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No.003 まきのブログ

No.003 まき

No.003 まき

大学2年生/東京都出身

身長:154cm
推し:読書、JO1

楽しいもの、可愛いもの、面白いもの。
エンタメ中心に、大学生目線で情報をお届けしていきます!

【今だから響く児童書 第4回】あの日、ブルームーンに。

こんにちは!
non-no大学生エディターズNo.003のまきです。

「小中学生のとき読んでた!」の児童書、大学生にも響きます。

児童書には【今だから響く】言葉がいっぱい。
遠回しな表現じゃなくて、「当たり前だけど忘れていた、大切なこと」を、「直球で」伝えてくれるものなんです。
そんな響く言葉と一緒に、懐かしの児童書を紹介していきます!!
もうすぐ4月。入学や進級など、
この春から新しい環境で頑張らなくてはいけないという人も多いのではないでしょうか。
第4回の今回は…そんな時期を迎える今、読みたい児童書をご紹介します。

ご紹介するのは、『あの日、ブルームーンに。』

これは、私が特に大好きな児童書の1つです。
物語の展開はもちろん、中心人物である主人公の結愛と、同級生の蒼井くんの関係が大好き。
親しくなるほど、お互いの影響を受けて二人が良い方向に変化していくんです。
『あの日、ブルームーンに。』
『あの日、ブルームーンに。』著者は宮下恵茉先生。主人公・結愛の気持ちや、二人が距離を縮める過程が丁寧に描かれていて大好きな作品です!

あらすじ

学校で「まじめな優等生」という立ち位置で、友達がおらず「ぼっち」気味の主人公・結愛。
ひょんなことから、金髪で不良の同級生・蒼井瞬と親しくなります。
仲良くなるにつれ、お互いが影響を受けて変化していくのですが、
同時に結愛は、
真剣な表情で言っていた「一秒でも早く、大人になりたい」という言葉や、
蒼井くんの家庭の事情など、様々なことが気になっていきます。
実は蒼井くんには、結愛には言えない秘密があったのです。
そしてある日、結愛がおこした行動によって二人の間にすれ違いができてしまい…。
二人が過ごす中学三年の一年間の物語、最後二人はどうなってしまうのでしょうか。
15歳、はじめての恋。
おとなになるすこし前。よろこびも、痛みも、きっと未来へ続いていく。

心にじんわりしみる。印象的な言葉たち

あきらめるのと、受け入れるのはちがうよ。今叶わないことが、永遠にできないとは、かぎらないんじゃないかな

蒼井くんとの関係がこじれてしまい、
さらに蒼井くんが高校進学という夢を諦めたのではないかと悩む結愛。
そんなときに相談にのってくれた、結愛の兄の彼女・えりちゃんの台詞です。
自分がしたいこと、夢や目標。
事情や環境で仕方なくそれらがかなえられなかったこともあれば、
自分の意志でそれらをかなえる前に歩みを止めたこともあります。

そのときに、「自分は諦めたんだ」と思うのと、
「自分は今の自分を受け入れたんだ」と思うのとでは、
その先の進み方が変わってくる気がしました。
「諦める」という言葉を自分にかけると、夢や目標への道はそこで途絶え、
なんだか負の烙印をおされたような気分になってしまいますよね。
そうではなく、「今の自分の状況を受け入れただけだ」と思えば、
まだ夢や目標に向かおうとする意志は絶やされずに保つことができる。
環境や自分自身を変化させ、目指す道に向かう準備を整えようと気合も入ります。

この言葉を読んで、「諦める」という言葉ではなく「受け入れる」という言葉を自分に使っていこう!
と、この考え方を活かすことができました。

岩があろうが、道がなかろうが、すすむと決めたやつはすすんでいく。逆に、どれだけ道が整っていても、どこにすすめばいいのかわからないやつは迷ってしまうし、整って見える道にも、あなぼこがあるときもある

この言葉は読んでいた当時から好きで、今も大切にしている言葉です。

どうして、みんな同じではないのか。
歩んでいく「人生」という道が、
人によって舗装されていて歩きやすかったり、岩でふさがっていて歩きにくかったりするんだろう。
そうこぼした結愛に、先生がかけた言葉がこちら。

自分の目的地が明確で、進もうと思えば、きっと道を進むことができる。
反対にいくら歩きやすくても、目的地が明確でなければ進みにくいし、予期せぬことだって起こる…。
これを読むと、なかなか自分の思うとおりに進めないときはイライラするし泣きたくなってきますが、
自分の目的地さえ分かっていれば、
「すすむと決めたやつはすすんでいく」のだから、
遠回りしているかもしれなくても、歩みが小さすぎても、確かに目的に近づけていっているのかな
と自信がつきます…!
この言葉を思い出せば、
「目標に近づけてる!」とだけ考え、他の心配や不安は忘れることができそうです!

「おとなになるすこし前」の15歳で初めて経験した恋。
自分の気持ちに驚いたり、わくわくしたり、戸惑ったり、傷ついたり…
それらを通して成長する二人の物語です。
二人の周りの人々も、二人に感化されて変わっていくので、そこも注目ポイントです!
みんなが勇気を出して変わっていく姿が、まぶしくてこちらも頑張ろうとなれました…!

【今だから響く児童書】他にも紹介してます♡

『あの日、ブルームーンに。』に覚えのある皆さんは、こちらも「懐かしの愛読書」かも…?
読んでくださると嬉しいです!
それでは、今回はここまで。
最後までよんでくださり、ありがとうございました!

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