【SPY×FAMILY】アーニャ役・種﨑敦美さんにインタビュー！特に好きなシーンは？

2022年11月28日

今月はアーニャ役・種﨑敦美さんにクローズアップ！

第２クールも絶好調のアニメ『SPY×FAMILY』。愛らしさたっぷりの動きと声でその人気を盛り上げているアーニャ役の種﨑敦美さんが登場！種﨑さん自身もアーニャにメロメロの様子♡

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オーディションではヨルさん役も受けていました

アニメ『SPY×FAMILY』の声優オーディションは声を録音したテープを送るというものでした。実は、私はヨルさん役でオーディションを受けることになっていたんです。でも、どうしてもアーニャ役も受けたくて、事務所のスタッフさんに相談してアーニャとヨルさんの両方でテープを送らせていただくことに。

実をいえば、オーディションを受ける前から＂ヨルさんは早見沙織さんだな！＂って思っていたんです。なので、ヨルさんが早見さんに決まったと聞いた時は＂でしょうね！＂と大納得でした！殺し屋だけどふわふわした品のある雰囲気が、早見さんの声に本当にピッタリ。ロイド役の江口拓也さんは、低い落ち着いた声が合っているのはもちろんですが、個人的にギャグシーンでのツッコミのテンポ感がすごく好きです。

アーニャのセリフに対して、江口さん演じるロイドがどんなふうにツッコんでくれるのかをいつも楽しみにしながらアフレコをしています。アフレコ現場は第１クールの頃から変わらずに穏やかな雰囲気。作品についての話をすることが多いのですが、最近は江口さんが「ちっちゃいコに＂ちちですか？＂って話しかけられたんですよ」と、うれしそうに話されていたのが印象的です（笑）。

アーニャはいとおしくてたまらない存在

私が原作マンガを読んだのは、コミックス２巻が出たくらいのタイミングでした。事務所のスタッフさんに「種ちゃん、このマンガおもしろいよ。絶対アニメ化されると思う！」とオススメしてもらったのがキッカケでした。

読んでみたらムダのないテンポで描かれるストーリーにどんどんハマっていったんです。そして、何よりもアーニャが本当に魅力的で！今では「アーニャが笑っていたらそれだけで幸せ」と思えるぐらいいとおしい存在です。特に好きなのは、イーデン校の入学試験の日に父に「アーニャ、はなくそほじりたい」と言うところ（笑）。＂このコにこのセリフを言わせるのか！＂と衝撃を受けたし、心をわしづかみにされました。その後にロイドが「絶対ダメ！」と言うまでの流れも完璧で最高だなと思います。アーニャの子どもらしすぎるセリフが私は好きです。

本当に可愛らしいアーニャですが、アフレコする時は可愛くしすぎない、おもしろくしすぎないということを大事にしています。狙いすぎてしまうと、見ている方もサーッと気持ちが冷めていく気がして。それは作品の１ファンとして違うと思うので、アフレコ中は＂こういう言い方をしよう＂とは考えすぎないようにしています。

たくさんの温かい言葉に気持ちが引き締まります

この作品がたくさんの人に愛されていることは、いろんな場面で感じています。所属事務所でまだ話したことのなかったスタッフさんがUNIQLOとコラボしたアーニャのTシャツを着ていらっしゃって「買っちゃった……！」って言われた時は、めちゃくちゃキュンとしました（笑）。

あとはお仕事のいろんな現場で感想の言葉をもらうこともすごく多いです。特に多いのが「うちの子どもも好きです」や「家族みんなで見てます！」と、その方だけではなく皆さんで楽しんでいただいているのが伝わる言葉。＂これは頑張らねば！＂と気持ちがシャキッとします。

たくさんの人に愛されている魅力の一つに＂ギャップ＂があるのかなと思うんです。アーニャは言わずもがななのですが、スパイのちち・ロイド、殺し屋のはは・ヨルさん、あと新たに家族に加わった犬のボンドも。能力的にはみんなかなりできる人であるはずなのに、そこはかとなく全員もれなくポンコツだったりして（笑）。

物語も＂子どもが泣かない平和な世界を作る＂というしっかりとした目的がありながら、ギャグ要素もたくさん盛り込まれている。そのギャップに見てくださる方はもちろん、私もどんどんハマっていくんだと思います。

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