4月の若者の裏ベストセラー!?「雑誌 君たちはどう男女モテするか」【今ドキ若者調査Vol.6】

2018.04.23

好感度とは似て非なる「男女モテ」の正体とは?

2017年8月の発売から、4月で250万部を突破したという「漫画 君たちはどう生きるか」。同書を驚異的なベストセラーに導いたのは大人の購読者らしいが、最近は若者世代でも手にとる人が増えているという。しかし、4月という新入学・新学期の時期に若者が本音で読みたがっているテーマ、それは「どう男女モテするか」なのである。「4月に友達を作らないと死ぬ!」とは、編集スタッフが取材した大学生のリアルボイス。4月は新しいコミュニティの中でまず男女モテするのが第一で、特定の彼を見つけるのは二の次だそう。そんな今ドキの若者の「男女両モテ」の最新イメージはというと、ノンノ専属モデルの新木優子の名前があがる。その声を受けて、本誌6月号ではヒューティの視点から彼女をとりあげている。

若者が言う男女モテの特徴とは、「明るい」(他人をポジティブな気持ちにさせる、その余裕がある)、「リスペクトできる」(憧れられるファッションや美容のセンスがある)「ギャップがある」(無邪気かと思いきや色気がある、など)といったこと。これらは安易に提案された虚像ではなく、新木優子自身が発信するものと、その反応を取材した上での実像に基づいている。
かたやファッションでは一足早く、本誌4月号にて「好かれ女子の春服まとめ」として、男女モテするファッションを特集している。「浮かずに盛れる(おしゃれができる)」コーディネイトのイメージも、トレンドを取り入れている、ギャップのあるコーディネイトができる(スウェット+スカートのような)、など、先にあげた男女モテの特徴と共通している。

男女モテ=誰からも好かれたいというイメージは一昔前の「好感度」に似てはいるが、「好感度ファッション」にありがちなシンプルすぎるコーディネイトは、若者には「おばさんっぽい」と映るらしい(毎月の読者アンケートで“嫌いなコーディネイト”を選んでもらっているが、その理由には「シンプルすぎておばさんぽい」というコメントが実に多い)。今の男女モテに必要なのは、ポジティブさやセンスの良さが、ファッション・ビューティにおいて存在感を放っていること。そして若者が求めているのは、それを実現する力のある服と、力のあるメイクアイテムである。すでに自分に似合う服を落ちついて着ている世代のニーズは、短期的にも長期的にも、それほど大きく変わらない。だからこそ、4月に男女モテを目指す若者世代のパワーは眩しく、そして頼もしいとすら思えるのである。
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