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トピック
2025.05.03更新日:2025.05.08
就活の1stステップといわれる自己分析。先輩たちの体験談を参考に、自分に合った方法やタイミングを見極めて!
教えてくれたのは
マイナビ編集長
2002年、株式会社マイナビに入社。キャリアサポーターとして学生向け広報業務に携わり、大学で就活支援講座を多数行う。その後企業の採用コンサルティングにも関わり、2018年より現職を務める。
やってよかった自己分析ランキング
大学生エディターズ&モニターズの自己分析事情を大調査。やってよかった理由や反省点などを詳しく聞きました!
みんながやってよかった自己分析
第1位
幼い頃から現在までの人生を細かく振り返る
自分史
小学校から今までの経験をリストアップ
小学校までさかのぼり、それぞれの年代で①特に印象に残っている行事・イベント、②当時、自分が考えていたこと、③自分に影響を与えた人物・ものの3点をリストアップ。今の自分がどのように形成されてきたかが明確になり、きちんと言語化できるようになりました!(なぴっくさん)
自分の原点が明確になる方法!
小学校、中学校、高校、大学ごとに、頑張ったことや関心のあったことを書き出しました。それによって、過去の興味、関心が今の行動につながっていることが判明! ガクチカで書いた事柄を始めたきっかけを深く理解できたことで、面接でも根拠を持って話すことができました。(いちさん)
なぜ自分はこれが好きなのか、なぜこういう価値観を持っているのか、といった自分の核を知ることができて就活の軸が固まった。(まっぴーさん)
この仕事がしたい!という熱意が、自分のどの経験から生まれたかを知れて、面接で志望理由を補強して話すことができた。(りみぽさん)
幼い頃の夢や興味を持っていたことを振り返ったら、好きなことが一貫していた。志望業界は間違っていないと自信につながった。(ミ ド リさん)
Point
自己PRやガクチカのネタ探しに! やるべき自己分析No.1
「現在の自分を形成するのは、幼い頃から積み重ねてきた経験。自己PRやガクチカに欠かせない、実体験エピソードが見つかる自分史は、やって損はない自己分析No.1です。よい経験が浮かばない場合は、中高時代の友達や家族に聞いてみましょう。自分は頑張った意識がなくても、他人はスゴイ!と感じることが見つかるかもしれません」(高橋さん)
みんながやってよかった自己分析
第2位
自分の長所や短所、印象などを、他者に客観的に分析してもらう
周囲の人にインタビュー
自分自身の理解がグッと深まった!
「周りの人にどう言われることが多いですか?」や「自分を一言で表すと?」などの質問に備え、友達数人に他己分析をしてもらいました。客観的な意見は新鮮で、自分の理解が一気に深まった! 自己分析に行き詰まっている就活生こそ、仲のよい友達や家族などにお願いするのがおすすめ。(彩さん)
複数の友達に聞いて比較してみると◎
「ジョハリの窓」と呼ばれる、自分と他者の認識のギャップを把握できるフレームワークに挑戦しました。昔からよく知っている友達と、最近仲よくなった友達の二人に話を聞くことで、過去と今の自分の違いも明らかに。自己理解がより深まったと思います。(Sakimiさん)
Instagramのストーリーズで親しい友達に「自分とはどんな人か」とアンケート。具体的なエピソードをたくさんもらえて就活の励みになった♡(ぱんださん)
自己分析と、他人から見た自分を比べて、答え合わせを行いました。それによって面接でも自分の強みと弱みを自信を持って答えられました!(りあんさん)
長所や短所の設問は、ほとんど他己分析を参考に書いたり答えたりしていました。信頼する人に長所を褒めてもらい、自己肯定感も上がった!(こまめさん)
Point
気を使わない親友や家族の意見で、自己分析の精度を上げよう
「客観的な視点が加わると、自己分析の精度はぐんと上がります。高校や大学、バイト先ごとの友達に加えて、忖度しない家族の意見も取り入れると理想的です。仕事に生かせる特徴や自分を表すキーワードを聞くと、自己PRに直結する情報を得られます。実は就活は、人と協力し合うほうが成功率がUP。人に頼ることを恐れないでください!」(高橋さん)
みんながやってよかった自己分析
第3位
モチベーションの変化をもとに、自分の価値観や特徴を解析
モチベーショングラフ
リアルな自分の内面を知れる
実際の体験をもとにモチベーションの上下をまとめる作業だから、作り上げた感がある就活専用の自己分析にならなかった! 当時の感情を論理的に理解しておくことで、面接でも詰まらずに話せました。(ゆいさん)
自分のモチベーションの上がり下がりには、傾向があると発見できたことが最大の収穫!(るこさん)
Point
モチベーションが上がった経験にフォーカスするとGOOD
「自分史との違いは、モチベーションの変化に焦点を当てていること。モチベーションが上がった経験が可視化されることで、その理由の究明や言語化に役立ちます。自分史と同時に取り組むと、効率◎。モチベーションが下がった経験を深掘りしすぎると落ち込みやすくなるので、ほどほどに!」(高橋さん)
みんながやってよかった自己分析
第4位
一度書いてみることで、自己分析の穴を効率的に発見
実際のESにトライ
自分を完全に把握することは不可能だから、自己分析は終わりがないもの。なので時間を効率的に使おうと、ESで「何を聞かれるのか」「どんな出題形式なのか」を理解しつつ自己分析。自身の内面に関する設問はどこも似たような聞き方であることが多く、数をこなすとESと自己分析の両方の精度が上がり、一石二鳥でした!(彩さん)
ESを書く過程で自分の価値観や強みを整理することができ、自己分析に大いに役立った。(ちぃさん)
Point
締め切りギリギリで焦らないために、ガクチカや志望動機は早めに準備を
「自己分析をしてからESを書くのが一般的ですが、十分に自己分析したつもりでも、実際にESを書いてみたら足りなかった!と気づく場合もあります。そんな事態になり焦らないために、ガクチカ、自己PR、志望動機の3つは早めに準備しておくのが賢明。出版や広告など、ESに独自性のある業界を目指していない限りは、志望者の多いメーカーや銀行の過去のESを参考に書いてみるといいでしょう」(高橋さん)
みんながやってよかった自己分析
第5位
アイディアや情報を放射状に図式化して、思考を整理
マインドマップ
こんな仕事をやりたい!の根拠をしっかり語れるように
「誰かの心を動かす仕事がしたい」という就活の軸を中心に書き、誰かの心を動かすことの定義や、そう感じる理由、そのためにできる仕事、と思考を派生させていきました。その結果、やりたいことの根拠を面接でしっかり語れました!(ち な み みさん)
心から楽しいと思えることを深掘りしたら、向いている職業が見つかった!(ゆるたまさん)
パッと思いついたことを片っ端から書くことで、散らばっていた思考が整理できました。(こまめさん)
Point
頭の中を整理して、好きなことを見つけたい!という人にピッタリ
「好きなことや、やりたいことが分からず、まずはそれを見つけたい!という人におすすめの手法。初めて試す人は、自分の名前を中央に、周りに好きなことを自由に書いて膨らませていきましょう。論理的に思考を深めていくのが苦手な人、クリエイティブな発想が得意な人にも向いています」(高橋さん)
みんながやってよかった自己分析
第6位
心理テストを受けるような手軽さで、自分の適性が分かる
診断ツール
自分に向いている職業や自分が大切にしている価値観などを、表やグラフで示してくれて、分かりやすかった!(ミナさん)
自分には向いていないと思っていた職種が実は向いていたなど、想定外の結果がたくさん。視野が広がりました。(キキさん)
無料だし、客観的な視点を得られるところが◎。結果にあった文章の表現は、ESを書く際のヒントにもなりました。(aoiさん)
Point
診断結果よりも自分の意思を優先して。行き詰まった時の参考程度に!
「『マイナビ』では就活生に向けて、適性診断MATCH plusを提供しています。利点は、心理テストを受けるような手軽さで、客観的に導き出された自分の適性を知れること。ただし、データを信じすぎないことが大事。参考程度に受け止めて、自分の気持ちを大事にしてくださいね」(高橋さん)
番外編
私の成功&反省エピソード!
ESの準備として、自分の長所と短所をそれぞれ100個ずつ書き出してみたら、自分自身をより深く知ることにつながった!(キキさん)
恥ずかしくて人に自分の印象を聞くのをちゅうちょしたことが反省点! でも自己分析だけでは主観的な視点しか得られず、大急ぎで他己分析をしてもらうことに。同時に行ったほうが効率的だったな……と後悔しました。(ふたばさん)
2年の後期にキャリアデザインの授業を受けたから早めに準備できた! ネット以外で有益な情報を得るにはキャリアセンターの活用がおすすめ。(みゃー子さん)
大学入学から現在までの写真を見返して、自分が楽しそうにしている写真をもとに、どんな時に幸せややりがいを感じていたのか分析。それによって自分らしい自己PRが完成♪(ハルさん)
大学のキャリアセンターで、先生に文章の添削を依頼。言葉が足りないと指摘された部分は、追加で自己分析を行い、そのおかげで面接で何を聞かれても戸惑わずに話すことができました。(ゆっちさん)
初めての最終面接に焦って、直前に分厚い自己分析の参考書を購入。超特急で取り組んだものの、最後まで終わらず、かえって不安が増長しちゃいました……(汗)。(ぱんださん)
2025年6月号掲載
Staff Credit
イラスト/徳丸ゆう 取材・原文/中西彩乃 web構成/轟木愛美 web編成/ビーワークス