non-noメンバーに登録すると
いろんな特典が盛りだくさん♡
2021.08.04更新日:2021.09.21
先が見えない状況での就活、不安も多いよね。みんなのモヤモヤを解決するべく、内定者の就活談や先輩たちの働き方、面接官の本音まで調査しました!
前代未聞の激動を乗り越えた!
コロナ禍で就活スタイルが一変した2020年。 内定を勝ち取った4人による就活リアルトーク。
対面との違いは? 失敗はどこまで許される? 面接で意識しているポイントを3人の面接官経験者に直撃取材!
参加メンバー
藤井さん(仮名)
ウェブ広告業界
広告業界とエンタメ業界志望で約100社にエントリーし、面接は40〜50社。10月末にベンチャー系広告企業から内定を受ける。
川端さん(仮名)
インフラ業界
もともと食品業界、IT業界を志望していたが、コロナ禍で視点が変わりインフラ業界へシフトチェンジ。10月初旬に内定を獲得。
辺見さん(仮名)
出版業界
出版業界、コンサル業界、エンタメ業界、旅行業界を志望。出版業界は選考スケジュールが3か月後ろ倒しになり、7月半ばに内定。
高田さん(仮名)
アパレル業界
航空業界、不動産業界などいくつか志望するも採用中止に。エージェントからすすめられたアパレル業界で7月上旬に内定を獲得。
まさかの採用中止! 企業選びの視点にも変化が
川端 3年の夏にいろんな業界の1Dayインターンに参加したけど、表面的な話しか聞けなくてがっかり。みんなは参加した?
藤井 広告業界でエントリーしたけど全部落ちちゃった。本選考より倍率高かったみたい。
辺見 私も出版業界に応募したけど全滅。
高田 私はまだ志望業界が定まらなくて行かなかった。スカウト型の説明会にも参加したけど、自己分析不足でピンとこなくて。
辺見 いざ就活が始まったと思ったら、エンタメ業界と旅行業界が軒並み採用中止になった時はショックだったな……。
藤井 私もエンタメ業界は状況的に厳しいから諦めた。逆にウェブ広告業界は業績が伸びていることをアピールする会社もあったよ。
川端 私は、コロナみたいな出来事があっても打撃を受けない企業を選ぼうと思って業界を見直した。インフラ業界を選んだのも、人がいる限り必ず必要とされる分野だから。
高田 航空に興味があったけど、採用中止の焦りから「どこでもいいから内定もらわなきゃ!」ってあらゆる業界を受けたな〜。オンライン選考は移動がなくて楽だけど、実家だから家族の声が気になって……ふすま一枚隔てた隣の部屋では妹が授業受けてるし。
藤井 めっちゃ分かる! 私はシェアハウスで友達と相部屋だからオンライン面接の場所を確保するのが大変で。共有スペースを予約したのに、なぜか他の人が勝手に使ってて面接5分前まで場所探してたこともある。
川端 私、油断しすぎて面接10分前に起きたことあるよ(笑)。オンラインは入退室時のマナーで戸惑うことが多かった気がする。
藤井 オンラインのマナーって新しすぎて検索しても出てこないし、誰も経験してないから相談できなかったよね。
辺見 筆記試験の1週間前に突然ウェブテストに変更された時はすごく焦ったな〜。
高田 それは焦るね。私がつらかったのは、面接直前に届いた通知を開いたら、他企業からの“お祈りメール”だった時。テンションがた落ちで面接したのを覚えてる。
川端 それつらすぎる……。私は面接の2時間ぐらい前に、エージェントとオンラインで面接練習して気持ちを作るようにしてた。
辺見 それいいね! 私は志望業界が採用中止になって絶望した時、友達にすすめられてエージェントで企業探しをお願いしたよ。
高田 私も2社登録したけど、担当者との相性って大事だよね。1社は連絡の頻度が少ないし、質問しても返信がこなくてダメだった。
川端 私も何社か登録してみたけど、最後までやりとりしたのは親身になってくれた1社だけ。個人的な考えをゴリ押しするだけで私の意見を聞いてくれない人もいたし。
香水、ドラマ、お笑い……メンタルケアは超大事!
藤井 せっかくプロに頼んでるのにストレスたまるよね。コロナで友達とも会えないから発散できないし。みんなはどうやってメンタルを保ってたの?
辺見 友達に会えないのが本当につらくて、週に1回はオンライン定例会してた。あとは、オンライン面接の時に好きな香水をつけて気持ちを落ち着かせたり。
藤井 オンラインだからこそできる技!
辺見 対面の最終面接も、リップはどうせマスクで見えないからお気に入りの赤リップを塗っていったこともあるよ。
高田 お守りっぽくていいね。私は志望業界を舞台にしたドラマを見てた。「業界研究の一環!」って言い聞かせながら(笑)。
川端 私は予定を何も入れない日を作って、前日の夜はお酒を飲みながら大好きなお笑いDVDを見てた。しんどい時は忘れる!
辺見 いい意味で肩の力を抜く工夫も必要な気がする。面接前に好きな曲を聴いたり、対面で出かける時は帰りにデパ地下でおいしそうなお弁当を買って気分を上げたり。面接がボロボロすぎた日は、1500円のすき焼き弁当を買って泣きながら帰ったもん。
高田 私は「1年後にはどこかで働いてる」ってイメトレすることで気持ちが楽になった部分もある。諦めないで、いいイメージを持って進めば結果はついてくるのかも。
藤井 世の中には自分の知らない会社がたくさんあるから、納得できるまで続けるのもありだよね。自分とじっくり向き合ってとことん考えた時間は財産になると思うし。
辺見 就活は不安も多いけど、いつか「やってよかったな」って思える日がくるはず。
キーワード解説
スカウト型
申し込み時に学歴や自己PRなどを提出し、参加企業が気になる参加者と個別面談できる仕組み。スカウト=採用ではなく、あくまで面談の場。
オンラインのマナー
イレギュラーな選考スタイルに企業も学生も戸惑っていた2020年は正しいマナーなど存在せず、それぞれが手探りで行動するしかなかった。
お祈りメール
企業からの不採用通知メール。 メールの多くが「今後のご活躍(ご健闘)をお祈り申し上げます」という一文で締められることに由来。
エージェント
担当のキャリアアドバイザーが就活を支援してくれる無料のサービス。自己分析や企業研究、面接対策など、あらゆる相談に乗ってもらえる。
メンタル
就活中は周囲と比較して焦ったり、“お祈りメール”を読んで落ち込んだりと精神的なストレスを感じることが多く、自分なりのケアが必須。
※2021年5月23日~5月26日、non-no LINE会員にアンケート調査、99人が回答。2021年6月8日~6月10日、パイルアップ調査、200人が回答。