3年A組に出演! 萩原利久くんってどんな男の子?

2019.02.20

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菅田さんと共演したことで本気でお芝居がしたくなった

放送されるたびに衝撃度が増していく話題のドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』で、頭脳明晰な優等生の逢沢博己役を演じている萩原利久くん。

「実は僕たちも結末がどうなるのか知らないので、毎回『死んでたらどうしよう』って緊張しながら台本を読んでます。真壁翔役の神尾楓珠はプライベートでも仲がいいんですが、共演するのは実は初めて。他にもオーディションでよく会う同年代が多いので、負けたくないという気持ちもあるし、刺激をもらってますね。僕の高校時代はクールな逢沢とは真逆。基本元気だったし、休み時間は缶蹴りとかしてました(笑)」

芸能界デビューは9歳の時。「大好きな小島よしおさんに会って友達に自慢したい」という、軽い気持ちからだった。

「当時はお芝居することへの意志が1ミリもなかったんです。でもドラマ『運命の人』で、共演した菅田(将暉)さんの演技を目の前で見て『これがお芝居なんだ』と感激。そこから本格的にお芝居をしていきたいと思いました。菅田さんとはそれ以降も何度か共演してますが、面と向かってやりとりできる作品は今回が初めてなので、今まで以上に意識してます。29人の生徒と対峙しても先生として全員を支配してしまうようなエネルギーを毎話出してくる方。僕もチャレンジャーとして戦っていきたいです」

まもなく誕生日を迎え、20歳に。菅田さんとお酒を飲みに行こうと話しているそう。

「20歳になったら菅田さんみたいに画面を通しても熱量がビシビシ伝わってくるような役者になりたい。プライベートは……もっと大人になってる予定だったんですけどね。周りから小学生みたいって言われることが多くて。缶蹴りもいまだにしてます。この前なんて小学生相手に手加減なしで鬼ごっこしたりも(笑)。お気に入りの公園がいくつかあるので、遊ぶ場所に悩んだら僕が最適の公園を教えてあげますよ」

profile

●はぎわら りく

1999年2月28日生まれ、埼玉県出身。主な出演作は映画『帝一の國』『あゝ、荒野』『十二人の死にたい子どもたち』など。『あの日のオルガン』が2月22日公開。


『3年A組–今から皆さんは、人質です–』

数か月前に自ら命を落としたある一人の女子生徒の死の真相と向き合うため、美術教師の柊一颯(菅田将暉)は、逢沢博己(萩原利久)ら3年A組の生徒29人を人質に取り最後の授業を決行する。

●毎週日曜22時30分~日本テレビ系にて放送中


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『グリーンブック』

多くの賞レースで絶賛されている本作は、黒人差別が合法だった’60年代のアメリカ南部を舞台に、高名な黒人ピアニストが無学で粗野な白人運転手を雇って演奏ツアーに出かける実話の映画化。おじさん二人の珍道中は時に残酷な差別に直面するものの、ウィットに富んだ会話劇によって最高にハッピーな気持ちにさせられるから不思議。お互いを理解しようとする優しささえあれば、世の中のどんな問題も解決すると気づかされる。
●3月1日(金)より全国公開

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『サタデーナイト・チャーチ -夢を歌う場所-』

親が望む人生と自分の理想が違った時、あなたならどうする? 女性のようになりたいと願う少年ユリシーズの奮闘を描いたミュージカルは、現状を変えたいと思う人たちの背中を押してくれる。LGBTコミュニティで同じ境遇の仲間ができたことで、初めてピンクの口紅を塗り、勇気を出してハイヒールを買う……。なりたい自分に近づくため、メキメキと美しくなっていくユリシーズの変化は目を見張るほど。
●2月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開

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『ビール・ストリートの恋人たち』

’70年代のNYを舞台に、無実の罪で逮捕された22歳の黒人青年ファニーと、彼の子どもを宿した19歳の少女ティッシュの物語。アカデミー受賞作『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督らしく、名もなき恋人たちのささやかな愛の物語を情緒的な映像で切り取る手腕は見事。差別や偏見にさらされながらも、二人の愛の力がすべての不条理を浄化するよう。ため息が出るほど美しい音楽にもうっとり。
●2月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開

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『アリータ:バトル・エンジェル』

日本の伝説的SFコミック『銃夢』を、『アバター』のジェームズ・キャメロン製作で映画化。原作にリスペクトを込めたヒロインの大きな目は、サイボーグ少女が人間の心を獲得していく過程を雄弁に表現。生まれた意味とは? 自分の役割とは? 様々な葛藤を経て愛する人のために立ち上がるアリータのドラマは、青春映画として誰もが共感するはず。キャメロン渾身の、こだわりまくった没入感のある3Dも最高にスリリング!
●2月22日(金)より全国公開

2019年4月号掲載

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