映画『巫女っちゃけん。』主演★広瀬アリスさんインタビュー【Check The Hits!】

2018.01.22

気になる旬のカルチャーをピックアップするCheck The Hits! 映画「巫女っちゃけん。」主演の広瀬アリスさんにみどころをインタビュー。

大先輩からのひと言でお芝居の幅が広がった

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カラダを張って挑戦した破天荒すぎる巫女さん役

福岡県にある由緒正しい宮地嶽神社でロケが行われた映画『巫女っちゃけん。』で、ヒロインのしわす役に扮した広瀬さん。可愛らしい巫女の衣装に身を包みながらも、素顔は態度も口も悪いキャラを熱演!

「撮影の1週間前から宮地嶽神社に入り、舞や所作を教えてもらいました。ごはんも一緒にいただくなど巫女さんの生活をそのまま体験させてもらったのに、クランクインの前日には監督に『今までやってきたことはすべて忘れて』と言われて(笑)。みんなが姿勢よくしているなかで一人だけひどい座り方をしたり、足袋を足の指でつかんで投げてみたり、巫女として違和感を出すためにいろいろ無茶をしました。おかげで撮影後もなかなか足が閉じられなくて(笑)」

いやいや実家の神社を手伝っていたしわすが、ある男の子との出会いによって成長していく本作。広瀬さん自身も、ドラマ『釣りバカ日誌〜新入社員 浜崎伝助〜』への出演により、大きく成長できた経験が。

「台本をキッチリ覚えるタイプの私にとって、アドリブが多い現場はすごく難しくて。でも共演の西田敏行さんが『台本はちゃんと覚えなくていいんだよ。その瞬間の感情を大事にすれば伝わるから』とおっしゃってくれて。そこからは臨機応変に対応できるようになってお芝居の幅が広がりました。その経験があったからこそ、今回もパーンと振り切れたのかもしれませんね」

現在23歳。仕事に対する思いに変化も。

「10代の頃は、みんなが遊んでいる時にうらやましいって思うこともありました。でも同級生がみんな社会人になった今は、みんなもそれぞれ悩みを抱えていることを知って。私もいろいろ相談を受けることも相談をすることも多くなりました」

『巫女っちゃけん。』

父親が宮司をしている神社で巫女のバイトをしているしわす(広瀬)は、現在就活中。ある日境内に隠れていた5歳の健太を発見。アザを発見し母親から虐待を受けていると思ったしわすは、健太を守ることを決意する。●2月3日(土)より新宿武蔵野館ほか全国公開
●ひろせ ありす 1994年12月11日生まれ、静岡県出身。2008年に映画『死にぞこないの青』で女優デビュー。NHK連続テレビ小説『わろてんか』に出演中。

2018年3月号掲載

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