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トピック
2019.04.16更新日:2019.04.17
ここ数年で、就職活動を取り巻く状況にはさまざまな変化が。みんなが使っている便利なツールは? 企業の傾向は? 就活のプロに最新情報をリサーチ!
お話を聞いた人
●「リクルートキャリア 就職みらい研究所」所長 増本全さん
2014年から『リクナビ』副編集長として大学生・大学職員向けに300回を超える講演・セミナーなどのキャリア支援を行う。2018年10月より現職。
●「内定塾」塾長 齋藤弘透さん
毎年1000人以上の就活生にセミナーや面談などでキャリア支援を行っている。外資、商社といった難関企業に対し、高い内定率を誇る。
求人倍率だけでなく内定辞退率も過去最大で、企業は人材確保に苦戦中。「より広く、人材を採用するため動画での選考が浸透しつつあります。採用業務の手間やコストの削減など、効率化を図る目的もあります」(齋藤さん)
新たなブームは「動画選考」
自己PRを動画で撮影し、企業に送る動画選考。「最大の目的は選考の効率化。さらに、書面だけでは見えてこない人間性を多角的に判断するのに有効な手段でもあります。動画選考で見られているのは、自社の"顧客"に対して価値のある人材かどうか。動画に映り込んでいる背景や着ている服などの"見映え"ではありません」(増本さん)
スカイプ面接で、地方学生にもチャンスが増えた!
スカイプ面接も動画選考と同じく採用効率化の一環。それに加えて、採用機会の損失を防ぐという大きなメリットが。「スカイプなら地方や海外留学中の学生とも面談しやすいので、学生にとってもチャンスが広がるといえます」(齋藤さん)
もはや一般的となった私服面接
化粧品やアパレル関係に多い私服面接は、TPPOへの意識を判断するポイントであり、スーツでは埋もれてしまう個性を見るための場。「バイトの制服や部活のユニフォームなどを着るのは賭け。伝えたいことを届ける手段の一つとして活用するならアリですが、目立つためのアピールならやめたほうがいいですね」(増本さん)
採用の効率化はもちろん就職活動の前倒しも顕著に!
「現段階でも、大学2年生からインターンに参加する人が増えています。そう考えると、1年生から就活する日も遠くないのでは。早い時期から動く学生はリスク管理の意識が高く、優秀な人材が多いのも事実。早めの情報収集が重要になってきそうです。また、最近の面接では、志望動機よりも入社後に何をしたいかを深掘りされる傾向があります」(齋藤さん)、「ES選考をAI化したり、選考にインターンを導入するなど、採用の効率化は一層進みます。早期インターンで企業を絞り込む学生が増えれば、企業の選考期間だけでなく学生側の活動期間も短期化するでしょう。ただ、早めに内定を獲得する学生がいたとしても、単にその業界の選考時期が早いだけ、という可能性もあるので、不用意に焦りすぎる必要はありません」(増本さん)
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