人を喰う怪人“喰種”と人間とのバトルを描いた映画『東京喰種』で、喰種を駆逐する組織の捜査官・亜門を演じた鈴木さん。主人公のカネキ(窪田正孝)との激しい戦闘シーンに備え、「撮影の1か月前から、アクション練習を週3〜4回」して臨んだそう。
「ランニングから始めてパンチやキック、トランポリンを使って飛びながら殴る練習など、とにかく今までで一番キツい稽古でした。でも稽古を重ねたおかげで、アクション監督が得意な右のパンチや蹴りを生かしたシーンを作ってくださったのでありがたかったです。実際の撮影ではワイヤーを使って30mの高さでアクションを。高い所が苦手だったので怖かったです(笑)」
喰種を“悪”だと信じて正義を貫こうとしていた亜門が、彼らにも様々な事情があることを知って成長していく姿も見どころ。
「自分が正しいと思っていることでも、他人には間違って見えることもある。自分が信じるもので関わる人や人生が変わっていくので、すごく難しいと思いました。でも答えが一つあるとしたら、自信がないまま行動したり人の意見を鵜呑みにしたりせず、
自分が納得できる選択をすることが、一番大事なのかなと思っています」
デビューして7年。最近は『HiGH&LOW』や『あなたのことはそれほど』など話題作への出演が相次いでいる鈴木さん。
「悪役だったりクズな男の役だったりが続いているので、一つのイメージは作れているのかなと思います。ただ、役の影響で僕自身も、夜の街で遊びまくってる相当悪いヤツだと思われているかも。そこがこの仕事のおもしろいところでもあるし、怖いところでもある。そろそろ、見てる人に愛される正義の役も演じてみたいです(笑)」