【基俊介・佐々木美玲・落合モトキ】ドラマ『ぴーすおぶけーき』主演の3人に突撃インタビュー!

2022.10.25更新日:2022.11.23

幼なじみのおバカ3人組が現代に生きる人々のさまざまな悩みを解決していく固定観念破りの“お悩み解決エンターテインメント”ドラマ『ぴーすおぶけーき』。その放送が10月25日からいよいよスタートします! 主演を務めるのは、基俊介さん(IMPACTors)、落合モトキさん、そしてノンノ専属モデルの佐々木美玲(日向坂46)。ドラマの中で3人が作り出す空気感に負けないくらい、ゆるくて楽しいトークでおたがいの印象や撮影裏話を語ってくれました。


『ぴーすおぶけーき』メインビジュアル

『ぴーすおぶけーき』©NTV/AXON


――出演オファーがあった時のお気持ちはいかがでしたか?

佐々木 もともと演技のお仕事が好きで、今年も経験できたらいいなと思っていたので、すごくうれしかったです! しかも、ドラマと連動して舞台化もされると聞いて、より楽しみになりました。

基 僕は今回が初めての映像作品で、初めての主演だったんです。なのに、ドラマ出演が決まったことを教えてもらったタイミングが顔合わせの前日とかで、びっくりでした(笑)。

落合 若いお二人と一緒にお仕事できるということで、夏にまたいい思い出がひとつできるなと思いましたね。(※撮影が行われたのは今年の6~7月)あと、これは台本を読んだ時の感想になってしまうかもしれないけど、3人でずっと会話をするので手が抜けないなと。そのやりとりをどう作っていこうかなと考えたりもしました。

――それぞれが演じられたのは、とにかくマジメなおバカの下田くん(基さん)、とにかく自信あふれるおバカの中村氏(佐々木さん)、とにかくカッコつけのおバカの上原先輩(落合さん)です。ご自分の役について、どんなキャラクターだと捉えていますか?

落合 「いい年して二人とつるんでて大丈夫?」とは思うんですけど、3人の中で土台になっている上原先輩がいるからこそ、下田くんと中村氏が楽しくやれている。船でいうと、舵取りのポジションな気がします。


基 下田くんは、マジメすぎるがゆえにおバカになってしまう憎めないキャラクター。誰もが「そんなわけないでしょ!」って思うことも信じて、突っ走ってしまうんです。ドラマを見てくださる方に「この子ほっとけないな」って思われるようなキャラクターをめざして頑張りました。

佐々木 中村氏は、いちばんわかりやすいおバカという感じで……。

基 そのまんまだもんね。

落合 うん。

佐々木 こうやってめっちゃイジられるんですよ(笑)。でも、たしかに今まで演じてきた役の中でいちばん自分に近いなと思っていて、3人の中でもとにかく騒ぐので、毎日朝から“中村氏スイッチ”を入れて撮影していました。ずっと笑顔の中村氏を演じていたおかげで、私自身もさらにハッピーになれた気がします!

『ぴーすおぶけーき』主演 佐々木美玲 落合モトキ 1


――3人は今作が初共演ですが、共演前の印象や実際に共演してみての印象は?


落合 僕は初日にみーぱんから「これからよろしくお願いします」って日向坂46のCDをいただいて、「日向坂の子なんだ!」っていうところから入った感じだったんです。でも、 二人ともちゃんとあいさつするし、おごり高ぶってないし、見習うところがたくさんあるなと思いましたね。基くんは、自ら現場に差し入れを持ってきたりもしていて、忘れていたものを思い出させてもらいました。

基 佐々木さんはアイドルとしても活躍されていますし、もちにぃ(落合さんのあだ名)のことももともとドラマとか映画で拝見させてもらっていたので、そこに僕が入って大丈夫かなって不安だったんですけど、お芝居の面でお二人に本当に助けてもらいました。


佐々木 落合さんは最初の本読みから上原先輩ができあがっていて、これがプロの役者さんなんだなって、すごい勉強になりました。あと、とってもやさしいです。

落合 ありがとうございます。さっき裏で「言え」って言ったことがちゃんと言えているね!

佐々木 こうやっておもしろくなるようにフォローしてくれるんですよ(笑)。本当に、いいお兄ちゃんだなって思います。基さんから学んだことは……。

基 僕から学ぶことなんてなかったでしょ。

佐々木 はい、なかったですね。

基 おーい!

佐々木 冗談です(笑)! 基さんは、とにかく謙虚で、人柄がすばらしいなって。どなたにもあいさつをしたり、エキストラの方の中にちっちゃい子がいたらしゃべりかけたり、人としてめざすべき方だなと思いました。

基 僕は、女性アイドルの方って「おほほ」って笑うような上品で可憐なイメージがあったんですけど……でも、佐々木さんも最初はそうだったよね?

佐々木 はい。人見知りなので(笑)。

基 でも、それが仮の姿だったんだなっていうのは、2~3回会った頃には分かりました(笑)。

落合 撮影が2日続けて休みの時があると、みーぱんは本当に悲しそうな顔をしていたから、ふざけて「せいせいするわ!」って言ったら「絶対私のこと好きですよね」って返されて……。「んなわけないだろ」って言いながら、ちょっとハマりかけていたっていう(笑)。

基 もちにぃ、ファンクラブに入りかけてましたもんね。

落合 現場で「握手会に行っちゃおうかな」って話してました(笑)。

『ぴーすおぶけーき』主演 佐々木美玲


――ドラマではおバカなキャラを演じられましたが、実際に自分自身をおバカだと思うことはありますか?


佐々木 私は、ひとり言が大きいところです。このお仕事をしていると、リアクションが声に出るじゃないですか。それは言い訳かもしれないけど、プライベートで外にいる時もひとりですごいしゃべっちゃって、ヘアサロンに行った帰りに「今日の髪色いい感じ~♪」とか。ちょっと怖い&ヤバいなって自分で思います(笑)。

基 僕は、言葉の響きや語感だけで勘違いしちゃうことが多くて。分かりやすい例でいうと、マネージャーさんから「明日の現場は14時入りです」って言われたのに「4時」のほうに引っ張られて午後4時だと思っちゃう、みたいな。そういうマジでやめたほうがいいよっていうミスを1年に1回してしまうので、それは気をつけたいです。

落合 僕は、玉ねぎの皮をむいていて、大事な実のほうを捨てちゃうことがある。

基 ヤバ(笑)!

落合 あと、トイレに行くために部屋を出たのに「何しに来たんだっけ?」とか。おバカっていうより、もう歳なのかなって。この職業は台本とか覚えなきゃいけないのに大丈夫かなっていう深刻な悩みです(笑)。

――下田くん、中村氏、上原先輩は虹見ヶ丘団地お悩み相談所を作って、住人の悩みを受け受け付けます。もしも3人が悩みを相談するとしたら、どんなことを打ち明けますか?

佐々木 最近の悩みは、お買い物に行くと絶対に買ってしまうことなんです。

落合 だって、買い物に行ってるんでしょ? 買いなさいよ(笑)。

基 いいじゃん。……あ、余計なものを、ってこと?

佐々木 そうなんです。この間も兄の服を見るために母とお買い物に行ったのに、2〜3時間ずっと自分のものを見ちゃって、結局閉店時間ギリギリになってあわてて兄の服を選び出して10分で決めました。

基 すごいね(笑)。僕は、あんまり悩まないタイプなんです。ちょっとイヤなことがあっても、「これも運命かな」とか「試されてるんだろうな」ってポジティブに切り替えられるので。でも、所属しているグループ(IMPACTors)のことでいうと、うちのメンバーの佐藤新っていう子がおっちょこちょいのド天然で……。

落合 切符をなくしちゃうって言ってた子?

基 そうです。切符とかすぐなくすし、すごい変わってるんですよ。焼き肉屋さんに行くと、全部の肉をタレで食べるんです。「タン塩はレモンで食べたほうがおいしいよ」ってすすめても、「いや、肉にはタレの味がいちばん合う!」って頑固で、「それ、もはやタレを食べにきてるじゃん」って言ってるんですけど。この子をどうしたら自立させられるかについて、いちばん悩んでます。

落合 僕は典型的なO型なので寝たらイヤなことは忘れられるんですけど、最近は32歳になって体の悩みが出てきて……。映画を1本見ると腰が痛くなって次の日動けなくなっちゃったりとか。

基 32歳で、そこいきます⁉ 早くないですか?

落合 いや、けっこうきつい時があって、朝とか「あ、いてててて……」ってなったり。体のゆがみを相談したいかもしれないです(笑)。

『ぴーすおぶけーき』主演 落合モトキ


――撮影現場を振り返って印象に残っている思い出といえば?


落合 暑かったよね。

基 マジで暑かったです! 6~7月のいちばん日差しがヤバかった時に、ニットカーディガンを着て撮影していたので。

佐々木 めちゃめちゃ日焼けしました。基さんは、紫外線で目もやられてましたもんね。

基 そうなんです。だから、サングラスをかけながらリハーサルをするっていう。

落合 大御所のやり方(笑)。

基 不本意ながら大御所の振る舞いをしちゃいました(笑)。

落合 あと、個人的な話ですけど、撮影中に僕が誕生日を迎えたんです。それで、 二人から高級なグラスをいただきまして。それがすごいうれしくて、いまだに使えないですね。

基 えっ、まだ使ってないんですか⁉

落合 箱に入れたまま部屋に飾ってある。

基 ちょっと(笑)、使ってくださいよ~! 佐々木さんと「もちにぃは貫禄があるから、芸歴に見合ったグラスを差し上げよう」っていう話をして、僕が代表して買いに行って、 二人で渡したんです。シンプルだけどカッコよくてずっと使えるものを選ばせてもらったんですけど、もちにぃにピッタリだから、早く使ってください!

落合 分かりました、今年中には使わせていただきます(笑)。

――忙しい日々の中でホッと一息つける瞬間やハマっていることを教えてください。

佐々木 私は趣味と呼べるものがなくて、これからハマりたいことでもいいですか? それは3つありまして、キックボクシング、陶芸、あとアルコールインクアートっていうアルコールインクで絵を描くのをやってみたいんです。

落合 僕がハマっているのは、生活の一環なんですけど、ラジオを聞くこと。お笑い芸人さんの番組を何本か追っていて、休みの日は散歩しながらラジオを聞いて、気づいたら海が見えてきちゃったなとか、月島まで来ちゃったなとか。

基 え~! マジっすか?

落合 バカみたいに歩いてます。

佐々木 帰りは電車ですか?

落合 帰りは電車だね。疲れちゃうし、同じ景色を見るのはもういいかなって。

基 僕は、最近はゲームですね。ずっとやってたソフトの新しいのが出たので、気づいたら寝なきゃっていうくらい時間が過ぎるのがあっという間です。お二人は、ゲームやります?

落合 ゲーム機は持ってる。

佐々木 私も使い方は分からないけど、一応あります。

落合 じゃあ、みんなで1回通信でやってみても楽しいかもね。

『ぴーすおぶけーき』主演 佐々木美玲 落合モトキ 2


――最後に、舞台化に向けての意気込みをお聞かせください。


佐々木 私はあまり舞台を経験したことがないので、舞台がどんなものなのか、たくさん吸収したいです。あとは、『ぴーすおぶけーき』は楽しんだもの勝ちだと思うので、毎公演同じじゃなくて、ところどころアドリブを入れて変えられたらいいなって。

落合 ドラマの1話から8話の中に小ネタが散りばめられているので、そこを舞台でうまくいかせたらいいなと思うのと、その場その場を新鮮な気持ちで楽しみたい。自分たちが楽しめばお客さんも楽しめると思うので、ぜひチケットをお求めになって劇場に来てください。

基 舞台はドラマとつながっているので、まずはドラマを見てほしいですね。

佐々木 そうですね。

基 ドラマを見ていただいたほうが、舞台もより楽しめることはまちがいないです!

Profile


基俊介 ●もとい しゅんすけ
1996年10月17日生まれ、埼玉県出身。ジャニーズJr.グループ・IMPACTorsのメンバーとして、『滝沢歌舞伎』や『虎者 NINJAPAN』など多くの舞台に立つ。10月28日スタートの金曜ナイトドラマ『最初はパー』(テレビ朝日)にも出演。


佐々木美玲 ●ささき みれい

1999年12月17日生まれ、兵庫県出身。アイドルグループ・日向坂46のメンバー。ノンノ専属モデル。朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ)内のコーナー「流行ニュース キテルネ!」でリポーターを担当。
☆「ノンノモデルのプロフ帳」佐々木美玲編はこちら

落合モトキ ●おちあい もとき

1990年7月11日生まれ、東京都出身。子役時代から数々のドラマや映画に出演。おもな代表作に、映画『桐島、部活やめるってよ』や映画『AWAKE』ほか多数。最新出演作となる映画『背中』が10月29日公開。

Information

『ぴーすおぶけーき』

地方の新興住宅地・虹見ヶ丘団地群に暮らす幼なじみの下田くん(基俊介)、中村氏(佐々木美玲)、上原先輩(落合モトキ)。年齢も性別も性格もバラバラな彼らの共通点は、“おバカ”なこと。ある日、退屈していた3人は深いため息をつく管理人さん(酒井敏也)に声をかけたことがきっかけで、お悩み相談を始めることに。ところが、予測不能な発言の連発によって、いつしか話は斜め上へと脱線していき……。ユルユルなのにグッとくる、“お悩み解決エンターテインメント”ドラマ。舞台版が2023年に上演されることも決定!

●ドラマ
2022年10月25日(火)25:29~日本テレビにて放送がスタート(全8話)

毎話放送後、Tver、Huluにて配信開始

●舞台

2023年1月20日(金)~1月29日(日)まで、天王洲 銀河劇場で上演(全15回予定)
チケット販売先:ローソンチケット

チケット料金:10,780円(税込)

エントリー期間(一次先行/抽選):10/25(火)12:00~10/30(日)23:59  

当落発表:11/3(木)15:00頃

受付URL:https://l-tike.com/poc2023/

チケットに関する問合せ:https://l-tike.com/contact/

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