就活・自己分析のやり方 自分史編。先輩の書き方実例と就活年表を公開

就活の1stステップといわれる自己分析。先輩たちの体験談を参考に、自分に合った方法やタイミングを見極めて！

一番役立った方法が異なる4人の自己分析＆就活年表

志望する業界への内定を獲得した先輩たちは、どんな自己分析をしていたの？ 就活全体の流れと自己分析のタイミングは参考になること間違いなし！　

※学年は2025年3月時点のものです。

3人目は、自分史が一番役立ったAさん

大学院1年　工学研究科

バイト：飲食店店員・模試採点

サークル：バレーボール・テニス

志望業界：製薬・化粧品業界

入社業界：製薬業界

大学4年3月

大学卒業。就活スタート。

理系の研究職を目指して、大学院に進学。院の勉強にもちゃんと時間を割けるよう、少し早めに準備を始めました。

『マイナビ』に登録した流れで、同社が提供する適性診断を受けました。自分の性格や行動の傾向を考える、いいキッカケに。テレビ局などのエンタメ業界が合っているという結果で、確かに興味はある！と気になったものの、理系の研究職に就きたい気持ちは揺るがず、自分の意志を貫きました。

大学院1年4月

ESの準備としてガクチカに着手したら、なかなか思いつかず。学生時代を振り返るために自分史を書いてみたら、＂そういえば、こんなことも頑張っていたな！＂と、次々と記憶がよみがえってきて。苦労したことや、人生で大事にしていたことを再認識しました。ガクチカにはE判定の大学に現役合格＆サークル立ち上げを採用！

自分史では導き出せなかった自分の長所と短所を知るために、親友にインタビュー。＂長所は自分の意見を臆せず言えること。その半面、周りが意見しづらい雰囲気を作ってしまうことが短所＂と言われ、目からうろこ。それを肝に銘じてグループディスカッションに挑んだら、うまくリーダーシップがとれました！

6月

夏インターンに向けてESや適性検査にチャレンジ。

8月

研究職の夏インターンに20社参加。

面接に向けて、自分の考えをより深掘りするために行いました。SNSや就活情報サイトで＂自己分析質問リスト＂を探して参考に。50ほどの質問に答えていった結果、今までとってきた行動の理由や根拠をきちんと言語化できるようになり、自分をより解像度高く、面接官に伝えることができたと思います。

10月

製薬業界の早期選考スタート。面接前は自己分析質問リストを振り返って準備。

1月末

早期選考で2社内定ゲット。就活終了！

総括

自己分析に「やりすぎ」はない！ いろんな方法を試してほしい
語れることが少ない人生だと思っていたけれど、自分史を書いて、自分の性格や考え、行動の理由を表すエピソードがたくさん見つかりました。自分では十分準備したつもりでも、面接ではさらに深い分析力を求められることも。モチベーショングラフもやっておけばよかったかも、と少し反省しました。

2025年6月号掲載