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2020.12.05更新日:2020.12.07
「痛み止めを飲むと、子宮を収縮させる物質が作られにくくなり痛みの予防になります。痛くなる前の服用が効果的。イブプロフェンやアセトアミノフェン系から試し、痛みが強い時はロキソニンがおすすめ」(高橋先生)。
「生理前にイライラしたり悲観的になるのは、PMSの影響。低用量ピルで抑えられます。効き目はゆっくりですが、漢方もおすすめ。漢方を扱っているクリニックで相談してみて」(高橋先生)。
「月経カップと吸水性生理パンツの併用でだいぶ防ぐことができます。日本発の生理パンツブランドPeriod.から新しく発売されるSport0というタイプは、ぴったりしたスポーツウエアやレオタードにも響かない設計でおすすめです」(近藤さん)。
「生理がある人の約8割が生理痛で悩んでいて、3割以上が痛み止めや低用量ピルなどで治療をしています。生理痛の重さは検査で分かることではなく、本人が困っているかどうかが基準。生理痛で悩んでいると申し出てくれれば保険適用の治療になります。病院では、痛み止めが上手に使えているかを問診しつつ、効果が足りてない時は低用量ピルの服用をすすめることも」(高橋先生)。
「生理前に食欲が増したり、便秘になりやすいのはホルモンの影響。あまり自分を責めないでほしいですね。一説には普段足りてない栄養素が含まれたものを食べたくなるという説も。日頃の食生活を見直すきっかけにしてみてもいいのでは。ちなみに、低用量ピルの服用で食欲を抑えられた症例もあります」(高橋先生)。
「大きさの程度によります。一つの目安として、血の塊が親指の第一関節より大きい場合は、過多月経や子宮筋腫の可能性が。ちょっとした塊なら問題ありませんが、大きさが気になる時は、ぜひ婦人科を受診してほしいですね」(高橋先生)。
「毎日の受験勉強のパフォーマンスが悪くなる場合は低用量ピルがおすすめ。中用量ピルを使えば、受験当日に生理が来ないように"月経移動"することもできます。まずは婦人科で相談してみましょう」(高橋先生)。
「婦人科に行くべき3のサインを参考にしてみて。3か月以上生理が来ていない、一月に3回の出血がある、3週間以上出血が続く時は注意です。また、non-no世代は急激な体重の増減で不順になることも」(高橋先生)。
生理から約14日前に、排卵に伴って破れた卵巣から卵胞液と血液が流れ出し、腹膜を刺激して起こるのが排卵痛。「生理痛と同じ痛み止めで対処するか、低用量ピルで排卵そのものを止める方法も」(高橋先生)。
「デリケートゾーンにも使えるソープで外陰部を洗う習慣をつけ、気になる場合はワイプを使っても。月経カップを使うと経血が空気に触れないためにおいのもとになる雑菌が繁殖しにくくなります」(近藤さん)。
こんなサインが出たら、我慢せずに婦人科へ。高橋先生が教える、「3」にまつわる兆候とは?
1.
一月で3回を超える痛み止め
「痛み止めを飲まなければ耐えられないほどの痛みが、月に3回以上ある時は、病気が隠れている可能性も」(高橋先生)。
2.
3か月以上生理が来ていない
生理不順の最も多い原因は、多嚢胞性卵巣症候群。ストレスや不規則な生活が原因のこともありますが、 治療が必要な場合もあるので来院を」(高橋先生)。
3.
夜用ナプキンが3時間もたない
「経血量は個人差がありますが、夜用ナプキンをつけても3時間でいっぱいになったり、漏れてしまう時は過多月経や病気の可能性が」(高橋先生)。
4.
一月に3回の出血がある
「一月に何度も出血がある時は、病気が隠れている不正出血の可能性も。一人で我慢せず、婦人科で相談することをおすすめします」(高橋先生)。
5.
3週間以上出血が続く
「生理は1週間ほどで終わるのが通常ですが、少量でもダラダラと出血が続くようであれば婦人科で相談を」(高橋先生)。
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