【遠藤さくら×スズラン】乃木坂46に6期生が加入後、さくちゃんの心境に変化が。理想の先輩像を語る！「ノンノモデルが綴る花言葉」連載vol.13

ノンノモデルと季節の花、そしてその花言葉をテーマにした撮り下ろし写真。ノンノでしか見られないスペシャルな連載「ノンノモデルが綴る花言葉」。第13回は、遠藤さくら×スズラン。大きな葉に隠れるように可愛らしい花を咲かせるスズランと、控えめな佇まいながら唯一無二の可憐さで目が離せなくなるさくら。そんなスズランとさくらの暮らしをテーマに、全編フィルムで撮影を敢行！ 静かな日常のなかにある何げない瞬間を切り取ったからこそ生まれた、この上なく自然なさくちゃんの表情もお見逃しなく。インタビューでは乃木坂46に6期生が加入して起こった心境の変化についても語ってくれました！

スズランの花言葉は“謙虚”

ころんと小さな花を鈴なりに咲かせる「スズラン」。聖母マリアの花であることにちなみ「純粋」「純潔」「謙虚」などを花言葉に持ちます。幸せの象徴ともされ、フランスでは5月1日に家族や恋人、お世話になっている人に、「幸運が訪れるように」と願ってスズランを贈る習慣があるのだとか。

― “スズラン”と撮影してみていかがでしたか？

スズラン自体は知っていたけれど、手にしたのはこの撮影がはじめて。フラワーショップで見かけた記憶もなくて、お仕事でいただく花束やフラワーアレンジメントのなかにも入っていたことはないんじゃないかな。撮影中はそっと漂うみずみずしいスズランの香りにとっても癒されました。小さな鈴が連なったように見える花姿は、幸せの訪れを告げてくれるベルのようにも見えて。5月1日はスズランの日なんですね。私も来年、家族やメンバーにスズランを贈ってみようかな

― さくちゃんの思う、謙虚な人って？

謙虚と聞くと、乃木坂46とメンバーたちが自然と思い浮かびました。自分がグループに加入する前から、“控えめで謙虚、なんて優しさにあふれているグループなんだろう”と思っていましたが、今でもその印象は変わらず。先輩たちも同期も後輩もいつも低姿勢で仕事熱心。何事にもまじめに取り組む姿勢が素敵なグループの一員であることをうれしく思うと同時に、“グループやメンバーに恥じないように”といつも背筋がピンと伸びる思いです。
　あとは、どんな瞬間でも周りに感謝を忘れない人も謙虚で素敵だなって。“ありがとうございます”とか“うれしいです”をきちんと声に出して伝えるようになったのは乃木坂46に加入してから。いろいろな方とお仕事をさせていただくことが多いぶん、一つ一つの出会いに感謝し大切にしたいです

―遠藤さくらの性格を表す言葉は？

うーん……難しい。「無頓着」と「凪」ですかね。「無頓着」は私を知ってくださっている人は納得なんじゃないかな（笑）。好きなものもあまり多くないし、何かにハマるなんてことは滅多になくて。人にも物にも特に執着がない性格だからこそ、ちょっとしたことで一喜一憂しなくて楽なのかも。「凪」はメンタル的にフラットという意味で挙げてみました。母いわく、子どもの頃は毎日“この髪型はいやだ”、“この洋服はいやだ”、“幼稚園に行きたくない”ってワガママを言っていたらしいんです（笑）。魔の幼稚園時代を経て、いつしか落ち着いた性格になっていたらしくて。何があったんだろう？（笑）芸能界に身を置かせていただき、感情がブレにくい自分の性格にすごく助けられているなと感じます。もちろん、多少は乱れることもありますが、そのつどリフレッシュして自分のご機嫌を取るようにしています

― さくちゃんが今、謙虚に取り組んでいること。これから取り組んでいきたいことは？

乃木坂46での活動です。6期生がグループに加入して、最近は一緒にお仕事することも増えてきました。新メンバーの加入で自分の心境にも変化があって。5期生が加入したタイミングは先輩方もたくさんいて、“私なんてまだまだそんな。私のこと、知っているかな？”という感じだったんです。でも、6期生のなかには年齢が10歳くらい離れている子もいて、しっかりした先輩の姿を見せなきゃという気持ちがふつふつとわいてきました。後輩たちにはやっぱり“すごい先輩！”、“素敵な先輩！”って思われたいから、ダンスの練習を地道に頑張っています。私もそうだったように、後輩は先輩の背中を見ているから、いつまでも後輩気分ではいられないし、いろいろなことをより謙虚にまじめに頑張らないとなって。私の性格的に率先してグループを引っ張っていく先輩にはなれないけれど、隣にいるだけで安心してもらえる、私にとっての齋藤飛鳥さんみたいな先輩になれたらいいなと思っているところです。必要以上のことは聞かないし、無理に深く入ってこようとはしない。でも、悩んでいる時やアドバイスが欲しい時に、口数が多いわけではないけどポロっと欲しい言葉をくれる飛鳥さん。私を含めて助けられた後輩はいっぱいいるんです。いつか私もそんな先輩になれたらいいなと思っています

― 理想に対して今の自分に点数をつけるなら？

まだまだ低くて……10点？ 大目に見て20点くらいかな？ 私にとって理想の女性は、しなやかな強さを持っていて、自分の意志がちゃんとある人。それでいて大きくて深い優しさで周りを包み込むような、大人な女性にすごく憧れています。今はまだ意志を強く持てなくて弱弱な自分だけど、これからいろいろなことを経験して、おばあちゃんになるまでに100点を目指すぞ〜！

― 生まれ変わっても乃木坂46・遠藤さくらになりたい？

正直なことを言うと……一度きりでいいかもしれない。自分がアイドルになれたのは、偶然ですごくラッキーな出来事だと思っていて。生まれ変わって遠藤さくらになれたとしても、乃木坂46に入れる気がしないんですよね。実は、乃木坂46のオーディションを受けた時はまさか自分がアイドルになれるなんて考えていなくて。それまでにスカウトをされたこともなかったし、オーディションも初めて。当時の私はキラキラ輝く憧れの乃木坂46のオーディションを受ける勇気を持つだけでも、引っ込み思案の自分を変える大きな一歩になる気がしたんです。いまだに苦労することはたくさんあるけれど、好きなことだからなんでも頑張れるし、自分的には驚くほど変われたと思っています。もしアイドルじゃなかったら……子どもが大好きなので幼稚園の先生を目指していたんじゃないかな。あとは……本を読むのも大好きなので、図書館で働きたいな、と考えたこともありますね

― お花は好き？

大好きです。自分のために買うことは滅多にないけれど、お仕事でいただいたお花をお部屋に飾っています。昔からデイジーのお花に憧れがあって、花束のなかに入っているとテンションが上がります！ 記憶が定かではないけど……何かのアニメに出てきて、“可愛いな♡”と思ったのが好きになったきっかけ。最近はもっぱら、誰かにプレゼントする時にお花屋さんを訪れることが多いかな。小さい時から実家の近くのお花屋さんによく遊びに行っていたので、自然と家族の誕生日にはお花を贈る習慣があった気がします。その名残りなのか、大人になった今でもお花を贈ることが多いです。贈る人に似合いそうな色を直感で選ぶようにしていて、最近は（井上）和ちゃんのおうちにお邪魔させていただく時に、赤いガーベラを一輪買っていきましたね。和ちゃんはサプライズで手作りカレーを用意してくれていました♡

― 花にまつわる思い出を教えて！

地元・名古屋の近く、「なばなの里」で見た四季折々の花畑がすごく印象に残っています。春には桜やチューリップ、ネモフィラが、夏はアジサイにホタル、秋にはコスモスやダリア、冬にはイルミネーションが楽しめて、小さい頃から家族とのお出かけといえば「なばなの里」でした。とってもきれいなのでぜひ遊びに行ってほしいです♡ 季節の花は「なばなの里」で学んだと言っても過言ではないほど（笑）。なかでも忘れられないのが、春に一面に広がった桜並木と桜のトンネル。目の前がピンク一色ですごくきれいだったな♡

［ flower shop information ］

撮影に協力してくれたのは……

Malta

野に咲く草花やグリーンをたっぷり使った、ナチュラルなアレンジメントが魅力のフラワーショップ。東京・羽根木の風情ある邸宅の一角にアトリエ兼店舗を構える。店内をのぞくと、ヴィンテージ家具の上に切り花やドライフラワー、花器がずらり。近隣にはカフェやベーカリー、おしゃれな雑貨屋さん、少し足を延ばせば緑豊かな羽根木公園が。周辺の散策も楽しんでみて。

＼　ラッピングはこんな感じ　／

▶Malta公式サイト

Profile

遠藤さくら

2001年10月3日生まれ、愛知県出身。乃木坂46のメンバー、ノンノ専属モデル。連続テレビ小説『らんまん』（NHK）、『書店員探偵サクラ』（テレビ東京系）など、俳優としても活躍中。22歳の誕生日に発売した1st写真集『可憐』（集英社）が大ヒット。現在主演ドラマ『トラックガール2』がFODにて配信中。