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【友野一希選手独占インタビュー】「僕は諦めたことがない」努力と覚悟の先に切り拓いた新しいステージ。輝きを放ったシーズンを振り返る【フィギュアスケート男子】
“ベテランと言われる年齢になったけど、今スケートがとても楽しい”。そう話すのは、今シーズン極上の演技で自己ベストを何度も更新し、メダル争いに食い込む選手へと成長を遂げた友野一希選手。
権威ある四大陸選手権で初のメダルを獲得し、世界選手権でも存在感を見せつけ勢いに乗る彼に独占インタビューを敢行。
アイスショーを終え、大阪に戻られたばかりの4月。拠点の浪速アイススケート場にお邪魔して貴重なお話を伺った。
友野一希の「トモノのモノ語り。」
友野一希連載【 #トモノのモノ語り。】vol.2「買い物の鉄板コースとLAでのミーシャとの振付」<フィギュアスケート男子>
2022.06.27 更新日:2023.12.22
vol.2 服が好きになるセレクトショップと、梅田の鉄板コース
こんにちは、フィギュアスケーターの友野一希です。
僕の好きなことや、お気に入りのアイテムについて紹介する連載、第2回目です。
僕は洋服が大好きで、よく友達を好きなお店に連れて行くんです。
以前のインタビューではおすすめの古着屋さんを紹介したので、今回は「いきなり古着はちょっとハードルが……」という人のために、誰でも入りやすい一押しのセレクトショップの話を。
行く人みんなおしゃれになれる 「ロフトマン」
僕がよく通っているのが、大阪・梅田にある「ロフトマン」。
関西にたくさん店舗があって、最近は東京にも進出してるので行きやすいと思います。お店ごとに色が違うし、メンズ、レディースともに豊富で、いつ行っても楽しめるショップ。
国内ブランドがめっちゃ豊富で、「ニードルズ(Needles)」とか、今アツいブランドは一通り扱ってるから、行ったらもう絶対おしゃれになれる! シンプルなシャツ1枚とってもいいものが揃ってるし、「ちょっといい服が欲しいな」って思ったらとりあえずここに行っとけば間違いないはず。
vol.1で紹介した「ユッタ ニューマン(Jutta Neumann)」もこのお店でチェックしたものだし、僕のワードローブはここで買ったものばかり。
お値段もお手頃なものからちょっと高価なものまで幅広いラインナップで、お店も入りやすい雰囲気。服好きな店員さんとのおしゃべりも毎回楽しいし、お店を出る頃にはきっと服が大好きになってるんちゃうかな。
a「ニューバランス(New Balance)」の 992
b「ブランドストーン(Blundstone)」のブーツ
c「ポータークラシック(PORTER CLASSIC)」のフリースジャケット
d「ニードルズ(Needles)」のパンツ
カズキトモノ的梅田の過ごし方。
ここを訪れるのはだいたい、近くにある「小杉スケート」というスケートショップで靴のブレード(刃)を研磨してもらっている待ち時間。
スケート靴を預けたら、まず「ロフトマン」に行って、すぐ近くのセカスト(セカンドストリート)を覗いて、時間があれば中崎町まで足を延ばして古着を見て。
戻ってくる頃にはちょうど研磨が終わってるので、靴を受け取ったらそのまま梅田の「大東洋」っていうサウナに行って、“ととのって”帰るのが僕の鉄板コース。
すきま時間をうまく利用して、好きなことを楽しむのが僕のスタイルです。
お腹が減ってる時は、「小杉スケート」の3軒隣にある昔ながらのカレー屋さん「ケーツーカレーハウス」に行ったり、「龍の巣」で焼肉を食べたり。ちなみにここは焼肉店やけど、かすうどんがめっちゃうまいんで、行かれる際は、ぜひ〆までお腹をあけておいてください!
LAで迎えた誕生日と、ミーシャとの再会
先月の海外での練習期間中、LAで24歳の誕生日を迎えました。
僕の誕生日5月15日は、毎年ちょうどアメリカで振付をする時期。コロナ禍でここ2年ほどは日本で過ごしていたので、アメリカで迎えるのは久しぶり!
現地では振付をお願いしているミーシャ(・ジー)はもちろん、いろいろな人にいっぱいお祝いしてもらって。何より日本時間とアメリカ時間の2回祝ってもらえるので得した気分でした(笑)。
ミーシャとは2年半ぶりの再会。本当にようやく会えた!って感じです。
今回は時間に余裕があったので、お互いのスケート観やこれからどんなスケートをしていきたいのかとか、とにかく深い話をたくさんしました。
コーチと生徒としてというよりも、一人の人間としてじっくりと対話ができたことで、ますます絆が深まったと思います。
アメリカで一人時間を満喫!
今回は初めての一人アメリカ旅。空いた時間でアメリカを満喫しました。
練習が終わった後は、レンタカーで大好きなクラシックロックを流しながら海までドライブ。大好きな曲たちが生まれた風景の中で聴くのはまた格別で、「こんなキレイな景色見てたらそりゃいい音楽が生まれるよな~!」って余韻に浸ったり。
フリーウェイを走るのも気持ちよかったですね。それこそLAあるあるの映画『ラ・ラ・ランド』みたいな大渋滞に巻き込まれることもありましたけど。
アメリカで運転するの怖くない?と聞かれましたが、普段阪神高速環状線とかを運転してるのに比べたら、怖いものなんてないです(笑)。
あとは練習していたダンススタジオがヴィンテージショップのたくさん立ち並ぶエリアにあったこともあり、本場での古着屋巡りも大充実。
日本の古着屋さんは海外のいいものを選りすぐって買い付けていることもあって、質は日本の方がよかったりしますが、やっぱりアメリカの品揃えは圧倒的でそりゃもうすごかったです。
今回は有名な「Mister Freedom」で、お店の名前が入ったオリジナルTシャツをGET。めっちゃいい感じで、この夏大活躍しそうです!
語り/友野一希 企画・構成/轟木愛美
【Next】トモノのモノ語り。
次回は連載スタート記念として、スペシャル回を予定!
古き良き街での私服ファッションシュートをお届けするほか、来シーズンへの意気込みをたっぷり公開予定。お見逃しなく!
友野一希さん出演 アイスショー情報
◆Dreams on Ice 2022
2022年7月1日(金)~3日(日)@KOSÉ新横浜スケートセンター
◆プリンスアイスワールド2022-2023 東京公演「Brand New StoryⅢ」~Our Compass~
7月15日(金)~18日(月・祝)@ダイドードリンコアイスアリーナ
◆THE ICE(ザ・アイス)
・7月23日(土)、24日(日)@愛・地球博記念公園アイススケート場
・7月26日(火)~28日(木) @MGC三菱ガス化学アイスアリーナ
・7月30日(土)、31日(日) @丸善インテックアリーナ大阪
チケット情報などは各公式サイトでcheck!
Profile
フィギュアスケート選手 |
1998年5月15日生まれ、大阪府堺市出身。セントラルスポーツ所属。
趣味は古着屋巡り、サウナ。
“浪速のエンターテイナー”の異名をもつ、表現力豊かな唯一無二のスケーター。
層の厚い日本男子の中で、地道に積み重ねてきた努力が今シーズン開花。四大陸選手権2位、世界選手権では世界歴代6位の記録でショート3位につける大躍進を遂げ、今後ますますの活躍が期待される選手。
▶詳しいプロフィール&これまでの活躍はこちら
Interview
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【友野一希選手インタビュー】最近のファッション事情から、ハマっていること、 私服コーデも公開!【フィギュアスケート男子】
趣味は古着屋さん巡りや革靴を愛でること。フィギュアスケート界きってのファッショニスタで知られる友野選手の最近のお買い物事情からファッションのこだわり、さらには最近ハマっていることについてたっぷり聞いてみました! こだわりの詰まった私服コーデも公開!
Kazuki Tomono 友野一希
フィギュアスケーター
1998年5月15日生まれ、大阪府堺市出身。
2026年のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックを目指す男子シングル日本代表。感情をスケートにのせ、観客の心まで躍らせるHappyな演技で世界を熱狂させる愛されスケーター。
古着、サウナ、インテリアショップ巡りなど多彩な趣味をもつ26歳。実直な人柄、好きなことに対する探究心など、近年は競技以外で見せる魅力にも注目が集まる。
表現の名手であり、オフシーズンはアイスショーに引っ張りだこ。各ショーの特性に合わせた多彩なパフォーマンスでエンターテイナーぶりを発揮している。
新シーズンは「競技者としてより高みへ」をテーマに練習に励む日々。今季のフリープログラムは『Butterfly』。さなぎが蝶へと変化するように、彼もまた、圧倒的変化を求め日々成長中。その美しき進化に出会える日はもうすぐそこだ。
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