イケメン

【INI】15000字超! INI初ツアー・武道館ラスト公演をVCRまで完全レポート

2023.01.09更新日:2023.01.10

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』日本武道館オールラスト公演をレポート!

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』集合①

©LAPONE ENTERTAINMENT

グローバルボーイズグループ・INI(あいえぬあい)が、デビュー後初となるアリーナツアー『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』を開催。昨年12月に愛知からスタートし、1月8日(日)の日本武道館追加公演をもって、全4都市5会場13公演を完走しました。

大躍進を続けるINIさんを春・冬と誌面で特集してきたノンノも、初ツアーのラスト公演を取材させていただきました。大ボリュームになってしまいましたが、ぜひ最後まで楽しんでいただけますとうれしいです!

愛とトキメキでいっぱいの日本武道館

  • 『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』登場1

    ©LAPONE ENTERTAINMENT

  • 『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』登場2

    ©LAPONE ENTERTAINMENT

当日、日本武道館の最寄りである九段下駅に降り立つと、ファンダムによって掲出された愛あふれる応援広告がお出迎え。”家に帰るまでが遠足”とよく言われますが、言うなれば”駅に着いた瞬間からINI武道館公演”。もっと言うと、今日という日のために自分磨きやおしゃれをしたり、応援グッズを準備したりしている時から、MINIさんにとってのライブはスタートしていて。皆さんのたくさんの想いが集まった晴れ舞台・日本武道館は、開演前から無数のトキメキに満ちていました。

いよいよ開演時間になると、バックスクリーンに“ログイン”画面が登場し、“パスワード”が入力され無事“ネットワーク”が完了。この一瞬の映像の中に、グループ挨拶・楽曲・グループ名の由来まで盛り込まれており、愛とこだわりが感じられます。その後「FOUND 11 INNER CODE」の文字、メンバーのソロカットとパーソナルコードが順に映し出され、ついに11人との対面の瞬間が!

スタートからエンジン全開!『Rocketeer』『Cardio』『BOMBARDA』を連続パフォーマンス

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』Roketter

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激しく落ちる火花のもと現れたINIが最初に披露したのは、デビュー曲『Rocketeer』。西さんの「Get ready?」という叫びとともにスタートした楽曲は、デビュー時よりも歌・ダンスともにパワーアップしており疾走感倍増。1サビ後の決め台詞「Rocketeer」で池﨑さんがアップになると、思わず会場から歓声が上がっていました。木村さんの「ラスト行くぞ!」の掛け声とともに突入したダンスブレイクでは左右のスクリーン映像がオフに。その後の楽曲でもダンスブレイク時は左右のスクリーンがオフになることが多く、個ではなく集団に視線を集中させる戦略がうかがえました。そして、ラスサビ前の髙塚さんのシャウトで金テープがテイクオフ。エンディング妖精は木村さんでにやりと不敵な笑みを浮かべた表情が印象的でした。

続く『Cardio』のオープニングでは、田島さんが「Put your hands up 武道館!」と声がけするとそれに応えるように大きく揺れるペンライトの海。3曲目の『BOMBARDA』も「We are I.N.I」の振り付けに合わせてペンライトが掲げられたりと、観客と一緒にパフォーマンスを作り上げる場面が見受けられました。観客の声出しが難しい昨今、こういった演者からのコールや真似しやすい振付があると、声でのレスポンスはできずともステージとのつながりや一体感が生まれるように感じます。今回の公演では自然に双方向のライブ空間が生み出される場面が多くあり、初アリーナツアーとは思えないライブ力に感服しました。

INIらしさがぎゅぎゅっと♡ 温かく可愛らしいトークコーナー

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』オープニング

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「武道館、盛り上がってますか? 来てくれてありがとう! 会いたかったです!」先ほどまでの勇ましい表情はどこへやら、爽やかな笑顔を浮かべたリーダー・木村さんの挨拶でトークコーナーがスタート。続く個人挨拶では「みんなで完成させていきましょう」と西さん、「一緒に作り上げて、1つになっていきましょう」と尾崎さん。いつも手を取りともに歩んでくれるINIさんらしい温かいメッセージです。髙塚さんはオールラスト公演を迎えたことに触れ「泣く時間じゃなく思い切り楽しむ時間にしましょう! メンバーもね?」と横一列に並んだメンバーを見渡して一言。(にこやかにうなずいていたメンバー達ですが、果たして何人のメンバーがこの約束を守れたのか…。ラストのメンバーコメントをお楽しみに!)最後は、最近白湯を飲むのが日課だという田島さんの「白湯を飲むよりもMINIの皆さんに会う方が心も体も温まります」という彼らしいおだやかなコメントで締めくくられました。

そのまま田島さんのターンは続き、客席と “ネットワーク”する時間に。まずは「手上げてください! 下げてください。3階上げてください!」と客席にオーダー。すると、3階を3回と捉えたMINIさんたちがペンライトをアップする事態に。間違えてしまったMINIさんに「(間違えたら)レッドカード、退場です」とお茶目にペナルティを提示したにもかかわらず、日本武道館には3階席が存在しないことに気が付くというまさかのオチとなりました(笑)。

全員で改めての新年あいさつでは、年男“ぴょんライン”の髙塚さんが汗拭き用に用意されていた白いタオルをウサギの耳に見立てるナチュラル愛嬌を披露。その様子を見た木村さんは、すかさず兎年生まれの藤牧さんに自身の手でうさ耳を装着! その後、髙塚さん同様タオルでもうさ耳をつけられ、“照れ牧”を発動した藤牧さんが「たくさんのMINIに会うのが目標」とメンバーを代表して2023年の抱負を述べていました。

デビューから1年。成長を遂げたINIが届ける、思い出深い2曲

デビューから最も成長したメンバーと言っても過言ではない佐野さんの言葉に胸が熱くなった方も多かったのではないでしょうか。「成長したINIが披露します」という佐野さんの曲振りでパフォーマンスされたのは、『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』の最終課題曲『RUNWAY』のINI Ver.。フェンファンさんがピースをしたり、佐野さんが大きくハートを描いたりと、ハッピーオーラ満点でパフォーマンスが進みます。特に進化を感じたのはブリッジパートでのリフトアップの振付。トップに乗る藤牧さんが持ち上がりから降りる所までほぼノールックで体を預けており、メンバーとの信頼関係の成長もうかがえました。

そのままほぼ間髪入れずにスタートしたのは、もうひとつの最終課題曲である『ONE』のINI Ver.。先ほどの『RUNWAY』のイメージカラーがスウィートなホワイトならば、こちらはビターなブラック。大人な歌詞と振付も盛り込まれた1曲は、愛しさ、切なさ、艶っぽさなど、オーディション時よりも表情のバリエーションが増えていたように感じました。

【VCR】INIが子どもにタイムスリップ⁉「君と友達になる方法」

《What is a friend?》という問いとともにVCRがスタート。

『We Are』のMVを彷彿とさせるポップな公園に集まったのは、子どもになったINI。公園に遊びに来ていた “あの子”と「前からずっと仲良くしたかったけど、どうしたらいいかわからなく…なっちゃった(cv.きょうすけ君)」というのです。早速子どもINIによるお友達作戦が始動します!

エントリーNo.1:ゆうだい君×りひと君

先陣を切ったのはムードメーカーコンビ。まずは“INIのエンジェル”ことゆうだい君がお得意の愛嬌を披露♡ あふれ出るキュートさで見事ノックアウトかと思いきや失敗…。りひと君も可愛らしいヒヨコちゃんカチューシャで興味を引きますが、こちらも失敗という結果に。

エントリーNo.2:ひろと君×じん君

2組目の挑戦者は最年長×最年少ペア。まずはじん君が美味しい果物をプレゼントする戦法に出ます。1つ目のプレゼント・リンゴは見事好感触を得るも、キウイを皮ごと食べさせようとするミスで失敗。続くひろと君は一緒に運動をすることで仲良くなる計画を実行。こちらも滑り出しは良好でしたが、ダンスで鍛えた抜群の身体能力をもってしかできない高難度の運動を提案してしまい失敗。

エントリーNo.3:フェンファン君×たける君

優しく紳士的なこの2人なら安心です! まずは勝負強さに自信のあるフェンファン君とジャンケン対決。今度こそ一緒に楽しく遊べるかと思ったら、ステージ上にある3面のスクリーンをフル活用しグー・チョキ・パー全てを出すというちょっぴりズルい技を発動。すると「(1人で楽しまず)ちゃんとペースを合わせるのが友達」とたける君が待ったをかけます。さすがみんなの王子様です! そんなたける君は一緒に写真を撮ることを提案。ハートマークを作る共同作業で距離を縮めますが、だんだんハイペースになってしまい、無念…。

エントリーNo.4:しょうご君×ひろむ君

「僕たちの番だ!」と勢いよくスタート。ひろむ君のとびぬけた歌唱力と、しょうご君のキャッチ―なダンスで盛り上げますが、歌とダンスが得意な2人が考えたセットリストは少しヘビーすぎたようです…。

エントリーNo.5:まさや君×たくちゃん

最後は仲良しケミ“ましゃたく”が登場! ストレートに連絡先を聞こうとするたくちゃんを「連絡先は少し早すぎるよ」とまさや君が止めようとしますが、なんとOK♪ ウキウキしながら早速連絡をしますが、なかなか返事が返ってきません。しびれを切らしたたくちゃんはメッセージを連投、自撮りだって送っちゃいます。それでも返事がないので、ついにたくちゃんは電話をかけようとしますが、ここでまさや君によるストップが! さあ、まさや君のターンが来ました。「アイコンタクトして、お互いの気持ち、確かめ合おう?」と可愛らしく伝え、やっと成功!……しませんでした。3時間もアイコンタクトをして目がしょぼしょぼに(泣)。

困った子どもINIは円になって会議をします。そこでついに、きょうすけ君がひらめきました! たくさん道に迷ったけれど、シンプルに“友達になりたい”と直接伝えるのが一番です。「ずっと仲良くなりたいと思っていたんだ。I will “do what you like”」

INIとドライブに出発!『Do What You Like』

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』Do What You Like

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VCRから飛び出し大人に戻ったINIが披露したのは、まるでシネマミュージックのようなトランペットと軽快なエンジン音からはじまる『Do What You Like』。『KILLING PART』のオルゴール、『We Are』の雨宿りなど、ストーリー性のある立体的な振付も得意とするINIの新作はドライブ。ドライバーの西さんを先頭に11人で車の形を作るフォーメーションにワクワクが止まりません! 佐野さんの「ゆっくり」というパートで、西さんが佐野さんの肩を後ろからゆすって驚かせたりと、仲の良いアドリブもあり1つのショーを観劇しているような気持ちになりました。

愛しさMAX♡『KILLING PART』

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』KILLING PART

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楽しいドライブの次は、マネしやすい振付でTikTokの「#キリパチャレンジ」も話題になったシングル『KILLING PART』。ダンスタイムとファンサタイムが両方あり、前半はフリースタイル。歌いだしの藤牧さんの横で西さんがピアノ伴奏をするような動作を見せたり、田島さんが髙塚さんに「100点満点」をプレゼントしたりと、メンバー同士のキュートな絡みがステージ上で大渋滞。エンディングで、年男の藤牧さん&髙塚さんがウサギポーズでぴょんと飛び出すと、会場にはこの日一番レベルの歓声があがっていました!

ウサギジャンプやハートジャンプも飛び出した『AMAZE ME』

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』AMAZE ME

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続く『AMAZE ME』は、同じく年男の尾崎さんによるウサギポーズからスタート。ポップなビートで皆さんテンションが高くなっていたのですが、特にはじけていたのが普段はクールなフェンファンさん! オープニングからジャンプをしながらステージ上を移動しており、全身全霊で楽しんでいるのが伝わってきました。そして、サビ前の「Alrighet」の全員でのジャンプも見どころ。ウサギになったり、頭上でハートを作ったり、MINIさん歓喜のアレンジがなされていました。また、髙塚さんの愛されっぷりも注目ポイント。木村さんから「君は輝くよ」でロックオンされたり、池﨑さんに肩を抱かれたり。他のメンバーからのアクションが圧倒的に多かった気がします。ラストは木村さんが髙塚さんを、佐野さんが松田さんを、それぞれお姫様抱っこして終了。松田さんは、ものすごい角度で担がれていました(笑)。

後のトークコーナーでも、『AMAZE ME』でのジャンプが話題に。ウサギジャンプを決めた佐野さんに「兎年だっけ?」と西さんが聞くと「辰ですけど」と返事が。大盛り上がりの兎年は始まったばかりですが、佐野さんが主役の辰年も今から楽しみですね!

VCRのまさや君を再現!「確かめ合おう?」選手権が開幕

VCR後最初のMCということで、みんな大好き・まさや君の決め台詞「アイコンタクトして、お互いの気持ち、確かめ合おう?」を誰がより可愛く再現できるか勝負が勃発!

エントリーNo.1:りひと君

後ろ向きからスタートしたりひと君。振り返ると親指と人差し指で両目をかっぴらく変顔! 松田さんからは「(まさや君が)下りてた」と褒められるも、藤牧さんからは「最下位です」と厳しい一言が。

エントリーNO.2:きょうすけ君

厳しく批評していたMCがついに指名を受け登場。誇張したまさや君モノマネに、「期待してたのと違う」と西さんがクレーム。他のメンバーからもヤジが飛ぶ中「よかったよかった!」と褒める優しい田島さんもいました。

エントリーNO.3:たくちゃん

最後は、一番近くでまさや君を見ていたたくちゃん。3.2.1の合図で愛嬌がスタートすると、先ほどは文句を言っていた西さんが、あまりのあざとさに顔を覆って悶絶(笑)。他のメンバーからも「優勝!」「尊敬!」などの賛辞が上がりました。さすがキラキラアイドル!

INIとMINIの進む道が明るく、その先に美しい景色があるように。願いを込めて2曲

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』STRIDE

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後藤さんの「いつも僕たちを照らしてくれてありがとう」というお礼のメッセージを含む曲振りで、『Brighter』と『STRIDE』の2曲を披露。『STRIDE』ではバックスクリーンに小舟のイラストが映し出されていたのですが、まっすぐブレずに進み、通ってきた道には幸せの花が咲き、それが波紋のように世界へ広がっていく様子が、INIさんの歩んできた道を表しているように感じました。

『STRIDE』のラストは次のユニットステージに向け、ダンスチーム→ラップチーム→ボーカルチームの順でステージをあとに。ダンスチームはチアリーダーのような足上げをした後にハートを作り、ラップチームは小粋なステップを踏み、と それぞれが工夫を凝らしたはけ方をする中、最後のボーカルチームは佐野さんを担ぎ上げて神輿に! とびきりのスマイルを浮かべた佐野さんと楽しそうなメンバーにほっこりしました。

【ユニット① 木村・後藤・松田】『DANCE #1』

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』ダンスチーム

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モノクロのクールなVCRを挟み、YouTube企画[INI WORKSPACE]のユニットに分かれたステージがスタート。最初は木村さん・後藤さん・松田さんによるダンスパフォーマンス。ステージ向かって右手側の後藤さん、左手側の松田さん、中央の木村さんの順でソロパートから始まり、全員集合してグループパートへ。2ND SINGLE『I』通常盤のモノトーン衣装をきらびやかにアップデートしたコスチュームを着用されていたのですが、この3人は偶然なのか黒の面積が多いかつジャストサイズ。最もモーションが鮮明に見える装いで、彼らのしなやかでダイナミックなダンスが堪能できるステージでした。

【ユニット② 池﨑・田島・西】『How are you』

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』ラップチーム

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続いては“ドス鯉倶楽部”こと、池﨑さん・田島さん・西さんによるラップパフォーマンス。西さんの「会いたかったです」というメッセージから、歌いだしの池﨑さんパートの歌詞へのつながりも詩的で美しく、3名自身で作詞したからこそのテンポ良いステージが繰り広げられます。『How are you』というタイトル通り、会話するかのように柔らかい眼差しで客席を見渡す姿が印象的でした。また、INIメンバー内での年齢は下から数えて2番目ながらいつも兄のような頼もしさがある池﨑さんが、この3名で集まるとすっかり弟モードになるのも“ドス鯉倶楽部”の魅力の1つ。ラストで田島さんが西さんと池﨑さんの肩を抱き寄せた際に、子猫のように田島さんに頭を擦り付けていた池﨑さんが愛らしかったです。

【ユニット③ 尾崎・佐野・許・髙塚・藤牧】『Mirror』

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』ボーカルチーム

©LAPONE ENTERTAINMENT

ユニットステージ最後は、INIが誇る最強ボーカルチームの登場。きらびやかで表現力の高い尾崎さんの歌声、優しく柔らかい佐野さんの歌声、艶っぽく情緒的なフェンファンさんの歌声、パワフルで伸びやかな髙塚さんの歌声、まっすぐ透き通った藤牧さんの歌声。各々の個性が際立っていて、唯一無二のステージでした。『Mirror』というタイトルにちなみ左右のモニターが反転して対になっていたのも粋でした。

MINIからINIへ贈る11文字のラブレターとともに『Runaway』

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』Runnaway

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日本武道館公演限定披露の『Runaway』では、公式サイトにて事前募集したMINIさんからINIさんへの11文字メッセージがバックスクリーンに。「頑張る理由をありがとう」「世界で一番幸せになって」などの溢れんばかりの愛の言葉が会場中を温かく包み込んでいきます。きっとMINIさんの想いは11文字に収まるものではなくて、Twitterの140文字でも収めるのが難しいくらい大きなものだと思います。11文字の奥にあるもっともっと長いメッセージが垣間見えて胸が熱くなりました。

その後のトークコーナーでは、ハングルで「来年も一緒にいましょう」というメッセージがあったと田島さんが紹介。ハングル以外にも英語のメッセージがあったりと、まさにグローバルボーイズグループでした。せっかくなのでINIからもMINIにメッセージを贈ろうということで、佐野さんが代表して11文字を綴ることに。「こころからだいすきだよ」という全部平仮名のメッセージが彼らしく、とても素敵でした。

【VCR】まるで映画!「MISSION NAME [BREAK THE CODE]」

“未知なる自分を見つけるパスワード”を見つけ出すミッションが始動! 解けなかったら爆破しなければならないという重大任務にINIが挑むことに。このVCR、11人の役回りがぴったり&芸が細かすぎました…!


まず瞬発力抜群なマンネ・松田さんが先“迅”を切り、リーダーの木村さんに連絡。木村さんのスマホに通知がきてロック画面が明るくなった時に表示されている時刻が「11:03」=デビュー日になっていました! 
連絡を受けた木村さんの横にはスイーツが置かれており、藤牧さん・佐野さんと甘い物好き同盟“甘ト~リオ”を結成するほど甘党なこともさりげなく表されています。


そんな木村さんが最初の関門をスナイプすると、次に現れたのは西さん&池﨑さん。パワフルでワイルドな2人が敵と戦闘しINIの進むべき道を切り開いていく姿はアクション俳優さながらです。そして、
その道をより先へと進めるのはフェンファンさん&髙塚さんの頭脳派コンビ。仕掛けられたレーザートラップに挑む順番をジャンケンで決めるのですが、先述の「君と友達になる方法」のVCR同様、フェンファンさんの勝ち。最後の最後でレーザーに触れてしまうアクシデントもありながら、なんとか目的であったレバー型スイッチを作動しバトンをつなぎます。


続いて登場したのは、名コンビ“大尊”こと後藤さん&佐野さんからなるハッキングチーム。『Roketter』のMVに登場する制御ルームにどことなく似ている気もするハッキングルームで順調にパスワードを解読しハイタッチしたかと思えば、エラーの文字が…!

そんなハラハラドキドキする展開の中、ミッションに挑むのは藤牧さん&尾崎さん。最後の関門となる扉に爆破装置を設置し作動までのカウントダウンを待ちます。順調に見える2人ですが、実はINIの学力テスト企画で珍回答を連発したことのある天然ペア。今回も何か手違いがあったようで(それともハッキングエラーのせい?)装置が正常に作動しないという緊急事態が発生してしまいます。

手に汗握る状況の中、颯爽と現れたのは、楽曲の歌いだしを任されることが多い、我らが切り込み隊長・田島さん! 藤牧さんと尾崎さん2人の力では開けられなかった扉を難なく開錠しパスワードが隠された部屋の中へ。『Password』をリード曲に据える3RD SINGLEのタイトル「M」を入力すると無事パスワードが解除され、VCRが終幕しました。

VCRの勢いをそのままに『Password』『CALL 119』『Shooting Star』を披露

VCRにちなみ、『Password』『CALL 119』『Shooting Star』の3曲を連続パフォーマンス。ライブも終盤、しかもこの日は昼夜2公演。運動量が多い楽曲のオンパレードでそろそろ疲れが蓄積される頃かと思いきや、メンバーはいたってパワフル。バテるどころか、ステージ中央からはけて次の出番まで待機するメンバーも常にビートに乗っており絶好調な様子。その姿がとても頼もしく、彼らならもっと大きい舞台へ行けると確信した瞬間でした。

続くトークコーナーでは、ライブでの定番・客席ウェーブに挑戦。ウェーブのラストを受け取ったメンバーが一芸をするのがお馴染みのようで、まずは松田さんが全力の鬼瓦を披露。すると、逆サイドにいた後藤さんが「迅の期待にこたえたい!」と“頼れるお兄さん”モードに。『Shooting Star』の特徴的な歌詞「伸るか反るか」をオマージュした「伸らない反らない」ダンスを考案し会場は大盛り上がり。藤牧さんとフェンファンさんが止めに入ったかと思えば浸食されて同じダンスを始めてしまい、他のメンバーも吸い寄せられるように集まって最終的には全員で披露。マンネ・松田さんが「誰か止めて~~!」と悲鳴を上げていました(笑)。

1ST ALBUM『Awakening』収録曲『Dramatic』『BAD BOYZ』『SPECTRA』でフィナーレ

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』客席

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まずは、昨年12月14日に発売された1ST ALBUM『Awakening』から2曲をパフォーマンス。『Dramatic』は度重なる転調が特徴的で、歌もダンスも、ペンライトを振るのも高難度。にもかかわらず余裕さえも感じさせられる一糸乱れぬパフォーマンスは圧巻でした。続く『BAD BOYZ』は開演前にも流れていた楽曲。最初にタイトルを見た時は、BADではなくGOOD、それどころかGREATな彼らがこの楽曲をどう昇華するのだろうと疑問に思いました。しかし、歌詞に耳を傾けると“自分のスタイルを貫く少年たち”の姿が歌われており、今まさに既成概念を覆そうとしている彼らにぴったりだと感じました。

そして、本公演ラストは、最新タイトル曲『SPECTRA』。「サビの歌詞“
Pop pop!”に合わせて、持っているもの全部振って!」という西さんのオーダー通り、ペンライト・体・髪、全てでパフォーマンスを楽しむMINIさん。この瞬間の会場の一体感は思わず拍手を贈りたくなるほどでした。

【アンコール】はじまりの曲『Let Me Fly~その未来へ~』

再登場を望むMINIさんの拍手を受けてアンコールが実現。『SPECTRA』→『Password』→『CALL119』→『Rocketeer』とこれまでのリリース順をさかのぼるように、タイトル曲のPVがスクリーン上に流れ、最後に映し出されたのは『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』のテーマ曲である『Let Me Fly~その未来へ~』の文字。一緒に歩んできた道のりを思い出させるような振り返り形式の演出も、満面の笑顔でのパフォーマンスも、全てがエモーショナルでした。

《全文書き起こし》INIからMINIへのラストメッセージ

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』集合②

©LAPONE ENTERTAINMENT

最後はメンバー1人ずつからのメッセージ。11人の言葉そのままでお届けします。

後藤威尊さん

今日は来てくださって本当にありがとうございました! 楽しめましたか? 本当に今日、悔いはないです。本当に全部出し切ることができて、MINIのみんなもめちゃくちゃ盛り上げてくれて。そのおかげで最高のステージで、最高の時間でした。パフォーマンスしながらすごく思ったのが「まじで楽しい! めちゃくちゃ幸せ!」。やっぱりMINIのみんなの前でパフォーマンスをしてる時間が本当に楽しくて、本当に幸せです。好きなことをして生きるって、当たり前じゃないんだなとめちゃくちゃ思いました。家庭の事情とか、いろいろな理由があって、つらい仕事を続けざるをえなかったり、好きなことをあきらめないといけない人もいると思います。その中で自分たちがこうやってみんなの前で立ってパフォーマンスする幸せな時間もそうだし、みんなといるどの時間も、毎日が楽しくて。これが当たり前じゃないんだなって改めて感じました。辛いこととかもあると思うんですけど、よく家族を大切にしてくださいとか、友人を大切にしてくださいとか、いろいろなことを言われると思うんですけど、みんな自分を大切にしてください。俺たちINIにとってはMINI1人1人がみんな大切なMINIなので。みんなが健康で、INIもMINIもみんな幸せでいるのが僕の今年の目標です。本当に今日は素敵な時間をありがとうございました。楽しかったです!

佐野雄大さん

今日はありがとうございました。多分“レミフラ”を初めて踊ってからだいたい2年くらいで、その時にみんなとも出会って。そこから約2年間経ちましたけど、この2年間で僕がめちゃくちゃ感じたことは、時間が過ぎるのめちゃくちゃ早かったし、MINIの皆さんのこともめちゃくちゃ大好きだなって思ったし、何よりもほんまにメンバーが最高…。(ここで佐野さんの目に涙が。佐野さんが両隣の後藤さん・池﨑さんの手を握ると、それを見た他のメンバーも手をつなぎINIが一つに)ほんまにめちゃくちゃいいやつすぎて。もうほんまに俺ら毎日めちゃくちゃ幸せで。俺INIの曲とか聴いてもらえるのとかもめちゃくちゃうれしいから。ここまで支えて連れてきてくださった皆さん、本当にありがとうございました! 毎日皆さんしんどいことも辛いことも絶対あると思いますけど、お互い支え合って、たくましく、楽しく人生歩んでいきましょう! これからもINIのことをよろしくお願いします! ありがとうございました!

ーー佐野さんとハグをした池﨑さんが「雄大と今ハグしたんですけど、えげつない怪力でした。」とコメントすると、「ここ(腕)の力すごいから。尋常じゃないから。」「腕相撲一番強い」と他メンバーも共感し、しんみりしていた会場に笑顔が咲きました。

池﨑理人さん

皆さん今日は遠くから来てくれてありがとうございました! ツアーを完走することができて本当にうれしいし、雄大が言ってくれた通りすごく早くて、もう最終日。最後の公演は一瞬一瞬を目に焼き付けようと、皆さんの顔とか見ながら一瞬一瞬を大切にパフォーマンスしたんですけど。正直足りないくらい、本当にライブが楽しくて幸せです。全部うちわとか、なんか紙とかに…(“紙”というダイレクトな表現に客席から笑いが起こり、「硬い紙ね!」などとメンバーからのフォロー)いろいろ書いてくれてるじゃん。「武道館おめでとう」とか「完走おめでとう」とか「○○君のおかげで」みたいな。全部逆なんですよ。本当にこちらこそ、いつも応援してくれて、僕達を支えてくれて、僕達のことをずっと見ててくれて。本当にうれしいし、もっと伝えたいんですけど。とにかく本当に大切な存在です、MINIの皆さんが。MINIの皆さんのおかげで、こうやって僕達は今楽しくツアーを最後までやることができて。本当に本当に楽しかったです。これからもINIは、もっともっとね、皆さんを本当に本当に大きな舞台に連れて行って、「INIを推しててよかった」って思わせられるようにみんなで協力してもっと大きくなるので。これからも応援してくれたらうれしいです! 今日はありがとうございました!

尾崎匠海さん

本日はお越しくださりありがとうございました。無事メンバー全員誰1人欠けることなく完走することができました! 本当にこうできたのは、何より裏で支えてくれてる人たちだったり、一番は来てくださっている皆さんのおかげです。自分は“支えになれるようなアーティスト”を目指すってずっと言っているんですけど、たまにちょっとだけ「皆さんの支えになれているのかな?」って(ここで尾崎さんの目に涙が)不安になっちゃう時とかあるんですけど…。ライブを通して、皆さんと目を直接合わせて見ていると、すごく幸せな笑顔を皆さんが向けてくれて。そういうのを見ると、ちゃんと支えになっているのかなって思うので、僕はすごくうれしいです。本当にこの気持ちをブレることなく、ずっとずっと夢に向かって突き進んでいこうと思いますので、僕達についてきてくれると嬉しいです。今日は本当にありがとうございました!

松田迅さん

(話す前からすでにうるうる)MINI~~~~~!! いつも支えてくれてありがとうございます。本当に今日という日を迎えることができて、めちゃくちゃうれしいです。武道館の追加公演がサプライズ発表されて、もうここまで来て。本当にあっという間だったなって思います。この歴史あるステージの上でパフォーマンスできるのは、本当になかなかできないことだし、ここを目指して頑張っているアーティストさんがたくさんいると思います。こういった舞台に立たせてくれて本当にありがとうございます。そして、今日まで支えてくれたお父さんとお母さん…(客席に背を向け涙をこらえる松田さんにMINIさんから拍手が起こる)自慢の息子やろ~~~? MINIの皆さんのたくさんの応援、届いてます。今日という日を絶対忘れないです。この景色をありがとうございました。
※最後の2文に誤りがございました。お詫びして訂正させていただきます。(2023.1.10)


藤牧京介さん

皆さん、今日はここまでお越しいただき本当にありがとうございます! みなさん今日も楽しかったですか? 最高に楽しかったです! 自分は中学の時に好きなアーティストさんのライブに行って、そのステージを生で見て、こういうステージでパフォーマンスするっていう職業に憧れて、ずっと夢を追い続けて。一度諦めてしまったんですけど、でもこうして自分たちの初めてのツアーをやらせていただいて、たくさんのMINIのみんなに会って、本当にもう一度夢にチャレンジしてよかったなっていうのを心から思いました。本当に皆さんありがとうございます。こっちのパフォーマンスする側に立ってみて、やっぱりとんでもない数の人たちに支えられてできているんだなとすごく感じて。ずっと支えてくれた家族とか、友達とか。今回のライブで何か所も回って、終わってからの会場の片づけとか目で見て、本当にめちゃくちゃ大変なことだし。こうやって撮ってくださっている方とか、日ごろからINIを支えてくれているメイクさんとか、衣装さんとか、本当に自分たちのワガママを嫌な顔せず受け入れてくれたり。事務所のスタッフの皆さんとか、関わる全ての人たちに支えられて今こうしてステージに立っているんだなって感じて。本当に何より、やっぱり一番はMINIの皆さんに支えてもらっているなっていうのをこの期間改めてめちゃくちゃ感じました。本当に心からありがとうございます。自分がめちゃくちゃ支えられているぶん、本当に本気でみんなを支えられるように、これからも頑張るので、一緒に歩んでいってください。毎日辛いこととか、大変なこととかあると思うし、毎日疲れるけれども、なんのためにやっているんだろうって思うかもしれないけど。こういう日を楽しみにしてくれたら俺はすごくうれしいし。俺はINIになって一番楽しみなのはこうしてファンの皆さんの前に立って、みんなに会って、目を合わせてパフォーマンスして。この時間がやっぱり一番好きなので。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました!


田島将吾さん

皆さん、今日は改めてありがとうございました! 僕達の愛は伝わりましたか? 僕達がこうして輝けるのは、MINIの皆さんはもちろん、周りのスタッフの皆さん、CJの方々だったり、LAPONEの方々だったり、カマラマンの人だったり、本当に数えきれないほどのスタッフの方が僕達を支えてくれていて。本当にいつも感謝しています。ありがとうございます! “レミフラ”を踊ると我に返るというか、良い意味で。やっぱり普通じゃないんだなって、こうした立場で自分がいられることが、とさっき思って。この立場って、多くの人に勇気だったり、温かさだったりを与えられる立場だと強く感じたのと、だからこそもっと自分に強くこれからも歩いていきたいなと思いましたし、MINIの皆さんにも一緒に歩んでいってほしいなと思いました。あと、このツアーを通してまた皆さんとの距離が縮まったんじゃないかなと思います。皆さんどうですか?(鳴りやまない拍手)本当に今日、縮まったと思います。…いやーもう寂しいな、終わっちゃうのが。こういった機会をこれからももっともっと増やしていきたいですし、さっき(藤牧)京ちゃんと話してたのが「1年かけてツアーずっとやりたいね」って。叶うかわからないんですけど(笑)。それくらい頻繁に皆さんに会いたいなっていつも思ってます。またすぐ会いましょう! 今日はありがとうございました。

木村柾哉さん

MINIの皆さん、改めまして今日は会場に足を運んでいただきありがとうございました!(誰よりも深く長いお辞儀にMINIさんからの熱い拍手が贈られる)毎公演最後に一人ずつ話をさせてもらってたんですけど、最後の公演で僕が言えることって、本当に「ありがとうございます」しかなくて。こうやってステージを作ってくださっている制作陣・演出家の皆さん、僕達をカッコよくしてくださっているスタイリストチーム・ヘアメイクチーム、そばで支えてく出さっているINIのチーム、そして何より僕達をこんな大きなステージに(ここで木村さんの目に涙が)立たせてくれているMINIの皆さん、本当にありがとうございます。本当に本当に「ありがとう」の一言なんですけど、こうやって冬だし寒いし、こんな大変なじょうせい…せいじょうの中…? 情勢の中だし。こうやって重い荷物持ってきてくれて、命かけてここまで来てくれているっていうのが本当に伝わります! 本当にありがとうだし、INIはこれからも老若男女関係なく愛されていけるようなグループになると信じて僕も日々頑張って、こうしてまたMINIのみんなに会える日を楽しみに毎日頑張るので。これからもよろしくお願いします。今日は大切な時間をありがとうございました!


髙塚大夢さん

MINIの皆さん、この会場に来てくださっている皆さん、今日は本当にありがとうございました。そして、いつもありがとうございます! 一昨年の6月13日に人生が変わって、MINIの皆さんに出会って、今日までが本当にあっという間で。今こうして武道館という会場で皆さんに会えているのが本当に信じられなくて。“大夢(ひろむ)”だけに大きな夢を見ているように感じます。僕達オーディションでできたグループですけど、オーディションに応募したときに、僕は自分がこんなになるなんて全く想像していなくて。ひねくれ者だったのもあって、審査が通るたびに辞退しようかなってずっと思ってたんですよ。そんなわけないみたいな、変に曲がって余計大変な人生になっちゃうだけだって思ってたんですけど。あのときに決心して、この道に決めて良かったなって、この景色を見て改めて思います。1年前デビューしてすぐにファンミーティングがあったんですけど、その時に「10年後、この会場に来てくれているMINIのみんなとまた会えるようなアイドルになりたい」ってことを言ったんですけど。今日が終わって、また明日からINIというグループが次のフェーズに行くと思うんですけど、そうなってどんどん時間が経っても、今ここに来てくださっている皆さんにまた会えるようなグループにこれからなっていきたいなと思います。本当にいつも感謝しています。今僕がここに立っているのは、間違いなく、今僕のことを見てくれている、応援してくれている、あなたのおかげだと思います。本当にありがとうございました!

西洸人さん

本日はお越しいただき本当にありがとうございます! 相変わらず話したいことがまとまっていないんですけど、今みんなが言ってくれたようなことが本当に全てで…本当に、ねえ、全てなんですよ。本当に感謝してもしきれないし、未だに武道館に立てていることもだし、ツアーをやっていることもだし、INIになっているっていうこともだし、マジで。振り返ると本当いろんな?(ここで西さんの目に涙が)ことがあって。めっちゃ私情になるんですけど、みんな覚悟してINIやってます。オーディションも、正直めっちゃしんどかったです。みんな、なんていうんだろうね…(言葉に詰まる西さんにMINIさんから激励の拍手)拍手するとこじゃないですけど(笑)。みんななんかあって、そこからそれを断ち切って、覚悟決めてやってます。俺、それで今までの環境とか仲間とか、お別れをしなきゃいけないのかなとか。勝手に俺は「失ってる」って「失っちゃった」って、これと引き換えに。でも、全然そうじゃなくて、ただの思い込みで。めちゃくちゃ今でも応援してくれてて。ツアー来てくれて、めっちゃ「楽しかった、楽しかった!」ってミカン食いながらずっと言ってて。ミカン食いながら「楽しかった」って本当に楽しくなきゃ言えないじゃん! だから俺本当にやって良かったなって思うし、失ってないし、俺にはめっちゃいろんな人たちがいるって思って。それは今でもそうで、MINIの皆さんだったり、スタッフの皆さんだったり。だからこそそれくらい覚悟決めてやってるし、本気だし。俺らグローバルボーイズグループって言ってるじゃん。まだまだこっからだと思ってるし。だからそれくらい、本気で俺は世界に行きたいです。でも、俺らだけじゃ無理です。正直INIのメンバーこの11人だけじゃ無理です。最近ツアーを通して思ったのは、1人じゃできないし、メンバーでもできないし。チームとして、INIのチームとして、支えてくださっているスタッフの皆さんとか、メイクさん、スタイリストさん…本当にいっぱいいます。そのチームでもっともっと上に行きたいです。それにMINIの皆さんもいます。だからもう、チームだぜ俺ら、マジで。INIチームです、皆さん! マジでみんなで行こう! でも一旦、マジでここに立たせてくれてありがとう。最高でした! 皆さんありがとうございました。引き続きよろしくお願いします!

許豊凡さん

MINIの皆さん、今日は来てくださって本当にありがとうございました。自分も数年前に、知り合いゼロ、家族ゼロの状態で(中国から)日本に来て。今日は武道館っていう素敵な舞台に立てて。この過程で本当にいろいろな人に支られてきて。学生時代はお世話になった先生とか友達とか、今は大切なメンバー達、スタッフの皆さんたち、そして大切なMINIの皆さんたち。本当にすごいもらってばっかりで。ぶっちゃけ1人のとき言語もたまに通じない時があるし、異国…そう思わないようにしてるけどやっぱりどうしてもしんどいじゃないですけど、孤独を感じちゃう時もあるんですけど。そんな弱かった自分を強くしたのはここにいる皆さん。本当に皆さん1人1人に直接感謝の気持ちを伝えていきたいんですけど、なかなかそれができなくて。だから、少しでも自分たちのパフォーマンスで笑顔になってくれたら。ここにいないMINIの皆さんも、どこかで自分たちの姿を見て、自分たちは皆さんのおかげで頑張っているよってわかってくれたら、それは自分たちにとって最高の恩返しの形になります。でも恩返しだけじゃ足りないっていうか、恩返しをするのは当たり前だと僕は思っていて。もっともっとMINIの皆さんに与えていきたいなって思いますし、もっともっと大きなステージに連れていきたいし、もっと一緒に大きな夢を叶えていきたいって思います。なので、[BREAK THE CODE]は今日でいったん終わりなんですけど、まだまだ自分たちの道は全然スタートだし。これからもぜひぜひついてきてください。今日は本当にありがとうございました!

会場撮影OK!優しさと幸せで満ちた『We Are』で締めくくり

『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』ツアー全公演ラストを飾ったのは『We Are』。撮影可能なことが発表されると、「周りのINIを気になっている子に見せてね!」「“私のINI”って言っていいからね!」と優しく語り掛けるINIさん。そして、「しんみりせず元気よく見てね!」という西さんによる注意事項コーナーを終えると、ついに最後の1曲がスタート。ラスサビ前で西さんが両手を広げて「MINIの皆さん愛してます!!」とシャウトし、11人満面の笑みでパフォーマンスをやり切りました。

全曲終了後も、こらえていた涙があふれた佐野さんを尾崎さんが支えたり、すれ違いざまに木村さんと田島さんがハグをしてたたえ合ったり、11人それぞれの想いが伝わってくる名シーンがステージ上で展開。退場時も客席から見えなくなるまで手を振り続け、感謝を伝えるINIの皆さんでした。


彼らのラストメッセージ通り、次はもっと大きいステージで輝く姿を見られることを楽しみにしています。そして、この記事を最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました!

GROUP PROFILE

●あいえぬあい 
2021年11月デビュー。オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』において、視聴者投票で選ばれた11人組グローバルボーイズグループ。グループ名には、"PRODUCE 101 JAPAN SEASON2で出会った11人の僕たち(私:I)があなた(I)とつながり合う(Network)"という意味が込められている。ファンネームは『MINI(ミニ)』。

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