就活準備の基本の「き」・就活開始と内定獲得の業界は同じ? 22卒の先輩のリアル体験談③

2022.06.07

大学2・3年生からなんとなく意識し始める就活。内定獲得までの道のりや情報収集の極意など、"就活本格化前に知っておきたいこと"を総まとめ!

PART3 就活の入り口出口調査

就活開始と内定獲得を「入り口」と「出口」に見立てて調査。当初の志望どおりに進んだ先輩も、方向転換をした先輩も、自分らしい道を見つけていました!

22卒の先輩にアンケート!

入り口と出口が一緒だった人と違った人の割合はどれくらい? 違った人には方向転換の理由も教えてもらいました!

Q1 就活を始めた頃の志望業界と就職した業界は同じ?

当初の志望どおりに進んだ人と方向転換をした人がちょうど半々という結果に! 最初から業界を絞るのも、幅広く見て路線変更するのもOKで、就活に正解はないってこと。

Q2  Q1で「NO」と答えた人はいつ方向転換した?

1位自己分析をして、より自分に合う業界を見つけた。2位インターンに参加して、自分にあまり合わないと感じた。3位業界研究をして、より自分に合う業界を見つけた。

「就活開始時の自己分析が足りず、きちんと見極められていなかった」「業務を経験すると、向き不向きが明確になる。インターンに行くことは大事」などの意見があったよ。

入り口と出口が違った

広告業界に就職

(Y・Sさん)

経済学部卒業。「学部的にも、金融業界に進んだ先輩や志望している友達が多かったので、自然と自分も金融系かなと思っていました。振り返ると、就職開始時の固定観念はもったいなかったかも」

大学3年生 5月

金融業界のインターンに参加

「経済学部の金融系授業に興味があったので、とりあえず普通銀行や信託銀行のインターンに参加。しかし、自分には堅い業務があまり合わないように感じてしまいました」



大学3年生 8月

インターンで違和感を覚え改めて自己分析

「インターンで感じた違和感の理由を突き止めるべく、自己分析をやり直して自分を深く掘り下げました。また、金融ばかり見ていたことによる遅れを取り戻すため、OB・OG訪問をしたり企業座談会に参加したりして他の業界を研究しました」



大学3年生 10月

広告・エンタメに志望業界を絞る

「自分史を作成して過去の行動や感情を思い出した結果、留学経験から、"世界中の人の人生を楽しくできるものに関わりたい"という思いが強いことを発見。世界に届けられるという点で、特にデジタルコンテンツを扱う企業にフォーカス」



大学3年生 3月

テストセンターに通いWEBテスト慣れ

「SPIと玉手箱の対策本を1冊ずつ買って1周解いた後に、解けなかった問題を復習。加えて、1日に5〜6回テストセンターでの受験予約をして、PDCA(計画→実行→評価→改善)サイクルを回しました」



大学4年生 5月

広告代理店を含む5社から内定を得て就活終了

「最後までオンライン面接のところがほとんど。目の位置や背景を気にして、印象をよくする工夫をしました。内定をもらった5社は、業務形態や福利厚生などを細かく比較して、最も自由がきく企業を選びました」

Q 方向転換をしてよかったことは?

やりがいも「好き」も両方叶えられた!

「仕事をする上で、一番重要視したのが、"やりがいと楽しさ"。まだ社会人になったばかりだけど、それを感じることができているので、方向転換してよかったです」

就活を振り返って後輩にメッセージ

「就活中の感情変化や違和感を"なんで?"と突き詰めていく作業が、軸をしっかりさせてくれるはず。直感を信じつつ、それを言語化していけたら、就活は間違いなくうまくいくと思います!」

2022年7月号掲載
Icons made from svg iconsis licensed by CC BY 4.0