馬場ふみかの素顔にきゅん。ヘア＆メイク・中野明海さんとコラボ【馬場ふみかのふみかける】

2021年4月21日

大好評連載「馬場ふみかのふみかける」。今回は、ヘア&メイクアップアーティストの中野明海さんとコラボ！＂自分らしさ＂を追求したメイクで生まれたのは、ナチュラルなのに見たことのない馬場ふみか。

中野明海

ヘア＆メイク

名だたるアーティストや女優から絶大な支持を得る、トップヘアメイクアーティスト。その人の持つ魅力を最大限に引き出すメイクで、常にビューティ界の第一線で活躍中。先日雑誌『Sweet』の大人気連載を書籍化した『妄想JUICY FRUIT MAKE-UP SPECIAL』を上梓。見ているだけで眼福なこちらの本でもキュンとときめく数々のメイクを紹介。

ヘア＆メイクアップアーティスト中野明海さんと馬場ふみかのツーショット

―― 今回のオファーを受けて、ふみかにどんなメイクをしようと考えられましたか？

中野　すばらしいクリエイターの方々のクリエーションに気合いを入れすぎて乗り込んでも、せっかくの１カットがごちゃごちゃしちゃうなと思ったんです。だから、直球で勝負して、可愛い人のいちばん可愛いところをちょっとだけ目立たせました。

―― たしかにカメラの前に立ったふみかを見た時、どこをどうメイクしたのかはわからないけれど、すごく可愛くなっていると感じました。

中野　最初に馬場さんにお会いした時、まず可愛いなと思ったのが、少し眠たそうな目と唇だったんです。馬場さんみたいな目の人ってなかなかいなくてすごくステキな個性だと思いました。

ふみか　ありがとうございます。両親に感謝しないと（笑）。

中野　その目元を甘くふわっとした感じに作りたくて、マスカラを塗る前にまつげがちょっとだけ上がっていたら可愛いかなと思って試してみたんです。でも、上げた途端に元気いっぱいのやる気に満ちあふれたお顔になっちゃって、最初の可愛さが消えちゃったんですよね。それで、一度上げたまつげをバランスを見ながら、少しずつ下げていきました。

―― では、結局マスカラは塗らなかったということでしょうか？

中野　そうなんです。ブラウンのアイラインを引いて、オレンジとグレーのシャドウでまぶたの陰影をつけて仕上げました。

non-no 2021年６月号掲載『馬場ふみかのふみかける』馬場ふみかがヘア＆メイクアップアーティストの中野明海さんとコラボ！

―― もうひとつのふみかの可愛いポイントに挙げられた唇のメイクでこだわったのは？

中野　それが、グロスをちょっと塗ってみたら、また失敗したんですよね（笑）もう十分唇が主張していたのに、「しまった、余計なことをした！」って（笑）。それで、すごく抜いて抜いて、でもそのぶんベースの立体感とプルンと感を出すのにいろんなものを足して作らせてもらいました。

ふみか　もともと自分の顔が＂赤ちゃん顔＂な自覚はあったけど、ふだん撮影する時ってどうしてもちょっと大人っぽいメイクをしてもらうことが多いから、ここまでそもそもの顔を強調したメイクってあんまりしたことがなかったんです。だから、すごく新鮮で「私ってこういう顔してるんだ！」って再認識できました。

―― 中野さんのアイデアがつまった＂キャッチライトレンズ＂「OvE」（オヴィ）をつけたことで、自然とキラキラ輝いていた瞳もすごく印象的でした。

中野　今日は雨が降っていて少し暗かったので、目に光がいっぱい入って見えるようにつけてもらったんです。

ふみか　カラーコンタクトレンズって、つけると一気に目の表情がなくなるイメージがあったんですけど、こんなふうにやわらかく目を輝かせてくれるカラコンもあるんだなって思いました。今日の撮影はいろいろな発見ができて、すごく楽しかったです。ありがとうございました！

▶【馬場ふみかのふみかける】記事まとめ

2021年６月号掲載

Profile

馬場ふみか

女優・モデル

1995年６月21日生まれ。新潟県出身。2014年から雑誌（ファッション誌）『non-no』の専属モデルを務める。2015年『仮面ライダードライブ』敵女幹部・メディックを演じて話題に。『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』3rd Season（2017年）などの出演を経て『深夜のダメ恋図鑑』（2018年）、『3Bの恋人』（2021年）で主演を務めるなど、女優としても躍進中。

モデル／馬場ふみか　撮影／横浪修　ヘア＆メイク／中野明海　取材・原文／吉川由希子　web構成／轟木愛美　web編成／吉川樹生