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2023.10.19更新日:2024.05.17
実際に働いている人でないと分からない業界事情を知ることができると好評の連載。今回は、食品メーカーで営業として働くOGに話を聞きました。
勤務地 | 大阪府 |
仕事内容 | 「全国に展開する、大手総合スーパーの営業担当をしています。担当エリアの支店を定期的に訪問し、新商品を紹介したり、イベントの企画や特売で売り出す商品の提案をしたり……etc.。自社商品の売り上げアップを目標に、幅広い業務を行っています」 |
給料 | 【初任給】25万円 【現在】37万円 「給料は6万円の住宅手当を含めた金額です。残業時間の多い月は、手取りで30万円を超えることも。冬のボーナスは営業成績に合わせた支給額になります」 |
残業の有無 | 平均25時間/月 |
ボーナス | 夏80万円 冬75万円 |
有給休暇 | 年18日 「転居が必要な異動の時は引っ越し用の特別休暇を有休に加えて取得できます。全社的な夏季休暇はなく、有休を活用し好きな時期に休むスタイルです」 |
「ES作成は、就活対策の中でも特に力を入れました。頻出の学チカ(=学生時代に力を入れたこと)エピソードに関しては、300字・500字・700字……など、文字数を変えて数パターン作成。第一志望の食品メーカーの志望理由は、ベースになる文章を作ったうえで企業理念やその企業ならではの取り組みなどと絡めつつ微調整していました。提出前には必ず先輩や友達に客観的な意見をもらい、再度修正。知り合いがおらず、実際に食品メーカーで働いている方にESを添削してもらうことはできなかったのですが、何度も書き直したおかげで、書類選考を通過することができました!
ちなみにOB・OG訪問は2社しかしていないのですが、マストではないかな、というのが個人的な感想。社内の雰囲気を知るのには有効的だと感じましたが、それも人事部の方と会ったり、説明会の中の先輩社員との意見交換で十分感じ取れる気がします。それよりも、面接練習などに時間を費やした方が効果的だと感じました」
「男性社員に対しても育休取得を強く推進しており、上司が"取りなよ!"と背中を押している場面を見たことがあります。取得する期間は大体1〜2カ月が多いですが、中には半年の育休を取る人も。女性は復職後も時短勤務している人が多く、仕事と育児を両立しやすい企業だと思います。そういった先輩の姿を日常的に見られるおかげで、自分の将来をしっかりイメージできるところも高ポイントです。
基本的には子育てと仕事を両立しやすい環境ではあると思いますが、その一方で営業職は子供がいる・いないにかかわらず転勤の可能性がある点がネック。復職直後はさすがにありませんが、小学生のお子さんがいる女性の課長に転勤の辞令が出た時は、社内がザワつきました(汗)。私は近い将来に結婚&出産したいと考えているのですが、子育てしながらの転勤は避けたいため、いずれは営業職から内勤がメインの部署に異動したいと考えています」
「商品開発部や企画部が国内外の食のトレンドなどを調べて共有してくれるので、それらに目を通しつつ、プライベートで食事や買い物へ行った際にもアンテナを張るようにしています。レストランで食事をする際にも、客席から見える範囲でどこの商品を使っているかついチェックしてしまいがち。それが自社の商品であればもちろん嬉しいですが、だからといって他社メーカーのものを使っているから行かない!ということはありません(笑)」
「頑張ってよかった対策は自己分析。自分と向き合う時間がとれたことで、本当にやりたいことを見極めることができました。就活時は食品メーカーの採用倍率の高さを警戒し、約60社にエントリーしましたが、今振り返るとスケジュール管理も本当に大変でしたし、もう少し絞ってもよかったかなと思います(汗)。就活は体調管理が大切なので、健康を第一に、無理しないでくださいね!」