお聞きしたところ、そう答えたくれた加藤さん。雑誌が完成し、形になって出てくることに嬉しさを感じ、それがやりがいになっているのだそう。また、スタイリストをやっていて良かったと思った瞬間についても教えてくれました。「自分が用意した服をモデルさんが気に入ってくれたり、読者アンケートで上位に選ばれたりした時に、スタイリストをやっていて良かったと思います。これからも頑張ろうと思えます」
ースタイリストになる前と後の加藤さんのファッション
加藤さんご自身のファッションについても教えてくれました。スタイリストになる前とスタイリストになった後でコーデに変化があったのだそう。「スタイリストになる前は、(いつもと違うコーデに)挑戦しようとはあまり思いませんでした。けど、スタイリストになった後は、いろんなテイストのモノを着てみようと思うようになりました」
ーー小柄さんの体型を活かしたコーデのポイント
身長150センチの小柄な体型で、様々なお洋服をおしゃれに着こなす加藤さんに、低身長のコーデポイントを聞いてみました。基本的に厚底はマスト。その他、重心を高めに見せることを意識しているのだそう。「上のボタンだけを留める、ハイウエスト、上に色・柄のモノを着用するなど、目線が上に向くようなコーデを意識しています」
ーー「骨格診断アドバイザー」について
加藤さんは現在、「骨格診断アドバイザー 1級」を取得。骨格診断アドバイザーは、1級を取得するとコーディネートのアドバイスができるのだそう。
取得を目指した経緯について、加藤さんはこのように話してくれました。「最初、骨格診断の企画は(骨格診断の)先生に教えてもらいながらコーデを組んでいたのですが、その後もノンノで骨格診断の企画をいただくことが増えていき、自分自身でももっと学びたいと思ったので資格をとることにしました」
骨格診断アドバイザー1級の資格が、仕事とプライベートの両方で活かされているのだそう。「仕事の面では、コーディネートが組みやすくなりました。リースの時点で、ストレートなのかウェーブなのかが分かるので、(服が)選びやすくなりました。プライベートでは、自分に似合う服が分かるようになりました」
骨格診断アドバイザー1級の資格が、仕事とプライベートの両方で活かされているのだそう。「仕事の面では、コーディネートが組みやすくなりました。リースの時点で、ストレートなのかウェーブなのかが分かるので、(服が)選びやすくなりました。プライベートでは、自分に似合う服が分かるようになりました」
スタイリストの仕事内容に加えて、ファッションのポイントや骨格診断アドバイザーについてなど、貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。スタイリストを目指している方は是非参考にしてみてください。
YouTubeでは、ここで紹介していない質問や詳しい密着の様子が見られます!
YouTubeでは、ここで紹介していない質問や詳しい密着の様子が見られます!
感想
今回は加藤千尋さんの撮影に密着し、「スタイリスト」のお仕事についてインタビューさせて頂きました。スタイリストは華やかなイメージのある職業ですが、考えることがたくさんあったり、意外にも体力が必要であったりと、ハードな面もあることを知りました。それでも、「乗り越えたら楽しい!」と笑顔で語る加藤さんを見て、好きなことを仕事にできるというのは幸せなことなのだろうと感じました!
柔らかい雰囲気で、どんな質問にも真剣に優しく答えてくださった加藤さん。撮影の合間にもファッションのお話をしてくださったり、コーディネートのポイントを教えてくださったりと、たくさんお話を聞かせてくださいました。とても勉強になりました!
公式YouTubeチャンネルで公開中!

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出身地
新潟県出身
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身長
160cm
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学年
卒業
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推し
推し:ファッションや映画、ディズニーが大好きです!休みの日は展覧会やカフェを巡っています♪
ノンノ読者の心を惹く【カワイイ】を発信していけるように、頑張ります!
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