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トピック
2019.04.09
ここ数年で、就職活動を取り巻く状況にはさまざまな変化が。みんなが使っている便利なツールは? 企業の傾向は? 就活のプロに最新情報をリサーチ!
お話を聞いた人
●「リクルートキャリア 就職みらい研究所」所長 増本全さん
2014年から『リクナビ』副編集長として大学生・大学職員向けに300回を超える講演・セミナーなどのキャリア支援を行う。2018年10月より現職。
●「内定塾」塾長 齋藤弘透さん
毎年1000人以上の就活生にセミナーや面談などでキャリア支援を行っている。外資、商社といった難関企業に対し、高い内定率を誇る。
企業にとって、SNSは情報拡散で学生の目に触れる機会を増やす一方、求める人材にアプローチするためのツールへと変化しているのだそう。「企業は多様な人材を求めているので、社員による推薦やSNSを通じたダイレクトリクルーティングも増えています」(増本さん)
会社説明会をライブ配信で開催!
近年は当日のキャンセルが多く、せっかく大きな会場を確保してもムダになるケースも……。「その点、ライブ配信なら会議室で実施できて、視聴している就活生とコメントのやりとりもできるなど、メリットが多いといえます」(齋藤さん)
就活生とのマッチングアプリも積極的に活用
Wantedly Visit
募集やブログの記事を通じた採用広報ツール。スカウトでの直接的なアプローチも可能。大量のESを確認するよりも、自社のニーズに合った候補者を探せるなど主体的に採用活動できるのが最大のメリット。「学生側もインターン情報など、情報収集ツールとして活用できます。こまめなメールチェックを忘れずに!」(齋藤さん)
説明会の時にLINEで人事と「友だち」になることも
一方通行になりがちなメールに比べ、コミュニケーションをとりやすいのがLINEのメリット。実はメールチェックをしない学生が増えている現状への対策でもあるそう。「LINEなら既読が確認できるので、再通知の要不要が一目瞭然。届いた質問への素早い対応も可能です」(齋藤さん)
採用の効率化はもちろん就職活動の前倒しも顕著に!
「現段階でも、大学2年生からインターンに参加する人が増えています。そう考えると、1年生から就活する日も遠くないのでは。早い時期から動く学生はリスク管理の意識が高く、優秀な人材が多いのも事実。早めの情報収集が重要になってきそうです。また、最近の面接では、志望動機よりも入社後に何をしたいかを深掘りされる傾向があります」(齋藤さん)、「ES選考をAI化したり、選考にインターンを導入するなど、採用の効率化は一層進みます。早期インターンで企業を絞り込む学生が増えれば、企業の選考期間だけでなく学生側の活動期間も短期化するでしょう。ただ、早めに内定を獲得する学生がいたとしても、単にその業界の選考時期が早いだけ、という可能性もあるので、不用意に焦りすぎる必要はありません」(増本さん)
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