IELTS対策　＃12

2024.09.14

「英語資格試験を取ろう！IELTS編」の記事となります。IELTS対策として参考になれば幸いです。

Index

IELTSの種類

まずはIELTSの種類についてです。IELTSには２つの種類があります。

IELTSアカデミック
英語圏の大学や大学院への留学を希望している受験生が、各大学の入学レベルに達しているか評価する際に用いられるテストです。アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの大学では、このアカデミックのスコアが入学許可の基準となっています。（参考：IELTS idp）
IELTSジェネラル
英語圏での就職や移住を希望している人が、ビザを申請する際に英語力を証明するためのテストです。IELTSジェネラルのスコアや他の諸条件を満たせば、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの永住申請が可能になります。ジェネラルでは、日常生活や職場でのやり取りを想定した課題や設問が多く出題されます。（参考：IELTS idp）

大学生の多くはアカデミックを受けるものと思われます。よって、本記事ではIELTSアカデミックの対策にフォーカスします。

同じように試験形態も２通りあります。

コンピューター試験
試験結果が５日後には分かります。リスニングテストでヘッドホンが使えます。ライティング、リーディングのテストは、タイピングで解答し、文字数が自動でカウントされるため自分で数える必要がありません。
ペーパー試験
試験結果が１３日後に分かります。問題用紙に直接書き込んだり、重要箇所に線を引いたりすることができます。コンピュータ試験よりも試験日程・会場ともに限られています。

ただしスピーキングテストは、どちらの受験方法も面接形式で行われます。スピーキングテストは試験官と1対1のインタビュー形式で、所要時間は11～14分、身近なテーマについて質問されます。

大学の講義、学術論文、専門家の講演といった学術的な会話や場面を想定した課題や設問が多く出題されます。テスト内容は、ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの全4科目です。テストの所要時間は、合計約2時間45分で実施されます。（ペーパーの場合は2時間55分）

スコア
4技能（リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング）について、それぞれ0～9までのバンドスコアで示されます。成績証明書には、オーバーオール・バンドスコアと、4技能（リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング）別のスコアの両方が記載されます。スコアは整数（5.0、6.0、7.0など）または0.5刻みの数字（5.5、6.5、7.5など）で示されます。
結果日程
IELTSペーパー版(IELTS on paper)の場合は筆記試験日から13日目で発行される一方で、IELTSコンピューター版（IELTS on computer）の場合は試験日から１-5日目に発行され、マイページ上で確認・ダウンロードできます。
再採点
予想したスコアが得られなかった場合は、テストの再採点を申請する事ができます。どのパートの再採点を希望するかは、自分で指定することが可能です。再採点を申請するには、自身が受験したテストセンターを通じて、受験日より6週間以内に申請する必要があります。料金は15,000円で、スコアが上がった場合は返金されます。再採点の結果は、申し込み当日から申し込み後 21 日以内に通知されます。

最後にIELTS対策のための教本をご紹介します。私が用いたテキストは次の２つです。

IDP Education IELTS公認問題集
オーバーオールスコア6.5以上を目指す人に向けたテキストです。リスニングとスピーキングの音声は、英・米・豪・加のナレーターが収録しています。また、完全模試（Practice Test）も2回分収録されています。私はコンピュータ試験を受験したため、問題を解くときは線を引かずに目だけで読む練習をしました。
IELTS必須英単語4400
英単語3300語と英熟語1100語が収録されています。英単語は難易度・頻出度によってA~Dにランク分けされており、1か月半しか準備期間のなかった私はA~Cの単語と英熟語1100語を覚えました。