【就活】最新インターン事情2019・この夏エントリーする前にチェック!

2019.06.11

インターンでどんな経験ができる? 優遇されるって本当? 2017年以降のリアルなインターン事情をリサーチ!

 インターンは何社経験した?

平均すると経験数は4.5社で、大学3年生の7〜9月に参加した人が多かった。なかには「1dayから5daysまで企業名にこだわらず、どのような仕事が世の中にあるのか知るために約40社ほどのインターンに参加した」という人も。

 インターンで経験したことは?

実施期間の多くが「1日」もしくは「1週間」で、無給が一般的。ただし、なかには「5日間で¥15000+交通費」(21歳・ゼネコン)、「時給¥1000ぐらい」(22歳・教育)など高待遇な有給のケースも!



 インターンをした理由は?

「みんながやっているから、流されて」という人や「社員との人脈作り」という目的の人もちらほら。参加時の服装については6割以上がスーツで、3割弱がオフィスカジュアルだった。



 インターンの前後で、その会社や界隈のイメージは変わった?

「実際の現場を見たり、実務を学んで興味がわき、志望度が上がった」(22歳・保険代理店)、「興味のない業界に自分の適性を感じた」(22歳・航空)など、なんと93%が「変わった」と回答!



 インターン後、その会社から採用で優遇された?

じつはインターン経験者の7割が、なんらかの優遇を経験していたことが判明。「人事の人と仲よくなって、インターン参加者限定の選考に進んで、早めに内定をもらえた」(22歳・学生)という声もあった。



 インターンをした会社を就活時に受けた?

75%がインターン先の企業を受け、44%が内定を獲得! 同時に採用されたインターン生の割合は「2〜5人」が最も多く、「応募した人は全員内定が出た」というケースもあった。



 インターンはやっておいたほうがいい?

9割以上がインターン推し。 さらに実りある経験にする ために、「事前にしっかり企 業を調べておくと、より深 い質問や情報収集ができる」 (22歳・銀行)というアドバ イスもあり。



 インターンの経験をしてよかったことは何?




「『就職白書2019』によると採用目的のインターンを実施する企業は12.6%と増加傾向にあり、採用を見据えて学生のスキルを見極めるケースもあります。ただし企業も採用難でインターン経由以外の採用数のほうがまだまだ多く、インターンに行かないと内定がとれないというわけではありません。売り手市場と言われる近年、採用活動は少し前倒し傾向なので、インターンを含めた採用手法やスケジュールは早めの情報取集が重要です。また、少し前に『21年卒の採用に直結するインターン禁止を政府が要請』という報道がありましたが、これまでもずっといわれてきたことで新たなルールができるわけではないので、必要以上に不安を感じることはありません」


答えてくれたのは……
増本全さん

リクルートキャリアの研究機関「就職みらい研究所」所長。毎年、企業の新卒採用活動と学生の就職活動の実態を調査した「就職白書」を発行している。

2019年7月号掲載

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