今回は私のおすすめ本、『発注いただきました!』を紹介していきたいと思います。
エンタメ部
No.003 まき
ミスディオールとのタイアップ小説、原稿用紙5枚で⁈ー『発注いただきました!』朝井リョウ
2022.07.11
こんにちは!
今回は私のおすすめ本、『発注いただきました!』を紹介していきたいと思います。
今回は私のおすすめ本、『発注いただきました!』を紹介していきたいと思います。

この本の帯にあったキャッチコピーは、「これが本当のお仕事小説だ!」。
というのも、実はこの本、
というのも、実はこの本、
「朝井リョウさんが企業とのタイアップで書き下ろした小説、エッセイだけを集めた本」
なんです!
では、推しポイントを語っていきます~♪
では、推しポイントを語っていきます~♪
①無理難題続出⁈なタイアップ企画たち
タイアップした小説って具体的にどんなもの?ってなりますよね。
例えば、
例えば、
・「ミスディオール」とのタイアップ企画。「女性と香り」にまつわる小説を、800字から2000字程度で。
・aikoの楽曲を題材とした短編小説。
・森永ミルクキャラメルのパッケージに載る小説。247文字×3話分で、3箱そろえば一つの物語になるもの。
・aikoの楽曲を題材とした短編小説。
・森永ミルクキャラメルのパッケージに載る小説。247文字×3話分で、3箱そろえば一つの物語になるもの。
などなど。他にもたくさんあります!
雑誌の記事で一緒に載ったり、パッケージになったりするものは分量が短いですよね。
テーマも、香水、アーティストの曲、お菓子、と決まってきます。
こんなに制限がある小説を書けるってすごいなあ、とびっくりしました…!
雑誌の記事で一緒に載ったり、パッケージになったりするものは分量が短いですよね。
テーマも、香水、アーティストの曲、お菓子、と決まってきます。
こんなに制限がある小説を書けるってすごいなあ、とびっくりしました…!
②朝井リョウさんの文章が面白い!
この本の構造は、企画一つにつき、
①どのような発注(テーマや枚数)なのか
②作品
③発注にどう答えたのかを解説
という流れになっています。
そして、③の解説がとにかく面白いんです。
読み返してみた感想や執筆の裏側が書いてあるのですが、こらえていても笑っちゃいます。
感想はネタバレになってしまうので、ネタバレを含まない「はじめに」という章を紹介すると…
①どのような発注(テーマや枚数)なのか
②作品
③発注にどう答えたのかを解説
という流れになっています。
そして、③の解説がとにかく面白いんです。
読み返してみた感想や執筆の裏側が書いてあるのですが、こらえていても笑っちゃいます。
感想はネタバレになってしまうので、ネタバレを含まない「はじめに」という章を紹介すると…
自分も、企業とのタイアップや他の作品とコラボして書いた文章を根こそぎ集めれば、一冊分になるのではないか……⁉それを実現するのは、デビュー十周年のタイミングしかないのではないか……⁉
後ろ暗い思考を駆け抜けていったがめつい座流星群は、その後も輝きを失わず、私の頭の中でちかちか光り続けた。その結果完成したのが、この本でございます。
後ろ暗い思考を駆け抜けていったがめつい座流星群は、その後も輝きを失わず、私の頭の中でちかちか光り続けた。その結果完成したのが、この本でございます。
この本を買ったとき、待ちきれなくて電車で読み始めたのですが、この文章で見事に吹き出してしまいました。
電車で読むのはダメ、絶対。
電車で読むのはダメ、絶対。
③作家先生がどのように小説を考えているのか分かる!
吹き出してしまうようなおもしろ口調でかいてある解説ですが、
同時にこんなことを考えて執筆なさっているんだ、ということもわかります。
掲載されている小説はどれも短く、さくさくと読みやすいもの。読みやすいうえに、構想の舞台裏も知れるのは、本好きにとってありがたいです♪
同時にこんなことを考えて執筆なさっているんだ、ということもわかります。
掲載されている小説はどれも短く、さくさくと読みやすいもの。読みやすいうえに、構想の舞台裏も知れるのは、本好きにとってありがたいです♪
いかがでしたか?
朝井リョウさんの「本当のお仕事小説」、『発注いただきました!』。
目次を見れば、タイアップ先には身近なあの企業がずらり。
気になるものから読んでみる、というのもおすすめです。
そして!最後には、デビュー十周年記念の短編も載っているんです。
朝井先生いわく、
自分から書き始める小説と、何かとのタイアップで書く小説は毛色が全く違うのだとか。
そのようなことも含めて、「朝井リョウ作品」を隅々まで楽しめました!
みなさんもぜひ読んでみてください♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
朝井リョウさんの「本当のお仕事小説」、『発注いただきました!』。
目次を見れば、タイアップ先には身近なあの企業がずらり。
気になるものから読んでみる、というのもおすすめです。
そして!最後には、デビュー十周年記念の短編も載っているんです。
朝井先生いわく、
自分から書き始める小説と、何かとのタイアップで書く小説は毛色が全く違うのだとか。
そのようなことも含めて、「朝井リョウ作品」を隅々まで楽しめました!
みなさんもぜひ読んでみてください♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!