最近、久しぶりにドラマを観てたんですよ。『日曜の夜ぐらいは…』。派手さはないけど良いドラマだったんですよ。
その主題歌だったこの曲、メロも歌詞もとても良くて。いわゆる応援歌ではあるんですが、"頑張れよお前!!"的なエンパワーメント満載系とは真逆で見事に寄り添い系。ドラマの脚本に忠実、てのはあるんでしょうが、この歌の主人公もかなり弱い。少し危ういくらい。でも"なんとかなる"という意味の「ケセラセラ」を呪文のように唱えて、「何のせい?誰のせい?」という犯人探しする世間や自分の声を一旦リセットして、とりあえず今日を生き抜くことだけを考える。
「勝てなくたっていい 負けない強さを持ちたい」良い歌詞ですね〜。この競争社会の中、こんなこと言ったら"はあ?"てされそうな内容を堂々と歌うミセスの皆さん。逆に強さすら感じます。
勝つことにこだわらず、とりあえず今日を乗り切る強さ。そして自分を愛してご褒美をあげる。大切なことですよね。