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吉高由里子、主演映画「ユリゴコロ」を語る!【Check The Hits!】

気になる旬のカルチャーをピックアップするCheck The Hits! 映画「ユリゴコロ」に出演の吉高由里子さんにみどころをインタビュー。

いくつになっても、焦らず、しがみつかず、楽しみたい

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シャツ¥56000・デニム¥31000・ベルト¥35000/ブルーベル・ジャパン(ヴァネッサ シュワード) リング¥130000/シモン

おやすみ前の1杯が、私の大切な〝ユリゴコロ〟です♡

 映画への出演は、2013年に公開された『真夏の方程式』以来、約4年ぶり。沼田まほかるの同名小説を実写映画化した『ユリゴコロ』では、人間の死を心の拠りどころに殺人を繰り返すヒロインに挑んだ。「今までに演じたことのない役柄だったので、脚本を読んで、すぐに〝やってみたい!〟って思ったんです。ただ、その時の印象よりも、いざ現場に入ってからのほうがはるかに大変でした」

 撮影は、すべて地方ロケ。1か月半滞在していたところでは、現場と宿泊先のホテルをひたすら行き来する毎日だったそう。「どこにも慣れ親しんだ空間がなかったから、〝私のあの快適なおうちは~?〟みたいな(笑)。でも、そういう閉鎖的な場所にいたことで、殺人者という役作りが難しいキャラクターに近づけたし、作品の世界観にどっぷりひたれたんじゃないかと思います」

〝ユリゴコロ〟とは、生きていく上で必要な心の拠りどころを意味する造語。では、吉高さんにとっての〝ユリゴコロ〟は……? 「翌日撮影するシーンのセリフが頭に入った状態で、お風呂もすませて、あとは寝るだけっていう時の1杯♡ 録画してある『ワイドナショー』を見たり、ゲームをしながらひと息つくのが至福の時間なんです」

 プライベートでは、7月で29歳に。30代に向けての抱負を尋ねると、吉高さんらしい肩の力の抜けた答えが返ってきた。 「20代は、毎年のように夏に海外へ行ってホームステイしたり、本当にやりたいことをやらせてもらったんです。30代も、焦らず、しがみつかず、時間に身をゆだねながら満喫したい。でも、〝若いから〟で許されることは減るだろうから、ちゃんとけじめのある行動をとりたいです」
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映画『ユリゴコロ』

カフェを営む亮介(松坂桃李)は、実家で1冊のノートを見つける。それは、美紗子と名乗る女(吉高由里子)が記した殺人の記憶だった。美紗子は、洋介(松山ケンイチ)と出会い、"愛"を知るが……。●9月23日(土)より全国公開
●よしたか ゆりこ 1988年7月22日、東京都生まれ。最近の主な出演作に、ドラマ『東京タラレバ娘』ほか。映画『検察側の罪人』が2018年公開。

ノンノ2017年11月号掲載

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