【香音×ユキヤナギ】演技のお仕事、英語や韓国語も勉強中！ 自由を大切に、進化をつづける香音の現在地。「ノンノモデルが綴る花言葉」連載vol.12

ノンノモデルと季節の花、そしてその花言葉をテーマにした撮り下ろし写真。ノンノでしか見られないスペシャルな連載「ノンノモデルが綴る花言葉」。第12回は、香音×ユキヤナギ。自分の“好き”を愛し、純真無垢な童心とチャーミングな魅力で会う人みんなを虜にしてしまう香音。荘厳な日本家屋の中で捉えられた、自分らしさを謳歌する香音の自己表現をご覧あれ。インタビューでは“自由、気まま”をキーワードに香音の現在地点を語ります。

ユキヤナギの花言葉は“自由、気まま”

垂れた細い枝に白い小花を無数に咲かせるユキヤナギ。その姿は、名前のとおり雪が降り積もったヤナギのよう。しなやかな枝が風にそよぐ姿や自由に伸びる枝ぶりから「気まま」という花言葉が付けられました。公園などにも植えられ、3月から4月頃には満開の姿を見ることができます。切り花としても親しまれ、花瓶にさして飾れば大きな空間にも映え、花束に加えてもナチュラルな雰囲気を添えてくれます。

― “ユキヤナギ”と撮影してみていかがでしたか？

好きなお花不動の一位はダリアだったけど、今日でユキヤナギに塗り替わったかも！ ダイナミックな枝と小ぶりなお花のギャップが粋でいいなって。撮影前はカスミソウに似ているのかな？と思っていたけど、まったくの別物。ダリアのようなゴージャスな花姿とはまた違って、一枝で凛とした美しさを放つ。それぞれ自由に伸びた枝ぶりも個性的ですごく素敵。花瓶やブーケの中にいても完全脇役ではなくて、名バイプレイヤー的な存在感って言ったらいいのかな？（笑） ノンノの可愛らしいイメージとは一線を画す、おしゃれで研ぎ澄まされたモードな衣装やメイクにもドキドキしました♡

― 「自由、気まま」と聞いて思い浮かぶことは？

私！（笑）自分の“好き”に忠実にすくすく育ってこられたなと思っていて。それはファッションとかメイクとか見た目はもちろん、自由な生き方みたいなところも大きくて。ユキヤナギの枝が自由に伸びていく感じと私はすごく共通点を感じるかも。これまでも自由に枝を伸ばしてきたし、これからも自分の心の求めるままに枝を伸ばしていく感じ？（笑） 疲れを感じる前に家族やお友達と息抜きをして、ありのままの自分をまるごと受け止めてくれる場所があったからこそ今の香音があると思う。絶対的味方や安心できる場所があるからこそ、自分の機嫌を自分で取るのがめちゃくちゃうまいし、適度に自分を肯定しながらポジティブでいられる気がする。 　
　最近心が動く瞬間は、語学の勉強！ 語学に力を入れたいなと思ったのは友人の影響も大きいかも。周りには留学を経験しているお友達も多くて、視野の広さや固定観念にとらわれない姿勢が素晴らしいなと思います。語学ができると学びの分野が格段に広がるし、世界中の人からいろいろな考え方や生き方を吸収できるんじゃないかな。誰かと心を通わせられる語学という武器を手にいれることで、よりパワーアップできる気がする。いつものごとく、思い立ったら即行動！(笑)  年始から勉強を始めました！ 今は英語と韓国語を勉強中で、家庭教師の先生にも教えていただいています。いつかお仕事でも披露できる機会があるといいな

― 大学を卒業して約1年。環境の変化を経て、今、自分は自由だと感じる？

今までも自由だったけど、最近はより自由を感じてる！ 大学を卒業して、事務所を移籍して、2024年はとにかく変化の年だった。大学に通っていた時間を丸々お仕事に費やせて、あっという間に一年が過ぎていった感覚。お友達も社会人になって、これまであまりできなかったお仕事の話をするようになったのはうれしい変化だったな。学生の頃は自分だけがお仕事をしていたから、友達に仕事の悩みやつらさを話すことはあまりなかったの。今はみんながそれぞれの新天地で奮闘していて、環境や職種は違えど共感できることもあって。頻繁には集まれないけど、電話での近況報告がすごく心の拠り所になっているんだ。いろいろな悩みを聞いていると、心が自由で不快感のないことこそ生きていくのに重要だなと実感中。私を含めお友達もノンノ読者の子たちもそれぞれの環境で毎日を精一杯生き抜いているだろうから、時には自分を優先して、たくさん愛してあげてほしい。好きな音楽を聴いたり、映画を見たり、香音みたいに弾丸渡韓をしたり（笑）……自分で心の余白を作ってあげることも大切。あとは日記をつけて、感情を書き出すのがおすすめ。自分をさらけだせるし、心情の変化が分かっておもしろいんだ。
　お仕事でも変化を恐れず、いろいろなことに挑戦していきたいと思っているんだ。好き嫌いがはっきりしている性格だからこそ、これまでは苦手なことは避けがちだったの。でも、おいしいごはんを食べて寝れば基本ご機嫌！みたいなハッピー体質だから、苦手分野も一歩踏み込んでみると意外といける⁉︎ってことに気付けた（笑）。逆に、自分が好きな分野では力を発揮できる場面があったからこそ、キックボクシングやドラムなど好きなことはお仕事にどんどん繋げていきたいな。香音の「あんなお仕事に挑戦したい！」という気持ちをいつも受け止めてくれるスタッフさんたちのおかげで、自分の歩みたい方向性がより明確に見えてきて、未来がすごく楽しみ♡

― 大人になることは自由だと思う？or不自由だと思う？

自由だと思う！ 大人になると自分の意志がはっきりして、行動に迷うことも少なくなると思うの。自分の好き・嫌い、得意・不得意も分かっているし、人の目も気にしなくなってくるし、あとはその道をまっすぐ突き詰めていけばいいだけ。もし失敗したとしてもそこから教訓を得られるし、過去の自分の頑張りや取捨選択が未来の豊かさに繋がっていく。きっと今はつらいと思っていることも、未来の私はへっちゃらでひょうひょうと乗り越えちゃうんだろうなって。だからこそ、どんな香音になるのかを楽しみに、日々の出来事に向き合うようにしているんだ

― 香音が生きていく上で一番大切にしたい感情は？

ワクワクかな？ 家族や友達など、ホッとできるベースがあるから前のめりに進めるんだと思う。家が守りで仕事が攻め、みたいなイメージ。最近、久々にオーディションを受ける機会があって、程よい緊張感を楽しめている自分に成長を感じたの。思い返すと20歳前後のオーディションは、怖さと淡い期待が入り混じった感情で楽しめたことはなくて。負けず嫌いな性格だから“絶対に受かりたい！”っていう気合いがあったし、プレッシャーも感じていたんだと思う。たくさんオーディションを受けては落ちるを繰り返すなかで、その恐怖に打ち勝つのが楽しいって思えるようになった。なんで落ちてしまったのかその答え合わせはできないけど、分からないことにもワクワクしながら挑み続けられるように。昔より自分の中の不安を飼い慣らす方法を知っていったというのもあるかも。今まですごく緊張しながら行っていた場所でも自然体でいられるようになった自分に驚きつつ、また一段レベルアップできたってうれしかった。だから、安心感とワクワクが両立した人生を歩んでいけたらきっと幸せだろうなって

― お花は好き？

ママが大の植物好きで常にお花がある環境で育ったこともあり、大好き♡ 我が家では季節のお花を玄関やリビングに飾っているから、お花の品種はたくさん知っているほうだと思う。ダークな色みのダリアが大好きで、自分のお部屋に飾っているんだ。私自身、お誕生日のお祝いやクランクアップでお花をいただくとすごくうれしい気持ちになるから、家族や友達にお祝い事がある時はお花を贈ることも多いよ。生花を贈ることもあれば、ボックスに入ったプリザーブドフラワーを贈ることもあって。その人のライフスタイルに合わせて選ぶよう心掛けてる。どんなお花を贈るかはもちろん、お花と色ごとの花言葉もしっかり調べてから買っているよ

― 花にまつわる思い出を教えて！

初めての連続ドラマのレギュラー出演作『高嶺のハナさん』のクランクアップでいただいた花束はずーっと覚えている。高校生の時からお芝居に挑戦したいという思いはありながらも当時は学業最優先だったから、変則的なスケジュールのドラマのお仕事はなかなか決まらなくて……。タイミングよく夏休み期間を縫って出演できたのがこの作品だったの。キャストやスタッフの皆さんが一丸となって撮影を進めていく過程を間近で見られて、演技の楽しさにも気づけて、もっとお芝居をやってみたいと思ったんだ。そんな大事な作品に出会えたことを記憶に残しておきたくてプリザーブドフラワーにしようとしたんだけど……乾燥の仕方が悪かったのかお花の頭だけ見事に落ちちゃって大失敗……（泣）。それも含めて私っぽくて（笑）、記憶に残っています

［ flower shop information ］

撮影に協力してくれたのは……

NUR flower

神宮前の裏路地にひっそりと佇むフラワーショップ。グレーやベージュの色みが加わったくすみカラーのお花を多くそろえる。形状の異なる花材を束ねることにこだわり、大輪のお花には、長さのある葉や実ものを合わせてリズムのあるアレンジメントに。おしゃれなカラーでつくる落ち着いた雰囲気の花束は、大人の女性に贈るのにぴったり。

＼　ラッピングはこんな感じ　／

▶NUR flower公式サイト

Profile

香音

Kanon

2001年4月20日生まれ、東京都出身。ノンノ専属モデル。『ギョギョッとサカナ★スター』（NHK Eテレ）のレギュラー出演やドラマ『アンサンブル』（NTV）でレギュラー出演、『愛人転生 ―サレ妻は死んだ後に復讐する―』（MBS）で主演するなど、多方面で活躍中。