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インタビュー
2022.01.30
6年9ヶ月間、私たちにたくさんのときめきと憧れをくれた西野七瀬がノンノモデルを卒業します。さらに『non-no』3月号では、表紙・巻頭特集・別冊付録で卒業をお祝い!ノンノモデルの西野七瀬"を振り返ります!
数字で振り返る”ノンノモデルの西野七瀬”
トップス¥29700・ネックレス¥39600/ジョン ローレンス サリバン
5/25
誕生日、そしてノンノ創刊日
「専属モデルになると決まりWikipediaを見たら、創刊日と私の誕生日が同じだと分かって。運命的なものを感じました」。毎年誕生日前後には、撮影現場でお祝いも(写真左は21歳、右は24歳の時)。「いつも編集部の方々からいただくバースデーカードを読むのが楽しみで。限られたスペースに小さな文字でたくさんメッセージがつづられているのを見るとうれしかったし、皆さん、すごく細いペンを持っているんだなって思っていました(笑)」
撮影(写真右)/田形千紘
2468日
ノンノモデルとして過ごした日数
2015年6月号でデビューし、6年9か月の間ノンノモデルとしての姿を見せてくれた七瀬。「体感的に20歳からの時間の流れがあっという間だったので、数字で見ると、過ごした時間の長さにびっくり! 誌面で少しずつ大人っぽいコーデやメイクを任せていただけるようになって、それをちゃんと写真として成立させられるようになって……トレンドの変化に自分自身の変化が合わさって、毎号新鮮な姿をお届けできていたとしたらうれしいです」
14号/18種
表紙を飾った回数
14回、増刊を含めると18パターンの表紙がずらり! 「見返してみると、1回1回、気合いを入れて撮影に臨んでいた思い出がよみがえります。4月号の表紙は年明けに撮影することが多かったから、お正月休み中もどこか緊張感を持って過ごしてたなぁ……とか(笑)。でも年々、表紙撮影をすることに対して、いい意味で肩の力が抜けていった感覚。"今回はどんな感じで撮るのかな?"って、わくわくしながら現場に向かっていたし、最後の表紙も"楽しもう!"という気持ちが大きかったです」
コート¥111100・ブラウス¥34100/クロエ カスタマーリレーションズ(See By Chloé ) イヤカフ¥55000・リング(右手)¥97900・リング(左手)¥250800/RIEFE JEWELLERY
276Days
着回し総日数
架空の大学が舞台の"乃木坂女子大"シリーズに、(渡邉)理佐との共演が話題になった"坂道姉妹"シリーズ、どいやさんのぬいぐるみが各所に登場する"コスパで高見え"シリーズなど、数々の着回し企画に登場。「ロケバスに乗って早朝からいろいろな場所を転々として、途中でランチを挟んで、最後にスタジオで撮影して……っていう流れが懐かしいし、楽しかったなぁ。表情やポージングの幅を広げなきゃ!と、着回し企画で鍛えられました!」
3回
どいやさんが付録になった回数
第1弾はふせん、第2弾は卓上カレンダー、そして第3弾は卓上カレンダーにクリップがついてパワーアップ! 「カレンダーは、実家の食器棚やおばあちゃんのパソコンデスクの上に飾られていた記憶が。ふせんは当時台本に貼ったりして使っていたんですけど、クリップはもったいなくて保存しています。文房具が好きなので、いつかどいやさんステーショナリーを作れたらいいな。雑貨屋さんの一角に、ひっそりと"どいやさんコーナー"を持ってみたいです(笑)」
103体
ノンノで描き下ろしたどいやさん
連載『ななせるふ。』や付録はもちろん、ファッション企画にもたびたび登場し、その数は100体以上! 「高校時代に誕生してから約10年、どいやさんもいろんな姿をお見せしてきましたね(笑)。"描いてください"と言っていただかないと世に出る機会もなかなかないので、ありがたかったです。毎回、"今までにない姿を"ってアイディアを考えるのがおもしろかったなぁ。自由に描いてOKなら、まだまだバリエーションを生み出せそうです!」
21.5万部
1stフォトブック発行部数
2018年5月に発売された1stフォトブック『わたしのこと』は、「当時の私についてのことは、おおよそ分かる内容になっていると思う」と語るとおり、七瀬の魅力がぎゅっと詰まった1冊。「モロッコへ旅したり、レトロなホテルでロケをしたり。撮影したのは、ドラマのためにボブになった少し後の時期。改めて写真を見ると、また髪を切りたくなっちゃいますね。今でも時々この本にサインをお願いされることがあって、うれしいです!」
78時間
連載の総取材時間
連載『ななせるふ。』では、毎月約1時間のインタビューを全78回実施! 「78時間をギュッとまとめると、3日間以上話し続けていたっていうことですもんね。すごい(笑)! 自分の思いを伝えたり、質問をいただいて考えたりするのはもともと好きで。"これはテーマとは全然関係ないな"っていうことも、つい話しちゃったり……毎回楽しみな時間でした」。連載#31~#78をまとめた別冊付録(特別版には付録はつきません)も必見です♡
ノンノスタッフが贈る
だから私たち、なぁちゃんが好き!
ドレス¥62700・シャツドレス¥69300・ベスト¥46200/アオイ(MSGM) 靴¥28600/カンペール ジャパン(CAMPER) 靴下/スタイリスト私物
創刊50周年記念号のノンノモデル紹介でなぁちゃんにつけた"心をつかむエモ可愛い代表"というキャッチフレーズは本当にそのとおりで。可愛いだけではない、心をぎゅっとつかむ、時には心をざわつかせるオーラはなぁちゃんにしか出せないものだと思います。ときめき、懐かしさ、切なさ、ワクワク感……写真1枚で、いろんな感情を呼び覚ます天才です!
編集長T
たとえばハイブランドの特集でモデルを務める時でも、夢のある世界観をきちんと表現しつつ、自分も手にしてみたい、着てみたい、と思わせるリアリティをひとさじ加えてくれる。ノンノモデルはリアルと夢、両方の表現を求められると思うのですが、そのさじ加減が絶妙です! 顔立ちがスウィートなので加入当初は甘め担当だったけど、今では"なぁちゃんなら着こなしてくれる"と、どんなコーデでも思います。
副編集長N
柔らかいほほえみ、クシャッとしたスマイル……笑顔一つ取っても表現力がとても豊かなので、写真選びをしながら、つられて自然とこちらも笑顔になってしまうことが多々! そんな時はマスクの時代でよかったかもしれない、と思っています(笑)。
編集K
撮影の合間にスタッフがロケ場所を相談したりしていて、七瀬さんが待ってくれている時間。ぽつんと待っているそのたたずまいにも、「特別な場所ではないけど、撮影したいな」と思わせてくれる魅力があります。結果、予定外のタイミングで撮影が始まってしまうことも(笑)。急な不思議なポージングのオーダーにも笑顔で、楽しんでこたえてくれる優しい方です! モデルとしての技術的な部分はもちろん、内面の進化と変化が撮影のたびに伝わるので、次の撮影ではどんな変化があるだろう、と楽しみになります。
カメラマン・熊木優さん(io)
モデルのお仕事は、大勢の人の前で、お洋服の見え方や表情、撮影のテーマなどあらゆることを考えながらポージングをとるというとても緊張するし、度胸がないとできないことだと思います。なぁちゃんのすごいところは、カメラの前で、とてもナチュラルに存在してくれること。笑顔もアンニュイな表情もウソがなく、心から表現してくれます。まぶしいくらいの透明感と可愛さに、ファインダー越しに幸せを感じていました。"なぁちゃんとなら、素敵なものが作れる!"というワクワクをいつもありがとう!
カメラマン・野田若葉さん(TRON)
コーディネートに合わせてポージングで雰囲気を作り出す適応力がスゴイ! さらにこの数年で、なぁちゃんのまとう雰囲気がぐっと大人っぽくなった印象。会うたびに魅力が増していて、ほれぼれします!
スタイリスト・松尾正美さん
2016年9月号の表紙&巻頭のハワイ特集が、当時大学生だった私と周りの友人の間でとっても話題になりました! 誌面で拝見していた当時からのふわっとした空気感は変わらずにありつつ、大人に、はかなげに、ますます魅力が磨かれた七瀬さんに今もトリコです!
編集T
最近のなぁちゃんは特に神々しくて、まなざしが優しくて美しい!! 朝早い撮影のメイク中に別のお仕事の台本を読んでいたりと、忙しい様子が見てとれるのに、なぁちゃんがまとっている空気はとっても穏やかで上品で……。時間や忙しさに流されない姿を見ると、プロフェッショナルだなぁと感心してしまいます。
ヘア&メイク・野口由佳さん(ROI)
肌・髪・体形といつでもベストコンディション。テンションも常に穏やかでぽわ~っとしているのですが、実は映画やドラマなどでめちゃくちゃ多忙だったりして、それをまったく表に出さないのが本当にすごい。ひょうひょうとメイクして、着替えて、カメラ前に立つのですが、いざ始まるとモデルとしての表現力が素晴らしく、毎回進化していて目が離せなかったです!!
ヘア&メイク・吉﨑沙世子さん(io)
連載でよくご一緒させていただきましたが、毎回イメージの違う衣装を、私が想像した可愛いをはるかに超える可愛さで着こなしてくれました! うれしくていつも心の中でガッツポーズをとりまくってしまいました♡
スタイリスト・ミクさん
常に自然体でニュートラル。カジュアルもマニッシュもガーリーも……どんなムードのファッションも着こなして、特集のイメージをしっかり表現してくれる、とっても頼もしい存在!
スタイリスト・笠原百合さん
すっぴんももちろん抜群に可愛いのですが、まつげや眉などメイクの微差でものすごく印象が変わり、いろんな顔を表現できるのが魅力の一つ。また、年々いい意味での貫禄・迫力・存在感がますますアップしていると思います。なぁちゃんがカメラ前に立ち、写真になった時の"強さ"に感動します!
ヘア&メイク・中山友恵さん
ダンスで培った動きなのか、カメラ前での所作が可愛い。特にジャンプする時やくるっと回る時。スカートをふわっときれいに広げてみせながら、表情まで素敵に作り込む感じ、あちこち同時に集中する力がずば抜けていると思います。アゴを上げる角度、下げる角度、目の細め方、開き方など細かいところまでとても丁寧! ノンノに入ってきたばかりの頃は、愛らしくてはかなくて守ってあげたい、とにかく可愛い女の子という印象でした。最近は会うたび"きれい"が増して、しっとりした大人の女性という雰囲気がやばいです。近づくとドキッとするほど。
ライター・道端舞子さん
なぁちゃんを形容する言葉として「透明感」「はかなげ」がよく使われますが、同時に「存在感」がものすごいモデルさんだな、と思います。一瞬目を離したら消えてしまいそうな雰囲気なのに、写真でも映像でも圧倒的な印象を残せる、稀有な人。
Web編集長K
ブラウス¥97900・帽子¥40700/エミリオ・プッチ ジャパン(EMILIO PUCCI)
なぁちゃんとはお笑いの話をすることが多く、おもしろい芸人さんのYouTubeをたくさん教えてもらいました。特に、まだTVであまり見かけない方にも詳しくて、しかもその芸人さんたちがどんどん有名になっていくのが本当にびっくりです! 私は『グータンヌーボ2』が好きで全部見ていたので、グータンの話を聞かせてもらうのもすっごく楽しかったです♡
ヘア&メイク・吉﨑沙世子さん(io)
誰かと話す時間をとても大切に思っているのが伝わります。いろんなことをうれしそうに話す姿が印象的で、好きなもののプレゼンも上手。僕の知らない芸人さんやホラーゲームの話を、目をキラキラさせながら教えてくれるので、気になってネタや、ゲーム動画などを見てしまっていました(笑)。
カメラマン・熊木優さん(io)
初めてインタビューさせてもらった時に着ていた私服のモッズコートの色やデザインまで、いまだにはっきり覚えています。それくらい可愛さの第一印象が衝撃的でした! 「ななせるふ。」を通して感じるなぁちゃんは、言葉にウソのない人。自分をよく見せようとせず、本当の気持ちを包み隠さず話すことができるのは、やはり"強さ"を持った人だからこそだ、と憧れずにはいられません。衣装やヘア&メイク、写真のコンセプトやスタッフとのおしゃべり……撮影現場を構成する一つ一つの要素をすべて積極的に楽しもうとする姿も印象的でした。初期からどんな質問にも一生懸命誠実に答えてくれていましたが、回を重ねるにつれて、自分から「実は最近こんなことにハマっていて……」と新しい情報を教えてくれたり、インタビューが終わった後もしばらくその場に残っておしゃべりしたり、「人と話すことが楽しくなってきた」というなぁちゃん自身も何度も口にしていた変化を手に取るように感じていました。
ライター・吉川由希子さん
スタジオでクリスマスのくじ引きをした時のこと。明らかにここが当たりですよ、と分かるようなくじの配置だったのに、深読みして違うところばかり引いて、ハズれていて。さすが、謎解き女子は考えすぎて単純には引けないのだな、と思いました(笑)。そして、あんなにきゃしゃなのに朝からちゃんとおにぎりをとても幸せそうに食べます。ある時「この具のおにぎりをいつかお母さんに作ってもらいたいから」と、おにぎりの写メを撮っていたのが可愛かった♡
ライター・道端舞子さん
撮影に差し入れた和菓子をとても喜んでくれて、その後もいちご大福やピスタチオ大福でテンションが上がる姿にきゅんとしました。漫画の話もよくしましたが、なぁちゃんが「気になる」と教えてくれた作品は、しばらくするとブレイクすることが多く、本当に見る目が確かです! すごい!
Web編集長K
初めてお会いした時からずっと、誰にでも優しくて丁寧な方! つけていた衣装のアクセサリーを私に戻す時、いつもアクセが落ちないよう片手を私の手の下に添えてくれて。さりげない気づかいに西野さんの人柄が出ているなぁ、と感じます。私がどうでもいい話をスタンバイ中の西野さんにしているとケラケラと笑ってくれて、その姿を見ると幸せになるのでついつい話しかけちゃいます! そしてお笑いの話をしている時は目が輝いています。芸人さんのギャグなどもサラッとやってくれるチャーミングなところも大好きです♡
スタイリスト・ミクさん
自分が思っていないことは、普段の下らない会話の中でも、インタビューなどでも絶対に言わない。それは誠実だし、筋が通っていてすごく気持ちがいい姿勢だなと思っています。
副編集長N
フォトブックの企画でお父様と対談した時のこと。誰しも、家族の前の自分と、仕事相手を前にしたかしこまった自分って少なからず違うと思うので、「なぁちゃんのまだ知らない一面が見られるかも」と楽しみにしていました。ですが、お父様を前にした彼女は、普段ノンノの現場で見せる姿と何も変わらず……! どこまでもフラットで自然体のなぁちゃんに驚かされたし、もっと好きになってしまいました! また、この卒業企画の撮影日、なぁちゃんは多忙ななか、編集部の一人一人にお手紙を準備してくれました。お礼を伝えると「毎年誕生日に、ノンノの皆さんがメッセージカードを書いてくれるのがすごくうれしかったから、私も」と。以前、ノンノで行った映画&舞台『あさひなぐ』の齋藤飛鳥さんとの対談で、飛鳥さんがなぁちゃんについて語った"人に愛される力、そして受け取った愛を返す力を持っている"という言葉をふと思い出しました。その意味が今はよく分かる気がします。
編集N
なぁちゃんから出てくる言葉に刺激をたくさんもらっています。メイク中に映画や漫画の話をよくするのですが、ストーリーや人物像についての洞察力が鋭く、いつもドキッとさせられる質問をしてくれるので、人生についてたくさん話してしまいました(笑)。大切なお仕事をいくつも抱えながら日々頑張っているなぁちゃんが、うれしかったこと、葛藤や悩みなど、素直な気持ちを話してくれたことがとてもうれしかったです。
ヘア&メイク・中山友恵さん
撮影の空き時間に、ノンノの占いページを真剣に読んでいた七瀬さん。「結構、信じるほうなんです」とスタッフさんに笑いかけていたその姿にきゅんとしました。
編集H
出会った頃から変わらないのですが、自分が使ったビューラーなどを必ずきれいに拭いてから戻したり、使ったものは必ず自分で元の場所に返したり……なぁちゃんの身の回りはいつも整っています。意図せず行っている行動だと思うのですが、一つ一つの物事に丁寧に向き合う姿勢が、お仕事に向き合う姿勢とも重なり、その姿を見るたびに毎回"素敵な女性だな、美しいな"と感じています。また、以前一緒にモンハンをやったことがあったのですが、ゲーム中でもとっても優しい! すぐ力尽きる、動きの遅い私をゆっくり移動して待っていてくれたり……その時は、なぁちゃんが神に見えました(笑)!
ヘア&メイク・野口由佳さん(ROI)
20歳~27歳を過ごしたノンノのこと、
これからのわたしのこと。
ドレス¥52800/H3O ファッションビュロー(KLOSET) インに着たタンクトップ¥33000・フラワードレス¥220000/MiyukiKitahara
いつかまた再会した時、「成長した」と感じてもらえる私でいたい。
ノンノでの最後の撮影を終えたばかりの今は、まだ卒業するんだっていう実感がわいていないのが正直な気持ちです。少し前にあった表紙撮影の現場も、ずっとご一緒してきたスタッフさんたちと、よく行ったスタジオで思い出話や他愛ないおしゃべりをしている時間が、やっぱり楽しくて。最後の日が近づくにつれて、「あぁ、終わっちゃうんだな……」って、さみしさが増していきました。撮影前日の夜は、お世話になった編集部の方一人一人にお渡しするメッセージカードを書いていました。文章だと伝えたいことを伝えきれないし、恥ずかしさもあって、普段お手紙を書く機会はあまりないんです。でも、21歳のお誕生日からずっと、毎年5月に編集部の方々からいただくメッセージカードを読むのが、私はすごくうれしかったから……。最後になってしまうしと思って、ノンノで過ごした時間を振り返りながらペンを執りました。慣れないことをしたので途中で何度も失敗してしまい、足りなくなったカードを追加で買うハプニングもありつつ(笑)。撮影がすべて終わった後には、ノンノの皆さんにごあいさつさせていただく時間があったんですけど、大勢の前でしゃべるのが苦手な私は、なかなか気持ちを上手に伝えることができなくて。卒業は、自分で決めたこと。本当はすごく「また会いたい」って思っているけど、私がそれを口にするのは自分勝手なんじゃないか……。そんなふうに、どういう面持ちでいればいいか分からない私に、優しい皆さんが「女優として、いつかまた取材させてもらえる日を楽しみにしてるよ!」って、声をかけてくださったんですよね。私も同じ気持ちでいていいんだ、と思えて、涙が込み上げてしまいました。
6年9か月を過ごしたノンノは、私にとって圧倒的にホーム感のある場所。2018年にグループを卒業してからは、自分の名前についていた”乃木坂46の“という肩書きがなくなって、不安になることもあって……。そんななか、一人の「西野七瀬」として必要としてもらえて、ノンノに変わらず居場所があったことが、すごくうれしかった。こんなに居心地よく過ごせる現場って本当にありがたくて、甘えられる存在でした。他のお仕事でバタバタしている時は、くたびれている姿もたくさんお見せしてしまったはず。そんな時もそっと見守っていてくれて、いざ撮影になると、いいページを作るためにしっかりアドバイスをくださって……やっぱりノンノの皆さんに対しては感謝の気持ちが一番大きいですね。 
ノンノモデルのお仕事をしていて楽しいなって感じた瞬間。まず思い浮かんだのは……みんなで雑談をしている場面(笑)。スタッフさん同士の信頼関係があってチームワークがいいから、会話を聞くのもおもしろくて。撮影中はスッと集中して、終わるとゆるんでおしゃべりして……っていうメリハリも含めて楽しかったのかな。思えば、最初の頃は話しかけていただいてばかりで、積極的に現場でのコミュニケーションを楽しめるようになったのは少し時間がたってからのこと。あまり後悔はしないタイプの私だけど、「もっと早くから、皆さんとお話ししておけばよかった!」っていう気持ちは強いかもしれません。カメラの前では、いつも「少しでも新しい表現ができるようになっているといいな」と意識していました。進化したもの、新鮮なものを届けたいという気持ちはきっと、ページに携わるスタッフの皆さんも同じはずだから、それにこたえたくて。ノンノに入った当初はまったく直視できなかったパソコンのモニターも見られるようになり(笑)、ライティングや寄り・引きの具合、写真の雰囲気を確認しながら自分なりに試行錯誤を繰り返して、一つでも何か新しいものをお見せできるように心がけていました。20代の半分以上の時間、ずっとノンノの皆さんと一緒に誌面を作り続けてこられたことは自分の誇り。少しでも貢献できていたらいいな、って思います。
どいやさんが3度もノンノの付録になったり、約2年前には“西野七瀬ジャーナル“というタブロイド判の付録がついたり、誌面以外の企画も楽しくて思い出に残っています。“西野七瀬ジャーナル“を今、見返してみたら……これからしたいことに「お寺や神社を巡りたい」「車の免許を取りたい」「刺しゅうを習いたい」「いつか絵本を出したい」「体幹を鍛えたい」の5つをあげていますね。このなかで今のところ実現できているのは、車の免許取得かな。今は辞めてしまったけど、ヨガにも一時期通っていました! お裁縫ができるようになりたいという気持ちは今もずっとあって、お守りを手作りしたことも。可愛い動物のアップリケを見つけて「これを貼ったお守りを作りたい!」と急に思い立って、手芸屋さんで買った生地や糸を手に、なんでもできてしまう(伊藤)かりんちゃんの家に乗り込んだ記憶があります(笑)。
ドラマ『言霊荘』では堀田真由ちゃん、映画『恋は光』(今年公開)では馬場ふみかちゃん。ノンノモデルの仲間とお芝居の現場でご一緒できたことも、うれしかったですね。真由ちゃんとは、“モデルズトーク“のアンケートの締め切りが近づいてくると、撮影の合間に「今月、どんなこと書いた?」って確認し合ったり(笑)。やっぱり、初めましての方と共演する時とは全然違う安心感がありました。
ノンノを卒業した後の私は、どうなっていくんだろう? OGになったら、ノンノのWikipediaの“かつて活躍したモデル“の欄に私の名前も載ったりするのかな(笑)? 約7年前、専属モデルになることが決まってすぐに私がノンノのWikipediaを調べたように、いつかモデルになりたい方がそのページを見た時、そうそうたる先輩モデルの皆さんと一緒に私の名前が並んでいたら、うれしいです。そして、これからもずっと、今までノンノで培ってきた経験と思い出を大事に持っていたいな。今後いろいろなお仕事に挑戦していく時、それが間違いなく、自分の力になると思うんです。いつかまた、ひょこっとノンノに呼んでいただけたりした時には……どんな気持ちになるのか、想像がつかないけど……。再会したノンノの皆さんや読者の皆さんに「変わってないな」と思ってほしい。でも同時に、「変わったな」とも感じていただける成長した自分でいたい、そう思います。

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