ノンノモデルが綴る花言葉
【佐藤和奏×トルコギキョウ】ノンノモデル加入から1年。目標はバラエティや俳優業、オールマイティに活躍できる存在になること! 「ノンノモデルが綴る花言葉」連載vol.14
2025.07.03

ノンノモデルと季節の花、そしてその花言葉をテーマにした撮り下ろし写真。ノンノでしか見られないスペシャルな連載「ノンノモデルが綴る花言葉」。第14回は、佐藤和奏×トルコギキョウ。天性のハッピーオーラを武器に進化し続ける和奏がファンタジーな世界にドロップイン。バレリーナのチュチュのようにふんわりと花開く優雅なトルコギキョウと、エキセントリックなY2Kルックの和奏。相反する二者が織り成す不思議な世界へようこそ。インタビューではノンノ加入から1年を経て、今感じていることについても語ってくれました!
トルコギキョウの花言葉は“希望”
リンドウ科のお花で八重咲きやフリンジ咲きなど華やかな品種が多いトルコギキョウ。エレガントな花姿から「希望」「優美」「清々しい美しさ」などの花言葉がつけられました。日本では「トルコギキョウ」と呼ばれていますが、原産地はアメリカでトルコとは実は無関係。くるりと巻きが入った大きめのつぼみが、トルコ人が身に着けているターバンに似ているからなど名前の由来には諸説あり。淡いピンクやラベンダー、クリームイエローなど柔らかな色みが豊富でフェミニンな雰囲気のアレンジメントにぴったりなお花です。

― “トルコギキョウ”と撮影してみていかがでしたか?
実は小学3年生から高校3年生まで生花教室に通っていたのでこれまでいろいろなお花と触れ合ってきたのですが、トルコギキョウははじめまして。でも、お花の名前が覚えられなくて生花教室の先生によく呆れられていたから、実は生けたことがある可能性もあるかも……?(笑) すごくいい香りのするお花で撮影中はお花畑の中で遊んでいるかのような、ずーっとふわふわしたハッピーな空気感に包まれていました。衣装とセットも相まって、不思議の世界に迷い込んでしまった感覚。これまでセットを作り込んだモードな撮影をしたことがなかったので、スタッフの皆さんと話し合いながら世界観を作り上げていく時間がすごく楽しくて、とっても勉強になりました! あと、ピンクと紫が大好きなので、めちゃくちゃテンションが上がりました!

― “希望”と聞いて思い浮かぶことは?
希望=未来を信じることと個人的には思っています。希望があるとそこに向かって努力できるし、未来の自分を想像することでモチベーションにもつながる気がします。人は“こうなりたい”、“もっとよくなりたい”という希望を抱くことで目の前に迫る困難なことに立ち向かって前進する勇気を持てるのかなって
―和奏が希望を感じた瞬間は?
ノンノの専属モデルになることに決定した時が自分史上一番希望を感じた瞬間。モデルになりたいと強く思ったのは、高校生の頃。小学生の時から中学校を卒業するまではチアのクラブチームに入っていたのですが、高校進学と同時にチアを辞めたことで他に打ち込むことがなくなってしまって。中学時代から雑誌が大好きで隅から隅まで読んでいたこともあって、昔から憧れがあったモデルを本気で目指そうと決意。自分でいろんな事務所を調べて、今の事務所のスクールに入ることに。どうせやるなら東京でチャレンジしたくて、高校生の頃は土曜の夜に夜行バスで東京へ行って、日曜に1日レッスンを受けて、また夜行バスで大阪へ帰って学校に行く、そんな生活を続けていました。
事務所のオーディションで賞をいただいて少したった頃、ノンノのモデルオーディションのチャンスが巡ってきて。書類審査を無事通過して安堵していたら、カメラテストの日程が高校の卒業式と被ってしまったんです……。でも、“ここが人生の大きな分岐点になるかもしれない”と思って、卒業式を休んでオーディションを受けることに。カメラテストの時も周りの子に比べてポージングの経験値が浅いことは分かっていたので、佐藤和奏というキャラクターを少しでも伝えようと、面接や撮影中もずっとノンノへの愛や自分の思いをマシンガントークで熱弁していました。オーディション後、マネージャーさんから事務所に呼ばれて、サプライズでノンノ専属モデル決定の発表をしてくださった時は大号泣。これまで勉強やチアも人一倍時間をかけてやっても、身にならない、結果が出ないことの連続だったのではじめて“報われた”と感じた瞬間でした。やっぱりこの仕事って波があるし、よい時も悪い時もあるのが当たり前だけど、ようやくスタートラインに立てたという感覚が近いのかな

― モデル、タレント、俳優業と日々新たな挑戦で活動の幅を広げている、和奏。そんな中でもふと希望が持てなくなったり、自分に自信をなくしてしまったりすることはある?
もちろんあります。というか、日々そんなことの連続です。ノンノの撮影やバラエティ番組の収録、ドラマの撮影現場に行くまでずーっと自信がなくて……。前もってめちゃくちゃ準備してシミュレーションするタイプだけど、どの現場も思い通りにはいかず。ノンノの現場でも今はカメラマンさんや編集さんの指示どおりに動くのが精いっぱい。撮影のテーマに合わせて、事前にノンノの誌面やノンノのInstagramに上がっている他のモデルさんの撮影ビハインドを見てポージングをまねてみるけど、当日のモニター画面で見たら自分が想像しているポーズにはなっていなかったりして。このままで大丈夫かなと不安になることはあるけれど、悩んでいても前には進めないから深く考えすぎずに目の前にある一つ一つのことを全力でやるだけだと思って取り組んでいます。神様は乗り越えられない試練は与えないと言われているように、“これは、神様がモデルとしての成長のチャンスを与えてくれている”と思って、喰らいつく気持ちで現場のスタッフさんたちにいろいろアドバイスをいただきながら頑張っているところ。もちろん、いろんな人から助けてもらって、支えられることがたくさんありますが、最後は自分自身の力で乗り越えていく。そういう強い気持ちを持って挑み続けることが大切だなと思っている今日この頃です

― 20歳という節目を目前に控え、今どんなことを感じている?
このお仕事を始めてからは毎日が“はじめて”の連続で、この2年間は特にとてつもないスピードで時が過ぎ去っていっている感覚。短大に通っている友達は就職活動をしていて、20歳という節目に変化が出てきている子もいるのでちょっぴり焦りもあります。モデルやタレント、俳優としても新参者で未熟な私だから、周りに追いつくために“あれをしなきゃ”“これをしなきゃ”って慌てたりもして。“もっと早く事務所に所属して芸能活動を始めていたら何か変わっていたかな?”なんて、たらればを考えてしまうことも。でも焦ってもしょうがないから、常に“今を”大切に、がむしゃらに頑張るしかないなって。チャレンジすることはすごく大変だけど、今は自分の知らない自分に出会えることを純粋に楽しもうと思っています。
今後はモデル、バラエティ、俳優業で姿を変えてオールマイティに活躍できる、カメレオンみたいな存在になるのが目標。“雑誌やテレビで見るあの子とドラマのあの子って同一人物なの?”って思ってもらえるような存在になれたらいいな。そのために今は、いろんなものを見て感じて、どんなチャンスが来ても自分の中でいつでも準備ができている状態に近づけたらな。今はそんな未来を思い描いています

― 5年後の自分に一言!
25歳の私は憧れのカメレオンのような存在になれていますか? 幸せですか? どんなことがあっても自分を卑下せず、後ろ向きになってしまう瞬間があったとしても自分のよいところを見つけて、好きでいられる25歳になれていたらいいなと思います。そして、今までどおりハッピーでブレない自分でいれば、何か見えてくるものがきっとあるはずだから、そのまま貫き通してほしいな。それは25歳になっても、いくつになっても、これから先ずっと。私らしくそのままでいいよって言ってあげたいです

― お花は好き?
(即答で)大好きです!!! 学生時代は生花教室に通っていたこともあって、自分が生けたお花を玄関に飾るのが自然と習慣になっていて。家族からも“玄関のお花を見ると季節を感じられて素敵”と好評でした。高校卒業後、東京に上京してからもその習慣は続けていて、一人暮らしのお家の玄関にもお花を飾っています。生けるというほど本格的なものではないけど……最近は近所のお花屋さんでピンクのガーベラを買って一輪挿しに。出かける時や帰ってきた時に玄関のお花を見ると、“一日頑張ろう!”“今日もお疲れさま”って言ってくれている気がして、元気をもらっています

― 花にまつわる思い出を教えて!
私が東京に上京する前日に中学時代からの仲よしグループのみんなが大きなピンクの花束とメッセージカードを贈ってくれた時のことは一生忘れないであろう大切な思い出! サプライズで応援うちわまで作ってくれて、もらった時は大号泣してしまいました。大学や専門学校に通う子や社会人になる子もいて、“これからはいつでも一緒というわけにはいかないけれど、それぞれの場所で頑張ろう!”ってみんなで泣いたのもいい思い出。今でもお花を見るたびにふと地元の仲よしのみんなのことを思い出すし、“あんな素敵に送り出してくれたんだからもっともっと活躍したい!”と気合いが入ります

[ flower shop information ]
撮影に協力してくれたのは……
FUGA
東京・青山に店舗を構えるフラワーショップ。季節のお花から高さのある木々をそろえた植物園のような大空間に圧倒される。さまざまなブランドの店舗や展示会の空間ディスプレイを手がけているとあって、花束もダイナミックなアレンジが魅力。今回オーダーした「カラー」を主役にしたブーケは、ミスカンサスやアンスリウムの葉など南国風のグリーンで盛ったオリエンタルな雰囲気。カークリコの葉で花束の茎をくるりと巻くのもユニーク。
\ ラッピングはこんな感じ /

Profile

佐藤和奏
2006年1月25日生まれ、大阪府出身。ノンノ専属モデル。『シューイチ★セブン』(日本テレビ系)や『ネタパレ』(フジテレビ系)などにも出演。レギュラーMCを務める『トミプラワールド のりのりタイムズ‼』(テレビ東京系)が毎週日曜朝8:30~放送中。
Staff Credit
モデル/佐藤和奏 撮影/Ton Zhang(RETUNE Rep.) ヘア&メイク/畑江千穂(CEKAI) スタイリスト/石田綾 撮影協力/BACKGROUND FACTORY 構成・文/大塚悠貴 Web編成/松島芽生
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