柏木 一昨年、超特急の新メンバーオーディションで会ったんだけど、その時からアロハくんはオーラがあった!
髙松 本当かよ(笑)。
柏木 うん。だって、室内なのにサングラスかけてたじゃん(笑)。
髙松 あれはファッション(笑)!
柏木 あはは! でもマジな話、オーディションで見たアロハくんは本当に雰囲気があったよ。ダンスに自分のスタイルを持ってたし。
髙松 それを言うならハルは振り覚えがめちゃくちゃ早くて、頭一つ抜けてた。参加者の中でも唯一、すべてを完璧に覚えてたと思う。
柏木 あざっす! お互いへのリスペクトは当時からあったけど、オーディション中はライバルだったから。僕はアロハくんにしつこいくらい「絶対負けないからな!」って言ってた(笑)。
髙松 それな(笑)。もちろん冗談交じりだったけど、”ハルはそのくらい本気なんだ”とも思ったし、火がついたね。お互いの性格がつかめた出来事でもあったなと思うよ。同じグループになってから、よりフラットにいろいろ言い合える仲になったけど、さらに距離が深まったのは去年、仕事でタイに行った時かな。
柏木 そうだね。僕は初めての海外だったから、自由時間の過ごし方にちょっと緊張してる部分があって。僕がコンビニに行こうとしたら、アロハくんがさりげなくついてきてくれたよね? あれって心配してくれてたの?
髙松 え? あ、そ……そうだね。
柏木 絶対ウソじゃん(笑)。アロハくんもただ行きたかっただけか!
髙松 でもタイではほとんど一緒にいたよね? 約束したわけではないけど、自由時間はほぼ二人でごはんしてたし。
柏木 しかもタイ料理じゃなくて、なぜか豚骨ラーメン(笑)。
髙松 すでにちょっと懐かしい! ハルのちょっと生意気な感じも、パフォーマンスのパワフルさも当時からあまり変わらないけど、可愛らしい部分は……。昔はあったんだけどな〜。
柏木 今もあるでしょ!
髙松 いや、出会った頃は何かあるたびに”地元の熊本に帰りたい”って言ってて可愛かったってことを思い出した。今はすっかり東京になじんで。
柏木 なじんでないよ! 今だってスキあらば帰りたいよ(笑)。
髙松 でも今あんまり言わなくない?
柏木 口に出す必要はないかなって。
髙松 大人になったってことだね。
柏木 アロハくんはもう出会った時から今もずっと”真っ直ぐ”。他人をリスペクトする気持ちが誰よりも強くて、感謝の言葉とかもすごく素直に伝えられるでしょ。超特急のパフォーマンスを遠くから見ても、アロハくんのダンスはすぐ分かると思う。特にヒップホップ系は無双状態じゃない?
髙松 いやいや、言いすぎ(笑)。ハルのダンスはブレイクダンスが圧巻。めちゃくちゃ筋力を使わないとできない”トーマス”って技も軽々やってのけるじゃん。独学でしょ?
柏木 少し教えてもらってたことはあったんだけど、変な筋肉がついちゃいそうだったから独学に変えて……もっと筋肉がついた(笑)。
髙松 自己流でできちゃうのがすごいよ。天才肌でもあるし、努力家でもあるのがハルの尊敬するところ。
柏木 すごいホメてくれるじゃん!
髙松 オーディションの時からそれは思ってたよ。当時は勉強も並行してたじゃん。ハルは勉強ができてすごいよ。僕には絶対ムリ!
柏木 別に得意なわけじゃないよ。宿題を出されたらちゃんとやるっていうくらいで。アロハくんは宿題すら……。
髙松 やらない(笑)! ペンを持つのすら嫌い。
柏木 おもろっ(笑)。勉強できないエピソード、山ほどあるでしょ?
髙松 中学時代に行ってた塾で3か月に1回模試があったんだけど、2年半通ってた間、すべて最下位だった。
柏木 すげぇ〜! 何人中?
髙松 100人中最下位。
柏木 もはや実質1位! アロハくんは中学の時から成績面でも”真っ直ぐ”ってことだね(笑)。
髙松 そうだったのかも(笑)。
柏木 さすが超特急の真っ直ぐ担当!